PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

まずロードが早い。ストレスなく曲をプレイすることができる。メディアインストールがあるため。
新しいモードの追加など、音ゲーの割には新システムを入れてあきさせないおような試みが見られる。
待望の日本語版が日本で発売された。

BAD/REQUEST

もともとコナミのビートマニアと著作権関係で争っていたのでオリジナリティーは1点。
ビーマニをコントローラーでやっていた人ならなんなく馴染めるはず。
曲数が少ない。40曲しかない。1曲自体は長いが、今作はクラブミュージックを意識しているのか、非常に単調な曲調で同じようなパターンが長く続く。ビートマニアの人気がかげり始めた頃の曲調に似ているので、それらのような曲が嫌いな人は要注意。逆にそれらの曲が好きな人には楽しめるゲーム。音質は2よりも随分落ちている。
リミックスモードは非常に稚拙なもの。スクラッチ音が鳴ったり、他の曲が入り込んだり、音を加工した物が流れたりするのだが、どれも原曲にマッチしていない。無理やりねじ込んだ印象。純粋に音楽を楽しみたい人には不向き。新鮮味を感じたい人にはいいかもしれない。
5ボタンモードがなくなった。8ボタンモードもなくなった。これは非常に非常に残念なことだ。リミックスが純粋なものではなくなっているので、純粋な音楽を楽しみたい人にとっては実質4ボタンと6ボタンの2つのモードしかない。
OSTがない。今作はシステム面での退化が目立つ。
プレイ中に流れるムービーはキレイとも言えないしセンスがあるとも言えないが、プレイ中は集中してみるものではないのでそれほどマイナスにはならない。が、ムービーを見るモードではやはりフラッシュムービーのような動きのなさが目に付く。
レベルがなかなか上がらない。ひたすらプレイを重ねなければならない。そうしないと曲が出現しない。何十時間遊べば曲が解禁されるのだろうか。苦行だと思う人もいるだろう。
ボタン押しの判定タイミングは大幅にズレた。これまでのシリーズのタイミングで押すと100％判定は出ない。判定ラインにノートが重なる瞬間を押していてはダメ。かなり早めに押さないといけない。ジャストタイミングでは100％は出ない仕様。パッチでの改善が待たれる。また、判定の％表記が判定ラインのすぐ上に出るため邪魔なことこの上ない。常に邪魔されている印象。判定表記を移動させることもできない仕様に戻った。ギアの幅もかなり狭まりこじんまりとしていてプレイしづらい。ムービーを見せたいのか、それともリミックスモードでギア幅が広がることからなのかわからないが、通常プレイの障害になっていることは確かだ。

COMMENT

PSP1000使用。
曲調が暗く単調で長くなったのは、個人的には非常に残念なことであった。
ビートマニアもクラブ調が強くなった時期に離れたので、ついにDJMAXもその段階まで来たかという印象。
一曲一曲の特徴があまり感じられなかった。
やはり一番痛いのは判定タイミングのズレか。目と耳がズレるのでかなり違和感を感じる。
単調な曲が嫌いな人、これまで5ボタンモードで遊んでいた人、多くの曲で遊びたい人は今作は避けたほうがいいかもしれない。
これらが気にならない人は今作も楽しめるだろう。
これまでのシリーズとは作りが違います。