ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
中央値: 76 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 16.78 (難易度) 1.51 mk2レビュー数 74ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 1pt | 2pt | 1pt |
53pt
GOOD!
キャラクターは魅力的
ただし個性重視のためステロタイプなのも多く人によって不快に感じるキャラもいるでしょう
デザインも個性的、悪くいえば癖のある絵ですが脚本の魅力、キャラの個性付けもあってこの原画家さんのファンになる人もいそう
推理は基本ヌルめな難易度ですがそれを逆手に取ったかのような単純にみえてミスリードを誘う展開も多いです
仲間とともにコロシアイと推理をしながら少しずつ解き明かされていくストーリー展開にキャラの魅力も相まって熱中度は高い
一度見たムービーやサウンドなどをゲーム中のモノクマメダルという通貨で開放していくギャラリーの充実さ
BAD/REQUEST
某裁判モノゲームのように事件の鍵となる要素を集める探索パートと
事件の真相を突き止める推理パートにわかれていますがそのどちらも残念な出来
探偵パートはさながらRPGやFPSのような3D空間をマップをみつつ移動させされます
この3D空間の移動がある分、この手のゲームの中では取り分け面倒臭い
メニューからワープポイントへのショートカットが存在しますが一々メニューを開かなければなりませんししかもワープできる場所も限定的
なら最初からコマンド式でいいじゃん、といいたくなります
探索(推理材料集め)は一枚絵のような背景絵の中から調べたいところをマウスのポインティングの要領でクリックしつつ探していくのですがコマンドでない分探す手間も多いです
あるキャラと仲良くなることで調べることのできる場所を明示化するスキルを取得できますがこれを取得していなかったらほんと面倒臭い
ただまだ調べる場所(推理の鍵となる材料)がある場所から移動しようとすると「まだ調べたいことがある」のような警告文が表示され離れられないようになっているのでその点は親切設計です
背景は3Dで描写されるため、マップの移動のテンポが悪く感じられます
部屋に入るとその部屋のオブジェクトが表示されるまで何もできません
推理パートはよくある手持ちのカードから話のムジュンを指摘するものだけでなく穴食い虫ゲームやリズムゲームのようなミニゲームの複合体となっています
息抜き的なリズムゲームの是非はおいといてムジュンを指摘する場合はタイトルの通りムジュンしているコトバにムジュンを指摘する材料を弾として込めて狙って撃つという奇想天外っぷり
狙いがブレたり的(ムジュンしたコトバ)の壁になるようなお邪魔要素があったりこれって必要なの?といいたくなります
なんでも個性を出せばいいってもんでもないでしょう
推理の難易度はよく指摘されているようにかなりヌルめです
ヒントは多いかつ直球なのでそうそう詰まることはないでしょう
逆に謎解き・推理を購入のメインとお考えならばはっきりとお勧めはできません
またミステリーものをお望みの場合もまた然りです
なぜなら謎・伏線などで最後までグイグイと引き込まれる展開なれど回収はされないからです
そしてオチにはなんの意外性もありません
COMMENT
探索・推理パートに問題はあれど途中までは非常に面白いゲームです
最初はちょっとウザッ!と嫌悪感を示したキャラも転じて魅力的に感じるほど惹きこまれるものが脚本とデザインにはあります
が途中までは意外性な展開のオンパレードだったストーリーがオチは非常につまらないものだったのが残念
下ネタや2chウケを狙ったようなネタが多すぎるのも頂けなかったです
何事も適度が大事
特に黒幕とモノクマにはそのエッセンスが濃縮されすぎてます
終わって感じたことはこのゲームの魅力はキャラクター(と回収する気のない引っ張り込むだけ引っ張り込む伏線)
これに尽きます
暗黒面のドラえもんに魅力を感じた方なら読み物として楽しめるかと思います
ただし推理・ミステリーものをお望みではない方、コメディやパロディ、ちょっとした謎解き感を味わいたい方向けです
9割ほど進めたところまでの評価を10点満点中8点としてそこからEDまでが6点のゲームです
Amazonレビュー
レビュー者: FGM レビュー日: 2010-11-30逆転裁判の矛盾を指摘するシステムを、ペルソナっぽいライトでクールなデザインのデコレーションで飾ったゲームだと・・・。
しかし、本編をプレイすると一目で分かります。
このゲームが持つ、世界観とシステムは上の二つとはまったく違うことが・・・。
まず、世界観。
これが、良い意味でぶっ飛んでるw。
超高校生級の才能を持つ、見た目的にも言動的にもインパクト大の15人。
キャラ付けが素晴らしく、個性的なキャラクター達に感情移入もし易く、すぐに物語に没頭できます。
そして、このゲームの魅力の一つ。
マスコットキャラとしては申し分ない、裏の主役 モノクマである。
ドラえもんの声といったら、やっぱりこの人!と言われる大山のぶ代さんが声優を務め、
愛くるしい外見からは想像つかないドSな言動とおっさんくさい下ネタの連発は、記憶に強烈に刻まれること間違いなし!
(よもや、大山のぶ代さんの声で、○○○や○○○なんて言葉聞けるとは思いませんでしたww)
それとグラフィックには特に力が入っています。
3Dの空間に2Dのキャラという2.5Dグラフィックは、全編あらゆるシーンインパクトを与え、
シュールとグロが入り混じる”おしおき”シーンは、強烈な見た目に圧巻されます。
あと、部屋に入った時に飛び出す絵本のように出てくる背景や、キャラを調べると飛び跳ねたりするなど、
所々の演出に、製作者の光るセンスを感じました。
そして、このゲームのタイトルにもなっている”ダンガンロンパ”。
学級裁判という舞台で巻き起こる、殺人を犯した犯人「クロ」と残りのメンバー達との息詰まる心理戦。
矛盾を突いて犯人を指摘するというのは逆転裁判ですが、このゲームはそれに時間制限とシューティング要素をプラスしています。
簡単に言えば、限られた時間の中で矛盾したセリフに証拠という弾丸を標準を合わせて撃ち抜くという感じです。
セリフには様々なパターンがあり、それに合わせて対処を変えなくてはならないので、終始緊張感が途切れません。
また、重要なキーワードを浮遊する文字の中から撃ち抜いて完成させる閃きアナグラムや、
話を聞かない相手に数多くの弾丸をリズム感覚で撃ちまくって屈服させるマシンガントークバトル、
事件の全容を分かりやすく解説し、尚且つ漫画の穴を埋める過程でプレイヤーも事件の整理が出来るクライマックス推理。
どのシステムも物語にピッタリマッチして、ミニゲーム感覚でも遊べるので、マンネリはほぼ感じませんでした。
ひさしぶりに、夢中になりすぎてあっという間にクリアしてしまったゲームでした。
逆転裁判ファンやペルソナ3・4の尖ったセンスが好きな人には、是非おすすめしたい一本です。
BGMも非常に出来が良く、物語をうまく盛り上げてくれます。
おしおきシーンのちょっとしたグロやネット用語などが所々あるので、苦手の人は要注意!
製作者のセンスが、最高の形で発揮された素晴らしい完成度の作品なので、
すこしでも興味を持ったらプレイしてみて下さい!
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GOOD!
【熱中度】 【満足感】
まず、このゲームの最大の売りは「ストーリー」です。
・学園から脱出するためには仲間一人を殺さなくてはいけない。
・なおかつ、自分がクロ(犯人)だとばれたら処刑。
・シロ(無実)はクロを当てないと全員処刑。
このルールを大前提として、次々と展開するストーリーがすばらしかったです。
いわば、「容疑者と被害者が全員メインキャラの推理小説、漫画」といったところでしょうか。次に誰が殺されるのか、誰が殺人を犯すのか、はたまた別の道を探し出すのか、と展開がどうなるのかまったく予想できずにハラハラドキドキしっぱなしでした。キャラクターが皆個性的で素晴らしかったのも良かったです。
「黒幕」がだれなのか、黒幕が15人を学園に閉じ込めた理由はなんなのか、という最大の謎もあるので息つく暇がありません。
また、裁判パートはフルボイスなのですが、裁判パートはどの章も長くてボリュームがたっぷりです。誰がクロで、誰が処刑されるのか、という緊張感を存分に味わえます。
ストーリーは完全に一本道なのですが、これは一見短所み見えますがその分話を濃密にできた要因だと思います。どんどん分岐して薄くなるのではなく、本当に濃いひとつの物語が楽しめました。
熱中度は間違いなく「5」です。
そしてすべての謎が解けたときの爽快感、それにたどり着くまでに得た過程の膨大さで満足感も「5」です。
【オリジナリティー】
逆転裁判、御神楽少女探偵団風のシステムですが、裁判シーンではシューティング、音ゲーの要素を取り込んでいて新鮮でした。学園パートではお気に入りのキャラの高感度を上げたりする楽しみもあります。
学園パートではフルボイスではありませんが、せりふごとに一言だけしゃべります。これが非常にいい味をだしていて、ただテキストを読むゲームと違ってだれることなく進めることができました。
【サウンド】
ゲームの雰囲気に合った、良い曲がたくさんありました。聞いてて飽きがこないくらいの量と質だと思います。
【快適さ】
システムが非常に親切です。チュートリアルはしっかりしていますし、裁判でミスをしてもいちいちセーブ前に戻る必要がなくリトライ可能なのでいらいらすることはありませんでした。メディアインストールすることで読み込み音もすくなくなりとても快適です。よって「5」をつけました。
【グラフィック】
PSPのゲームはスペックの原因もあるのですがどうしてもグラフィックの質には妥協しないといけないことが多いのですが、このゲームは2Dと3Dをあわせた独特の構成をしていて非常にきれいでした。コミカルな表現もゲームの世界観にあっていてすばらしい。ムービーもきれいです。血の表現がグロさを抑えるために赤ではなくパステルピンクにしたのも世界観にあっていて正解だったと思います。よって「5」としました。
BAD/REQUEST
GOODの項目に「このゲームの売りはストーリー」、と書いたように難解なトリックを使った殺人事件や難解な謎解きがあるゲームではありません。
裁判パートでは仲間のキャラがほぼ答えに近いヒントを出してくれるのでどう答えればいいか、どの矛盾を指摘すればいいか、というのがわかりやすいです。また、犯人も章によってはすぐわかることもあります。
また、ストーリーは完全に一本道で、周回向けではありません。(ですがもう同じ展開でも耐えうるくらいよく出来たストーリーなのですが、それはひとによりけりかと思いますので基本的に周回向けでは無いと思いBADの項目にも書きました。)
結末は、賛否両論あると思います。完結したとみなすか、中途半端だとみなすかは、人に寄る、そんな終わり方だと思いました。
COMMENT
PSP-3000使用
本当に素晴らしいゲームでした。名作ADVとして、PSPの名作としても名前が残っていい作品です。
大体クリアまで20?25時間くらい、寝る間も惜しんで一気にクリアしてしまいました。
良いアドベンチャーゲームがやりたいと思ってる人には絶対お勧めです。
続編は難しいとも、逆に作りやすいともいえる終わり方なのでなんとも言えませんが是非作って欲しいと思いました。スピンオフ的な作品でもこのキャラクター達なら十分出来るんじゃないかと思います。