戦場のヴァルキュリア3
中央値: 74 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 5pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
91pt
GOOD!
・相変わらず戦闘システムが面白い。これに尽きる。
どの兵種で突破するか、どこでリエラのヴァルキリア化・イムカの武装開放を使用するかなど、試行錯誤するのが非常に楽しい。
過去の作品からの使い回しのマップも自分は同じように楽しむことができたのは、やはりこの戦闘システムが素晴らしかったことと、適度な難易度のおかげだと思う。
・ボリュームがすごい。断章やフリーミッションもすべてこなしていたら、クリアまでに総計90時間くらいかかった。
クリア後も新しいマップが出現するし、かなり長い期間楽しむことができる。
・（過去の作品と比べて）主人公のキャラがよかった。過去の2作の主人公がひどかったというのもあるが、今作は嫌悪感を感じないどころか好感を持てた。
・ムービーの数は少なかったけど、リエラVSイムカのシーンやイムカVSセルベリアのシーンは迫力あって見応えがあった。
また、自分はイムカENDしか見ていないけれど、ほのぼのとして素敵なムービーだった。
キャラ絵もそれぞれに個性があって個人的には好き。
・発売前に「ヴァルキリアになって操作できます」という情報を見たとき、「それってどうなの？」と思ったけれど、やってみると非常に爽快で気持ちよかった。
使用回数制限があるし、べらぼうな破壊力があるわけでもないので、特にバランスブレイカーにもならず丁度いい感じだった。
BAD/REQUEST
・クルトの「直接指揮」は使い方によっては便利であるが、両ヒロインの特殊化が強力すぎてSPはほとんどそちらに回ってしまう。
主人公なのだからもう少し強い特殊化にしてもよかったと思う。
・歩兵も戦車も装備品の種類が多すぎる。特に戦車の砲塔はあんなに要らない。
大差ない装備品は作る必要がなかったと思う。
・機関銃兵と剣甲兵が異常に使いづらい。狙撃兵で周囲の敵を一掃した後に彼らに拠点を制圧させるなど、かなり意識的に使わないと猟兵種まで育てることはできない。
せめて防御がもっと高めに設定されていれば使い用はあった…かな？でもそうなると敵の機関銃兵と剣甲兵がやたら厄介になってただろうけど…。
・途中加入した隊員は通常のストーリーの会話に全く絡んでこない（カリサを除いて）。
特別な条件を必要とする隊員ならともかく、「○章に入れば必ず加入」というような条件の隊員はストーリーの会話にも入ってきてほしかった。
それぞれに断章はあるものの、愛着持って使い続けてる隊員がストーリー上ではいないものとして扱われているのは悲しい。
・ブリーフィング画面がやたら不親切である。
まず敵の配置が分からないので、最初の隊員配置は予想でするしかない。
その結果まったく意味のない場所に対戦車兵を配置してしまったり、狙撃兵がいるとかなり楽なのにいなかったり、ということが起こる。
また、工作装置や堀削装甲が使える場所もわからないので、戦車の装備もマップに合わせて変えることもしにくい。
出撃後の画面で見られる部分はブリーフィング画面でも見られるようにしてほしかった。
・ポテンシャルのシステムが微妙。自由にセットできるポテンシャルは一つな上に、それほど便利になるわけでもないので、苦労してハイポテンシャルを獲得した割に報われない。
自分はいろんな兵種を試していたけど、実際問題狙撃兵さえ補充すれば他は全員兵種変更しなくても問題なくクリアできたと思う。
COMMENT
PSP-3000使用
過去2作品プレイ済
今作クリア済
BADにはいろいろ書きましたが、今後の作品に期待を込めるものであって、今作品には非常に満足しています。
過去の作品が面白かったので購入しましたが、期待を裏切らないどころか、それを上回る楽しさでした。
なんといってもボリュームがすごいです。なのに飽きがきません。
個人的には自分がプレイしたPSP作品の中で最も面白かったです。
今後の作品にも期待してます。
Amazonレビュー
レビュー者： SHIHO レビュー日： 2011-01-31続編を据え置きで望むファンが少なからずいることは割と広く認識されているかと思います。
ただそれはクオリティ差からそう望む声が出ているという単純な話ではないかと思います。
ファンにとって大切なのは「携帯機という制約の中でどこまでできたか」ではなく、
「現在の持てる技術を出し切って（要は本気で）制作されたか」なのではないでしょうか。
少なくとも１は（粗はあるものの）そういうパワーが感じられる作品でしたし
ヴァルキュリアにはそれだけのパワーが注がれる価値のある作品なのだと多くのファンが考えていると思います。
ＭＡＰと通信の声が２の使いまわし、これ自体が今作の評価の大部分を下げてしまう程の要素だとは思えません。
しかし、実際多くの方がそういったシビアな評価をなされているのは、上述したような感情が多分に絡んでるからだと推測できますし、
理解できます。
ただ、それはそれとして下記のような良い部分は大いに評価したいです。
・過去最大のボリューム。
・戦略家らしく知的で仲間をグイグイ引っ張る主人公（主人公専用スキルの演出、ＢＧＭもカッコ良過ぎる）。
・嫌味のないヒロイン。
・サブキャラクターが皆魅力的でその掘り下げも過去最高。
・旧作品の登場人物との絡ませ方の上手さ。
・ストーリーの面白さ。
・１にはほとんど無かった性能的個性は基本２を継承しつつシンプルに。
・能力アップ系アイテムがキャラ毎に装備できるようになり、
ハイポテンシャルもクラスチェンジによる選択性になったので好きなキャラをひいきしてる感を味わえる。
個人的にはシリーズの中でも非常に楽しめた作品でした。
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GOOD!
独特のBLiTZシステムが非常に面白い。シミュレーションゲームでありながら、
アクション性もあり、
敵の弾をかいくぐって戦車の弱点を攻撃するのは何度やっても楽しい。
キャラが立っていて、一人づつのサブストーリーがあるので
部隊への愛着が沸きやすいです。
ストーリーも勧善懲悪ではなく、むしろ味方が敵みたいな行動を取ることが多いので
深みが増しています。
難易度変更がいつでもできるので、詰むことがなくなりました。
BAD/REQUEST
マップの使い回しが多いのは仕方ないとしても、
それがダラダラと続くので作業感が非常に強い。
初期配置では全く敵の情報が分からないので、
適当に味方を配置するしかない。
しかし敵が先制するターンでは耐久力の低いキャラや、装甲車を置いてると
こちらのターンが回ってくる前に、いきなり倒されたり破壊される。
工作装置や堀削装甲も使えるかどうかが分からないので、
ステージを開始してまず地形と敵配置を確認→リセットして適切な戦車に乗り換えパーツ変更→
もう一度ステージ挑戦
というものすごい面倒な行程を何度もやらされるはめになります。
使える兵種とそうでない兵種の差が大きすぎる。
全く使えないのにスキル取得目的で、仕方なく育てるのは苦痛なだけです。
ターン数のみで決定される評価システムが最低です。
どれだけ短いターン数で目的を達成するかが勝負なので、侵攻戦であろうが守備戦であろうが、
戦車でゴリ押しして偵察兵で無理矢理突撃というワンパターンの戦法のみになる。
これがマップ使い回しと相まって、飽きが非常に早くなりやすい。
また後半になればなるほど敵が避けてくるので、シミュレーションゲームでありながら
高ランク評価にはかなり運の要素が絡んでくる。
プレイ方法を限定させてプレイヤーをがっかりさせるだけの評価システムなら、
ない方がずっと良いです。
COMMENT
現在は中盤まで進めています。
このシリーズは１をやって、非常に面白かったので購入したのですが
やはり初代は偉大だったのかなという印象です。
途中までノーマルでやっていたのですが、不便なシステムによって起こるやり直しが多くなって
だんだん面倒くさくなってきました。
魅力的なゲームなのですが、明らかな問題点もある惜しいゲームという印象です