ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密！レビュー(評価)

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2010/06/24
価格	4,980円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：なつやすみアドベンチャー ■ プレイ人数：1人 ■ ダウンロード版：3,800円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	3pt	4pt	5pt	5pt	2pt

総合点
86pt

GOOD!

虫取り、サイダーの王冠収集が2倍にアップ。新しい虫にNEWマークが付くので面倒臭さがそれほど感じませんでした。更には今まで捕まえた虫を全て持ち越し可能なのはびっくりしました。

新キャラもどれも個性的。色んな宿題を出してくるナゾナゾ姉妹に主人公の行動に応じて小説を書いてくれる小説家などプレイヤーを楽しませてくれる。

マップの追加。大きな沈没船の中に入ったり貝パズルを解いたり泳ぎごたえがある。

キャラの掘り下げも丁寧。船頭さんの恋や、女子大生の過去と正体、靖子と洋の仲直りなどかなりキャラが大切に作られてるなと改めて思った。特に靖子の「落ちない」という台詞はまさかこんな形で繋がるのかと新しい発見が出来て感動した。

毎回中身が変わる冷蔵庫や水やりしないと枯れる朝顔、
駄菓子を食べたときのリアクションなど細かい部分まで
気を使っているのも良い。

ちょっとタンマ!、レアな虫をゲーム内時間を経たずに採ったり、
虫相撲の攻略に役立てたりと非常に役立つシステムがあること。
これのおかげで虫をコンプリートできました。
今後新作・リメイクを出すときは是非搭載してほしいものです。

BAD/REQUEST

虫相撲の虫のスタミナはもう少し上がりやすくして欲しかった。オオカマキリが使いづらい。

新たに採れる虫の中に虫相撲で使える虫がいない。
4であまりの格好いい戦い振りに惚れたカミキリ系を
2でも使いたかった。

EDの少年時代はオリジナルの方が良かった。あちらの方が懐かしさと切なさがよく出ていた。

新キャラが既存のキャラとの絡みがほとんどない。多少キャラ崩壊して良いからそこは欲しかった。

朝のラジオ体操と夕方の船の出港の映像がPS2時代のままで浮いていること。

COMMENT

オリジナルをパワーアップした傑作ADV。
懐かしさと新しさが見事に共存してる感じが非常に良い。
オリジナル含めて今迄やったぼくなつシリーズで
一番出来が良いと思う。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ケイトさん [2017/11/05 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	4pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
76pt

GOOD!

夏の雰囲気が出ていて、海や川など一通りの見るべき物は揃っているため、和みます。
靖子やおじいさんの肩をたたけたり、シャツを脱げるなど、細かいところにも凝っています。
食事のメニューも毎回ちゃんと描写されているようです。周りの物を調べて色々反応を試してみると面白いです。
登場人物は思ったより多いです。もう新しい人は出てこないだろうと思っていても、新たに登場するので退屈しません。

夏休みの終わりが近づくと、朝顔が枯れたり蝉の鳴き声が減るのも芸が細かいと思います。

夏休みゲームだけあって、虫の鳴き声などは心地よいです。

BAD/REQUEST

個人的に少し物足りないところと、リアルさに欠けると思えるところが複数あります。間違っているかもしれませんが。

・タケシやシゲルや光にニックネームがあれば良かった。
ニックネームがあった方が自然で良いと思います。(同じミレニアムキッチン作の怪獣が出る金曜日ではニックネーム呼びが基本でした。洋は近所のお兄さんなのだから、タケシやシゲルを君付けで呼んだ方が良い気がします。

・キャラクターに意外と行儀の良くないところがある。
理想的な対人関係や夏休みを描いた作品だと思ったら、意外とキャラクターに行儀の良くないところがあり、気になりました。
例えば、ボク君の反応に「はぁ」「なんだそれ」と横柄なものがある、ボク君が夜に無断外出できる、靖子が顧問を「ダンディ相原(だっけ？)」などと呼ぶ、靖子の家から音楽の音漏れ(それとも当時はマナー違反じゃ無かったのでしょうか？)があります。
注意をしてくれる人が誰もいないというのは気の毒ですね。
さらに、あれほど駄目だと言われタケシが怪我をした洞窟にボク君が入れる、そして誰も「危険」の看板も立てないのは強い違和感があります。

・家に遊びに行っても反応がそっけない
「あ、ボク君いらっしゃい」くらい言ってくれても良いのに。そもそもボク君が黙って相手の家に入ってしまうし・・。
それに同じ話をされることが意外と多いです。イベントを進めろということなのでしょうが。
ついでに言うと、お兄さんお姉さんなら、子どもにおやつくらいあげたら良いのにと思います。

・お手伝いや将棋などが出来たら良かった。

・文字制限の為、通常とは異なる表現に文章を変えてしまっている箇所がある。
例えば、靖子と洋が何をしたという日記の時、ボク君の視点では【靖子お姉ちゃんと洋お兄ちゃんが】というような表現になるはずのところ、洋お兄ちゃんを洋くんのように省略(?)してしまっています。(”お”が付いていたかは覚えていないが)

・お別れの挨拶がチョコ＆カコは他の人と別扱いだった。

・服に変化が無い

・砂浜が何故か小さい
プレイ前は、海が売りだと思っていたので意外でした。さらに言うと、船着き場付近は海水浴に適していないと思います。私の近所の海では船着き場付近は遊泳禁止です。

・ボク君の身体能力が不自然に高く感じる
離れた足場に飛び移るのはまだしも、海であれだけ泳げるのは身体能力が高すぎるのでは無いでしょうか。海の中を見せたいのなら、オマケモードとして本編と分離した方がいい気がします。

・墓に書かれた死因が不自然
戦死は時代を考えれば自然だと思いますが、大食いで死亡とかひ孫とのプロレスで死亡というような内容はどうなのでしょうか。
仮にスタッフの冗談だとしたら、死の設定で冗談を言うということでそれって良いのかな？と思います。

・やたらと物を一度に持ち歩ける。

・寝ないといけない時刻が夏休みとはいえ少し遅いと感じる。

・ロード画面が味気ない

COMMENT

最後まで攻略したため、レビューを訂正させて頂きました。
本当のお盆休みの今、ゲーム内で夏休みとはどうなのかという気もしますが、これだけの夏らしさを感じるところに住んでいる人ばかりではありませんから。

結構自分のペースで遊ぶゲームです。
その為か一人で遊び回る場面が多いです。夏はいとこ達とべったりだった私から見ると不思議さは感じました。待ち合わせなんてまどろっこしいことせずに一緒に行けば良いのにと思ったりします。
しかしそれは、プレイヤーの自由に遊べるようにこうなっている気がします。
なので、このゲームを楽しむには日々自分から積極的に人に話しかけたり、新しいことをしないといけません。それは、ある意味ではリアルな人生かもしれませんね。

ちなみに、光の占いは懐かしいだけで無く、実は役に立ちます。活用しましょう。

「看護婦」などの今時使わない言葉が出てきます。ＰＳ２版の発売時期やゲームの時代設定を考えたら仕方ありませんね。

プレイ時間：15時間以上30時間未満(クリア済)
大月誠一さん [2014/08/16 掲載]

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