ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
中央値: 76 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 16.78 (難易度) 1.51 mk2レビュー数 74ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt |
91pt
GOOD!
■オリジナルティ 4点
他のレビュアー方もおっしゃる通り、システム面などを聞いた限りで真っ先に思い浮かぶのは「逆転裁判」ではないでしょうか。ですが本作のウリであるシューティングや音ゲーの要素を取り入れ相手の矛盾を暴く学級裁判は、それとは似て全く非なるものと感じました。何より豪華声優陣によるフルボイスであるため没入感が半端ないです。特にモノクマは大山のぶ代氏が演じることで本作で確固たる地位を築いたともいえるハマりっぷりです。
また日常生活を仲間達と過ごし好感度を上げたり事件を捜査する学園パートは、フルボイスではないものの、言葉初めに一言だけつぶやくいわゆるスパイクシステムがテンポを崩さず、それでいて臨場感の演出に一役買っています。
■グラフィック 4点
キャラクターデザインがドツボでした。イロモノからイケメン、果ては世紀末救世主のような超個性豊かなメンツが15人も登場するにも関わらず視覚面でも全く飽きが来ず、名前もすぐに覚えてしまいました。
また、本作はキャラクターや建物が紙芝居のように飛び出る2Dと3Dの中間である2.5D演出を採っており、よくある2D→ガッカリ3Dポリゴンへの変遷を上手く回避したなと感心しました。
■サウンド 4点
全体的に物語を盛り上げるのに一役も二役も買っていると思うほどの良曲揃いです。個人的にメインテーマの重要さを思い知らされました。
■熱中度 満足度 5点
本作の肝ともいえるストーリーを箇条書きにすると
・15人の超高校級の特技をもった高校生達が何者かによって学園に幽閉される。
・脱出するためには自分が犯人(クロ)とばれないよう仲間を殺害しなければならない。
・ばれたらクロは処刑。ばれなければクロ以外の全員が処刑されクロは卒業。
上記のルールを前提に展開する一つの一つの殺人事件のサスペンスと、その連鎖に平行している「黒幕」とは誰なのか、15人が学園に閉じ込められた理由はなんなのかといった、学園全体の謎に対する不安と恐怖の煽り方がとても面白く、夢中になることうけあいです。また、次に誰が犠牲者となるのか全く予測出来ない点も、緊張感を醸し出しています。そして全ての謎の正体、そこに辿り着くまでの熱中度、辿り着いた後の満足度は個人的には間違いなく満点です。
事件の証拠や犯行の詰めの甘さが目立つといった声も聞きますが、上記の閉鎖空間における極限的状況や、その上での黒幕の動機提示があれば当然の成り行きだとも考えられます。
■快適さ 4点
とにかく色々な面で親切です。その都度チュートリアルが入ったり、学園パートではショートカットシステムで目的地まで一瞬で到着。常にセーブ&ロードができるのも○
BAD/REQUEST
?難易度は低め
GOODでは誰が犠牲者になるのか全く予測出来ないと書きましたが、犯人はある程度裁判前に予測がついてしまうケースが多かったように思います。また裁判中も仲間が答えに近いヒントを出してしまうのでストーリーで詰まるということは殆どないかもしれません。制作陣がイジワルの難易度を基準としたと言うように、それ以下の難易度では物足りないと感じてしまうかもしれません。
?マルチENDなしの完全一本道
いくつか選択肢が出てくる場面はあるものの、基本的に一本道のストーリーである為クリア後は2周目をプレイする意義はあまり見出せません。強いて言うならギャラリー解放、スキル集め、プレゼントコンプの為でしょうか。
そして一本道であるため、事件の被害者や加害者はその事件以降出てこないのも非常に残念でした。それほどまでに愛しいキャラばかりだった為、難しいとは思いますがDLCありにしてもマルチENDは欲しかった所です。
結末は見事なまでに賛否両論です。各自で確かめてみてください。
?MTB
学級裁判の売りであるノンストップ議論や閃きアナグラム、マシンガントークバトル(MTB)。個人的には全て楽しめたのですが、MTBだけはもう少し各キャラに合わせた音楽を用意してもよかったのではないかなと思います。
?パロディ
実はこのゲーム、膨大な量のパロディに溢れています。それを楽しめるかはたまた嫌悪感を抱くかはあなた次第です。自分は前者でした。
COMMENT
PSP-2000使用。メディアインストール済み。
長々と書いてしまいましたが、それほどまでに没頭してしまいました。
久しぶりに寝る間も惜しんでプレイしたゲームでした。間違いなくPSPの名作ADVに名を列ねるであろう傑作です。どんな形でもいいので続編やスピンオフを希望したくなるほどに優れたストーリーと魅力あるキャラクターに溢れたゲームです。
このレビューが買いあぐねている人の背中をポンとひと押しで出来るようであれば、とても嬉しく思います。
Amazonレビュー
レビュー者: FGM レビュー日: 2010-11-30逆転裁判の矛盾を指摘するシステムを、ペルソナっぽいライトでクールなデザインのデコレーションで飾ったゲームだと・・・。
しかし、本編をプレイすると一目で分かります。
このゲームが持つ、世界観とシステムは上の二つとはまったく違うことが・・・。
まず、世界観。
これが、良い意味でぶっ飛んでるw。
超高校生級の才能を持つ、見た目的にも言動的にもインパクト大の15人。
キャラ付けが素晴らしく、個性的なキャラクター達に感情移入もし易く、すぐに物語に没頭できます。
そして、このゲームの魅力の一つ。
マスコットキャラとしては申し分ない、裏の主役 モノクマである。
ドラえもんの声といったら、やっぱりこの人!と言われる大山のぶ代さんが声優を務め、
愛くるしい外見からは想像つかないドSな言動とおっさんくさい下ネタの連発は、記憶に強烈に刻まれること間違いなし!
(よもや、大山のぶ代さんの声で、○○○や○○○なんて言葉聞けるとは思いませんでしたww)
それとグラフィックには特に力が入っています。
3Dの空間に2Dのキャラという2.5Dグラフィックは、全編あらゆるシーンインパクトを与え、
シュールとグロが入り混じる”おしおき”シーンは、強烈な見た目に圧巻されます。
あと、部屋に入った時に飛び出す絵本のように出てくる背景や、キャラを調べると飛び跳ねたりするなど、
所々の演出に、製作者の光るセンスを感じました。
そして、このゲームのタイトルにもなっている”ダンガンロンパ”。
学級裁判という舞台で巻き起こる、殺人を犯した犯人「クロ」と残りのメンバー達との息詰まる心理戦。
矛盾を突いて犯人を指摘するというのは逆転裁判ですが、このゲームはそれに時間制限とシューティング要素をプラスしています。
簡単に言えば、限られた時間の中で矛盾したセリフに証拠という弾丸を標準を合わせて撃ち抜くという感じです。
セリフには様々なパターンがあり、それに合わせて対処を変えなくてはならないので、終始緊張感が途切れません。
また、重要なキーワードを浮遊する文字の中から撃ち抜いて完成させる閃きアナグラムや、
話を聞かない相手に数多くの弾丸をリズム感覚で撃ちまくって屈服させるマシンガントークバトル、
事件の全容を分かりやすく解説し、尚且つ漫画の穴を埋める過程でプレイヤーも事件の整理が出来るクライマックス推理。
どのシステムも物語にピッタリマッチして、ミニゲーム感覚でも遊べるので、マンネリはほぼ感じませんでした。
ひさしぶりに、夢中になりすぎてあっという間にクリアしてしまったゲームでした。
逆転裁判ファンやペルソナ3・4の尖ったセンスが好きな人には、是非おすすめしたい一本です。
BGMも非常に出来が良く、物語をうまく盛り上げてくれます。
おしおきシーンのちょっとしたグロやネット用語などが所々あるので、苦手の人は要注意!
製作者のセンスが、最高の形で発揮された素晴らしい完成度の作品なので、
すこしでも興味を持ったらプレイしてみて下さい!
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GOOD!
・オリジナリティ
「閉じ込められた学校から外に出るには、他の生徒をバレずに殺さなければならない」というところがすでに特徴的
ゲーム中でも考えさせられる場面が多く、すごく熱中してプレイすることができました
結末は驚くこと必至
・小ネタ
ゲーム中、小ネタが細かくはさまれているのですが、それがとても面白く、緊迫した場面でもクスッっとしてしまいました
しかし・・・(BADに書きます)
・キャラクター
超高校生級の○○というすごい能力を持った高校生が集められており、その各々のキャラが個性的
いやもう個性的すぎて何というか・・・
キーキャラクターであるモノクマに大山のぶ代さんを起用したことも、ドラえもんの時とのギャップを感じさせて良い味を出していました
他のキャラにも有名な声優さんを起用しており、非常に豪華
BAD/REQUEST
・小ネタ
GOODでは良いように書きましたが、その内容はいわゆる「オタク」をターゲットにしたものであり、恐らく一般の方が見ても頭にハテナが浮かぶだけだと思います
自分がオタクなので楽しめましたが、この要素により人を選ぶゲームだと思います
・システム
ナゾトキの最中にアクション場面に入ると急に冷めます
それまでは相手の言い分の中に矛盾を見つけ、しっかり論破していたのにもかかわらず、いきなりアクション要素が始まるのですが、それの成功失敗により相手がボロを出すっていうの納得できません
このゲームにアクション要素は必要ありますかね?
・難易度
一応アクション、ナゾトキとも難易度的には真ん中の「ユルヤカ」でプレイしたのですが、非常に簡単でした
じゃあ難易度上げてプレイしろよって言われるかも知れませんが、2周目からはもちろん結末を知っているのでちょっと・・・
COMMENT
システム的には逆転裁判に近いですが、それが好きな人なら買いだと思います
ただ、一般の方にはお勧めできるものではないですね