PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

中国史における三国時代の武将達がさまざまな美少女キャラとしてデザインされているところ。
他者作品である恋姫シリーズと似通っているところもありますが、あちらと違い今作のジャンルは基本的にSLGであり、あちらで未登場となっている武将達も今作では登場しています。

おまけ要素として、作中のCG・BGM・イベントを鑑賞できるところ。
CGとイベントは作中でプレイ次第、徐々に解放されます。

BAD/REQUEST

操作性があまりに悪すぎて、快適さはもはや０点の域。
SLGパートでの操作が直感的に操作できず、非常にイライラします。
コマンドメニューで何かしらの操作や指示をしても、実行されたかどうかが分かりづらく、終始困惑してしまいます。

今作では初めにプレイすることになるチュートリアルがあるのですが、こちらは終始不足。
専用のイベントがあるADVパートをプレイしつつ、SLGパートのチュートリアルをプレイする流れなのですが、プレイに必要な情報が少ないためにこちらも終始困惑気味。
特定の条件をSLGパートで満たさなければいけない時に、その条件内容や操作方法を確認することができないため、プレイの進行すら非常に困難でした。

登場するキャラの中に、男性キャラがいるところ。
美少女キャラがメインとなる作品において、男性キャラがそこそこの割合で混じっているのが疑問でした。
歴史上の人物を美少女キャラ化するのがコンセプトの作品であれば、恋姫シリーズのように徹底してやってほしい。

美少女キャラの中には、あまりピンとこないデザインのキャラもいるところ。
これは個人の好みによるので絶対的にどうこうというわけではないのは重々承知していますが、それでもキャラデザインの中にはそれほどイイと思えるキャラがいなかった。
各キャラのデザインを担当した絵師さんによって描き味などが違うと思うのですが、個人的に大抵のキャラがあまり印象に残るデザインではなかったです。
他者作品である恋姫シリーズとの比較になってしまいますが、あちらと比べて「あの武将がこういう美少女になるのか！」と驚きつつも、武将の雰囲気や個性にしっくりくるようなデザインを今作のキャラからは感じませんでした。

前作にはあったとされる「晋」勢力が無くなったところ。
前作にあった勢力なのに、続編である今作で無くなったのは残念。

COMMENT

PSP-3000使用。
三極姫シリーズは今作が初プレイです。

たまたま新品105円で売られていた今作の豪華限定版を購入しプレイ。
今作に限らずシステムソフト・アルファーが手掛ける作品の評判については、以前からいろいろと聞いてはいました。
いざプレイしてみると、想像以上に楽しむことができませんでした。

歴史上の人物を美少女化したゲーム作品は恋姫シリーズで楽しめたこともあり、今作もどういう内容か気になっていました。
しかし、快適さの悪さを主としたBADの要素があまりにも強く、最後までプレイすることを断念。
他の要素はともかく、せめて快適さだけでもそれなりに良かったなら、まともに楽しめたと思います。
コンセプト自体は悪くないだけに、非常に残念です。