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レビュー者: komiu レビュー日: 2011-02-13
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モンスターハンターポータブル 2nd G
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1?4人 【廉価版】 ■ 発売日:2008/10/30 ■ 価格:3,140円 大人気「モンハン」シリーズの「2nd」に続く「2ndG」が登場だ。「2nd」をベースに作られた拡張版となっており、最上級クエスト「Gクエ」の実装や、シリーズ初登場となるモンスター、新ステージの導入、データ引き継ぎ機能の強化とファンには嬉しいボリュームアップだ。(転用元:GDEXより)
■価格:4800
■発売日:2008-03-27
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モンスターハンターポータブル 3rd
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(アドホック時は最大4人)
■価格:5800
■発売日:2010-12-01
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DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー)
■ ジャンル:ドラマチック プログレッシブ アクション
■価格:6090
■発売日:2008-12-18
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ファンタシースターポータブル
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1?4人
■価格:5040
■発売日:2008-07-31
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Ys SEVEN(イース7)
■ ジャンル:アクションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ 限定ドラマCD同梱版:7,980円
■価格:6090
■発売日:2009-09-17
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英雄伝説 零の軌跡
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:5,200円 ■ 限定ドラマCD同梱版:7,980円
■価格:6090
■発売日:2010-09-30
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英雄伝説 碧の軌跡
■ ジャンル:ストーリーRPG ■ プレイ人数:1人 ■ 完全予約限定版:9,240円 ■ ドラマCD同梱版:7,980円
■価格:6090
■発売日:2011-09-29
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ガンダムバトルユニバース
■ ジャンル:3Dアクション ■ プレイ人数:1?4人
■価格:5040
■発売日:2008-07-17
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タクティクスオウガ 運命の輪
■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:4,980円
■価格:5980
■発売日:2010-11-11
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ペルソナ3ポータブル
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 ■ ダウンロード版:5,040円 ■ データインストール対応
■価格:6279
■発売日:2009-11-01
PSP版で初プレイです。
結論から言いますと、何度もボロ泣きしました。
シナリオについて。
「長すぎ」と言う方も多いですが、
このようなオトメイト式の完全選択肢制ノベルゲーとしては、そこまで長くもないかと思います。
苦手な方は中だるみするかもしれませんが、薄桜鬼がクリアできた方には余裕でしょう。
人によりますが、ぶっ続けでやったら一周目に2日・二周目以降は1日ってところでしょうか。
二周目以降、物語の裏側を明かすイベントがどんどん追加されていきます。
さらに隠しルートで全補完といった感じです。
マフィアで死神という現実離れした珍しい設定ですが、
シナリオがよく作りこまれていてとても良かったです。
オトメイトにしては「ご都合主義な展開」も、ほとんどなかったと思います。
攻略対象は「死神」であり「マフィア」ですが、戦闘シーンも多いですし、マフィア設定のほうが強く感じました。
死神たちも、「俺達死後の世界から来たんだぜ」ではなく「何で俺達生き返ってるんだ?」という状態から始まるので、
”死神っぽい死神”との恋愛というよりは、”死んでしまったマフィア”との恋愛といった感じです。
糖度が低いとも指摘されていますが、
よく乙女ゲーにある、聞いていて顔を覆いたくなるようなゲロ甘なセリフは確かに無いです。
が、深く想い合っているのが感じられるシナリオで、EDは感動必至です。
死神同士の日常会話はコントのような場面も多く、楽しく読み進められました。
かなり個人的な感想を言わせてもらうと、ライターさんの言葉選びのセンスがとても良いと思います。
こういったブッ飛んだ舞台での乙女ゲーだと「実際こんなこと言うか?」ってセリフに
げんなりした経験のある方も多いと思いますが、これはとにかく"クサくない"。
泣ける場面での、相手の切ない気持ちが滲み出るような台詞回しに心を打たれました。
あとは何と言っても音楽!
今回はシナリオも音楽もオトメイトさんではない…のかな?(間違っていたらすみません)
正直言ってオトメイトさんの音楽は手放しで褒められたものではなかったのですが、
このゲームは本当に良いです。
通常パートのBGMも好きですが、「ここぞ!」というシーンで流れる曲たちが最高です。
さらに、乙女ゲームには珍しいくらいのオマケ充実っぷりです。
後日談・設定ラフ・キャラからのメッセージ・キャストメッセージ、
特定条件を満たすと【NG集】なるものが見れます(笑)
良い点ばかりを挙げてきましたが、気になった点を少々。
他の方がおっしゃられている通り、名前の不自然なスキップは気になりました。
PSP版で追加になったオマケ分は改善されているようです。
主人公の性格は「教会育ちの純真無垢のド天然」。
ルートによっては、「この主人公本当に相手のこと好きなのか?流されてないか?」と
思ってしまうような態度もしばしば見られました。
シビアな舞台設定ですし、主人公が変に現実主義だとマイナス志向になりすぎて
成り立たなかったシナリオであるとは思います。
私は「そういう主人公なんだな」と思って普通にプレイできましたが、
深い自己投影を求める方には無理なキャラクターかもしれません。
でもまぁ、乙女ゲーでたまにある、天然が突き抜けすぎて電波になる主人公や
良い子が行き過ぎて、彼のピンチに考えなしに丸腰で戦場に飛び出て周りに迷惑をかける主人公などと比べれば
今作の主人公は思考に筋が通っているし、周りの言うことも聞くのでイライラ要素は少ないかと思います。
あと本当に惜しいのが、シーン転換のブツ切り!
萌えるシーンでもスチルが表示されてすぐ場面が変わってしまったり、
泣けるシーンで、数秒の余韻が欲しい時にも音楽ブツ切りの速攻場面転換…
というのが何か所かありました。せっかく号泣していても少し萎えたりすることも…。
それと大事なのが【個別ルートの終わり方】。
よく「悲恋好きにオススメのゲーム」と言われますがその通りで、
基本みんなハッピーエンドなんですが、
キャラによっては「ハッピーエンド…なのか…?」というのもあります。
全員が文句なしのハッピーエンドというわけではないのも、
このゲームが「ご都合主義」でないことに繋がると思います。
どのキャラのルートに入っても、基本となる展開の大筋は大体一緒なのですが
それが、誰もが幸せに終われるような穏やかな展開ではないのです。
その中でも、大事なものを失い、大事なものを見つけ、二人で歩んでいくEDは
どのルートでも切なくて心が打たれると思います。
すごく長くなってしまいましたが、検討の材料にして頂けると幸いです。
他の方の評価が少し厳しく感じたので(笑)、★5で。