ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
中央値: 76 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 16.78 (難易度) 1.51 mk2レビュー数 74ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
79pt
GOOD!
要素のひとつひとつだけを取ってみればありがちな要素が決して少なくない。
特異に見える設定も『バトル・ロワイヤル』とか『そして誰もいなくなった』とか、有名どころに類例はある訳で。
でも、読了して振り返ってみると今までにないオリジナリティが感じられる。
具体的にはこのゲーム独特の雰囲気があり、それがゲーム全体に大いにプラスになってる。
組み合わせ次第で「新しさ」を作り出すってのは大いに可能なことなんだなあと実感。
キャラクターもそうで、アイデアだけで既に勝利してるようなインパクトのあるキャラもいるけど、
なにしろ多数の生徒がいるのでいわゆるテンプレ的でベタなキャラクターも結構いる。
でも分かりやすい肩書き、テキストの出来、作品の独特な雰囲気が相まって、
あれだけの人数が序盤から一度に出てきても苦じゃなく、一人一人に思い入れが残った。
学級裁判パートがフルボイスで、更にそれがゲーム性とマッチしていることも是非評価したい。
音楽も良くて、特にノンストップ議論の際に流れる音楽は気に入った。
不満は学級裁判の一般会話パートの音楽がもうちょい盛り上がればなっていうくらい。
クリア後のギャラリー機能もグッジョブ。
BAD/REQUEST
推理ゲームとしてはちょっと甘すぎる。
あれだけヒント与えられたら、推理物に慣れてなくてもかなりぬるいんじゃないかと思う。
トリックについても、特に序盤?中盤はありがちで先が読めてしまう展開が多かった。
捜査の時点で事件のおおまかな見当がついてしまうってのはやはりいただけない。
シナリオ面ではもうひとつ、主人公のちょっと頼りない部分が強すぎる感が否めない。
せめて推理部分ではもうちょい活躍してもいいんじゃないだろうか。
学級裁判パートのアクションはメインであるにも関わらず、全体に改良の余地が大きく思える。
推理面における難易度の点を無視しても、とってつけた感が否めない。
つまらないとは言わないけど、閃きアナグラムだけは流石にちょっとなあと萎えた。
何と言うか、あそこだけ幼児レベルに落とされた気になるというか・・・
せっかくの広い校内を活かしきれてないっていうのも気になる。
ワープ機能もあるからインターフェース面では問題ないんだけど、
もうちょい事件以外にも場所に合った色々なことが存在してもいいんじゃないかと。
COMMENT
ハードはPSP-3000です。
推理物は好きですし、元々高評価は聞き及んでいましたので廉価版をプレイしました。
とにかく基本アドベンチャーゲームなので、結局は何より先が気になったってのが長所です。
クローズド・サークルっていうのは定番だけどやっぱり緊張感があって面白い。
いつしか好きなキャラに「この子だけはおしおきしないで」と願っている自分がいました。
パロディ・スラング・エロネタ、ダークなおしおきシーンもありますので決して万人向けではないですが、
これらにさほど抵抗が無い人であれば是非やっておくべき作品かと。
ゲーム性には推理物としてもアクション物としてもいくらか明らかな難が指摘できますが、
光るものを持っていますからシリーズを重ねてその弱点を克服することを強く期待します。
Amazonレビュー
レビュー者: FGM レビュー日: 2010-11-30逆転裁判の矛盾を指摘するシステムを、ペルソナっぽいライトでクールなデザインのデコレーションで飾ったゲームだと・・・。
しかし、本編をプレイすると一目で分かります。
このゲームが持つ、世界観とシステムは上の二つとはまったく違うことが・・・。
まず、世界観。
これが、良い意味でぶっ飛んでるw。
超高校生級の才能を持つ、見た目的にも言動的にもインパクト大の15人。
キャラ付けが素晴らしく、個性的なキャラクター達に感情移入もし易く、すぐに物語に没頭できます。
そして、このゲームの魅力の一つ。
マスコットキャラとしては申し分ない、裏の主役 モノクマである。
ドラえもんの声といったら、やっぱりこの人!と言われる大山のぶ代さんが声優を務め、
愛くるしい外見からは想像つかないドSな言動とおっさんくさい下ネタの連発は、記憶に強烈に刻まれること間違いなし!
(よもや、大山のぶ代さんの声で、○○○や○○○なんて言葉聞けるとは思いませんでしたww)
それとグラフィックには特に力が入っています。
3Dの空間に2Dのキャラという2.5Dグラフィックは、全編あらゆるシーンインパクトを与え、
シュールとグロが入り混じる”おしおき”シーンは、強烈な見た目に圧巻されます。
あと、部屋に入った時に飛び出す絵本のように出てくる背景や、キャラを調べると飛び跳ねたりするなど、
所々の演出に、製作者の光るセンスを感じました。
そして、このゲームのタイトルにもなっている”ダンガンロンパ”。
学級裁判という舞台で巻き起こる、殺人を犯した犯人「クロ」と残りのメンバー達との息詰まる心理戦。
矛盾を突いて犯人を指摘するというのは逆転裁判ですが、このゲームはそれに時間制限とシューティング要素をプラスしています。
簡単に言えば、限られた時間の中で矛盾したセリフに証拠という弾丸を標準を合わせて撃ち抜くという感じです。
セリフには様々なパターンがあり、それに合わせて対処を変えなくてはならないので、終始緊張感が途切れません。
また、重要なキーワードを浮遊する文字の中から撃ち抜いて完成させる閃きアナグラムや、
話を聞かない相手に数多くの弾丸をリズム感覚で撃ちまくって屈服させるマシンガントークバトル、
事件の全容を分かりやすく解説し、尚且つ漫画の穴を埋める過程でプレイヤーも事件の整理が出来るクライマックス推理。
どのシステムも物語にピッタリマッチして、ミニゲーム感覚でも遊べるので、マンネリはほぼ感じませんでした。
ひさしぶりに、夢中になりすぎてあっという間にクリアしてしまったゲームでした。
逆転裁判ファンやペルソナ3・4の尖ったセンスが好きな人には、是非おすすめしたい一本です。
BGMも非常に出来が良く、物語をうまく盛り上げてくれます。
おしおきシーンのちょっとしたグロやネット用語などが所々あるので、苦手の人は要注意!
製作者のセンスが、最高の形で発揮された素晴らしい完成度の作品なので、
すこしでも興味を持ったらプレイしてみて下さい!
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GOOD!
・オリジナリティ
「閉じ込められた学校から外に出るには、他の生徒をバレずに殺さなければならない」というところがすでに特徴的
ゲーム中でも考えさせられる場面が多く、すごく熱中してプレイすることができました
結末は驚くこと必至
・小ネタ
ゲーム中、小ネタが細かくはさまれているのですが、それがとても面白く、緊迫した場面でもクスッっとしてしまいました
しかし・・・(BADに書きます)
・キャラクター
超高校生級の○○というすごい能力を持った高校生が集められており、その各々のキャラが個性的
いやもう個性的すぎて何というか・・・
キーキャラクターであるモノクマに大山のぶ代さんを起用したことも、ドラえもんの時とのギャップを感じさせて良い味を出していました
他のキャラにも有名な声優さんを起用しており、非常に豪華
BAD/REQUEST
・小ネタ
GOODでは良いように書きましたが、その内容はいわゆる「オタク」をターゲットにしたものであり、恐らく一般の方が見ても頭にハテナが浮かぶだけだと思います
自分がオタクなので楽しめましたが、この要素により人を選ぶゲームだと思います
・システム
ナゾトキの最中にアクション場面に入ると急に冷めます
それまでは相手の言い分の中に矛盾を見つけ、しっかり論破していたのにもかかわらず、いきなりアクション要素が始まるのですが、それの成功失敗により相手がボロを出すっていうの納得できません
このゲームにアクション要素は必要ありますかね?
・難易度
一応アクション、ナゾトキとも難易度的には真ん中の「ユルヤカ」でプレイしたのですが、非常に簡単でした
じゃあ難易度上げてプレイしろよって言われるかも知れませんが、2周目からはもちろん結末を知っているのでちょっと・・・
COMMENT
システム的には逆転裁判に近いですが、それが好きな人なら買いだと思います
ただ、一般の方にはお勧めできるものではないですね