戦場のヴァルキュリア3
中央値: 74 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 11.65 (難易度) 2.63 mk2レビュー数 35ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
59pt
GOOD!
発売日からチマチマ遊んでやっとクリアしたので感想をば
・個性豊かなキャラクターたち
懲罰部隊ということもあってどこか心に影を持つワケありなキャラたちが揃っています。
キャラゲー好きなら自分のお気に入りのキャラが一人は見つかるのではないでしょうか。
・壮大なBGM
1のころからそうですが、オーケストラ調の壮大な音楽は耳に残ります。
決定的な場面で流れてきたときは思わず身震いするほどでした。
・より洗練されたシステム
1から2へとプラットフォームを移した場合にどうなるかと不安でしたが、
これはこれでより頭を使うシステムへと移り変わったという感じで概ね満足していました。
それが3ではより洗練されたという感じで細かい修正やシステムの向上が図られ、
わずらわしいなーって思っていた部分が幾分か解消されていた感じです。
・キレイなアニメーション
前作は決定的な場面で作画崩壊していたので拍子抜けしましたが、
今作ではどのシーンでもちゃんとキレイに描かれていました。
・頭を使うシミュレーションゲームでありながらRPG的な面白さも
基本的にチェスや将棋のように手持ちの駒を進めて相手の駒を倒していくシミュレーションなんですが、
稼ぎどころで経験値やお金を稼ぐプレイを挟めば自分で思い通りに難易度を調整できます。
もちろんシステムにいつでも難易度選択できる機能が搭載されてはいるのですが、
簡単と思えばどんどんミッションを先に進めて行き、
「こりゃ難しい!」と思えば途中の稼ぎミッションで貯めて成長させる・・・と
プレイヤーの行動に幅をもたせ委ねています。
自分はどんどん先に進めていったクチで正面からのぶつかり合いでは苦戦するものの、
そこをどうルートを取って進み、どんな丙種を選択してやりくりしていくかでカバーしていました。
そこが実に楽しく、スポーツゲームの監督シミュであるような
「個々は弱くてもしてやったり!」的な面白さがあります。
BAD/REQUEST
・イマイチ物語がぱっとしない
これは1も2も思っていたことなのですが、
メインストーリーが自分にはいまいちしっくりこない。
上手く説明できないのだが、可も無く不可も無くという印象で響いてこない。
・増援増援・・・サッ!サッ!
やってない人にはなんのこっちゃということかもしれませんが、
シリーズ共通して言えるのですがCPUの難易度調整がちょっと雑です。
特に3は正面からやりあうとサッとかわされる場面が多すぎるように感じ、
増援の数が多すぎて難しいというより面倒だなと思うミッションが多く感じましたね。
・セーブしたい
経験値を貯めてゴリ押しで進むプレイをしていればなんちゃことないのですが、
自分のようにあまり強化せずにあれこれ考える人間にとっては
1ミッションの時間が長すぎるように思えました。
そして一回の行動が凄く重要な場面で操作をミスしてしまったり、
決定的な手違いをして詰んでしまうとどんなに追い詰めてもまた最初から・・・
ミッション中にセーブしてしまったら人によっては繰り返しプレイで簡単になってしまうのは分かるのですが、
なきゃないでスレスレな難易度で遊んでると結構なストレスがたまりますね。
ここらへんもオプション設定で実装してもらい自由に選ばせてほしかったところです。
・武器や車両装備などの説明が足りない
武器や車両装備は買うときにどんなものなのか説明していくれるのですが、
一旦買ってしまうと後から確認できず「あれ、これなんだっけ」的に困惑してしまうことがあった。
武器性能を確認すれば分かるのですが(分からんものもある)
購入後も解説文の表示はほしかったところ。
・「ぉぉー・・・」
細かい部分なのだが、何故か凄く印象に残ってしまった悪い点として、
仲間たちがイベント中に声を揃えて「オオー!」と気合を入れる場面の音声が非常にしょぼい。
なぜこれでOKが出たのか本当に分からない。
わりとどうでもいいことかもしれないが、テンション上げていく場面なのにあがら無かったです。
COMMENT
総評として基本的なゲームシステムが独特であり面白いので概ね満足でした。
ターン制のFPS、TPSという感じで他にない面白味がありますね。
RPGとしての側面もちゃんとあるのでスパロボのように
人によっては繰り返し繰り返し作業で地道に能力を上げて万全にしてからゴリ押しする人もいれば、
あえて能力を上げずに思考錯誤を試みて突破していく人もいる。
自分のスタイルによってどっちのジャンルの側面が強く出るかが人によって違ってくるので
そこらへんはそれなりに色々な人に楽しめるようになってるのではないでしょうか。
特に敵がランダムに配置されるミッションなんかでは
裏取りというか本拠点とは別の地点に配置したキャラをどこまで動かせるのか、
動かせないなら隠して本拠点からの増援を待つなどの考えさせられる要素がこのほかにもあり、
兵種を自由に変更できることによってゴリ押し以外の選択肢の重要性は高まりましたね。
しかし2から3になってイマイチ変化に乏しかったかなぁ。
使いまわしのMAPなんかもあり3はシリーズの中でもぱっとしない印象を持ちました。
2は良くも悪くも学園物で物語りはアレでしたが、雰囲気が凄く好きでシステムも当時としては
携帯機に最適化されていて凄く楽しめましたからね。
なにはともあれキャラゲーとしては高水準のゲーム性は備えています。
でもいまだ発展途上とも思える部分も見えるので、開発にはもっと頑張ってほしい。
Amazonレビュー
レビュー者: SHIHO レビュー日: 2011-01-31続編を据え置きで望むファンが少なからずいることは割と広く認識されているかと思います。
ただそれはクオリティ差からそう望む声が出ているという単純な話ではないかと思います。
ファンにとって大切なのは「携帯機という制約の中でどこまでできたか」ではなく、
「現在の持てる技術を出し切って(要は本気で)制作されたか」なのではないでしょうか。
少なくとも1は(粗はあるものの)そういうパワーが感じられる作品でしたし
ヴァルキュリアにはそれだけのパワーが注がれる価値のある作品なのだと多くのファンが考えていると思います。
MAPと通信の声が2の使いまわし、これ自体が今作の評価の大部分を下げてしまう程の要素だとは思えません。
しかし、実際多くの方がそういったシビアな評価をなされているのは、上述したような感情が多分に絡んでるからだと推測できますし、
理解できます。
ただ、それはそれとして下記のような良い部分は大いに評価したいです。
・過去最大のボリューム。
・戦略家らしく知的で仲間をグイグイ引っ張る主人公(主人公専用スキルの演出、BGMもカッコ良過ぎる)。
・嫌味のないヒロイン。
・サブキャラクターが皆魅力的でその掘り下げも過去最高。
・旧作品の登場人物との絡ませ方の上手さ。
・ストーリーの面白さ。
・1にはほとんど無かった性能的個性は基本2を継承しつつシンプルに。
・能力アップ系アイテムがキャラ毎に装備できるようになり、
ハイポテンシャルもクラスチェンジによる選択性になったので好きなキャラをひいきしてる感を味わえる。
個人的にはシリーズの中でも非常に楽しめた作品でした。
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GOOD!
・シミュレーションでありながら自分でキャラを操作するBlitzシステムは画期的で相変わらずとても面白い。
・敵の情報があまり開戦前に入ってこないので辛いステージもあるが、それでも何とかクリアできるステージがほとんどで、難しすぎず簡単過ぎず難易度調整は絶妙な調整がなされている。
・いつでも難度を変更でき、チュートリアルも多くいつでも見られるので今作から入る方にも親切。
・サブキャラクター達も本編の話に入ってくるなど、本当に小隊として戦っている感じ。主人公のキャラクターも改善されストーリーも面白くなっている。
BAD/REQUEST
・前作のマップが半分近く使いまわされており、音楽も使いまわしが多い。新規に追加されたマップは面倒な物が多い。
・ストーリーは改善されたものの終盤は無理やり終わりにした感もあり、仲間一人を助けたために正規軍が壊滅した事については主人公が全く触れない、意味もなくネームレスを執拗に攻撃してくる人の存在など若干矛盾も存在する。都合の良い展開が多い。
・職のバランスは改善されたものの狙撃手は重用されるが剣甲兵、機関銃兵は使いにくいなど若干の職格差がある。
・PVは重苦しい感じだったが、実際は割と明るい雰囲気である。捨て駒と言うより特殊部隊と言った感じ。
COMMENT
前作のゲームシステムがとても面白かったので今回も購入。使いまわしは多いと感じたもののゲーム自体は職間のバランスの改善、ストーリーの改善、前作キャラクターの顔は新規に書き下ろされているなどで非常に満足できました。
また売りにしていないのが不思議なのですがボリュームが豊富なのも魅力。60時間プレイした現在でもまだまだ終えていないミッションが沢山あります。