三國志IX with パワーアップキット レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/03/10 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:歴史シミュレーションゲーム ■ プレイ人数:1人(1?8人) |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
617人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
81pt
GOOD!
※以下のレビューは、特に“作品の移植度”に焦点を当てて書いています。
そのため、ゲームのシステムなどにはほとんど触れていませんが、どうぞご了承ください。
・オリジナリティ…3点
良くも悪くもPS2版の移植ですので、特に目新しくなった部分はありません。
しいて言えば、オリジナルカスタムテーマの追加と一部の特典武将(大喬・小喬・呂玲綺など)が初めから武将として存在する点でしょうか。
それ以外は本当に忠実な移植ですので、オリジナリティとしての評価は普通とさせて頂きます。
・グラフィックス…4点
PSPへの移植にも関わらず、グラフィック面での劣化はまったく見られません。
内政や戦争を行う一枚マップにおいても、時折流れるムービー(紙芝居に近いものです)でも、PS2版と遜色ないレベルのグラフィックに仕上がっています。
しかし、PS2版での欠点の一つだった顔グラの小ささについてはあまり変わっていません…。
元々顔グラ自体の評価は芳しくない作品ですが、せっかく鮮明なグラフィックになっているのに、ちょっと勿体なく感じました。
・サウンド…3点
音楽やSEに関しても、かなりPS2版に近く移植されていると思いました。
郷里大輔氏によるナレーションも削られることなく収録されています。
ただ携帯機のためか、オーケストラ使用の壮大さが落ちているようにも感じました。
・熱中度…5点
以上のように、かなり丁寧な移植をされているので、PS2版と同じくらい中毒性の高いゲームになっています。また、PSPのスリープモードとの相性も良く、一部(後述します)以外は快適にゲームを進めることができるため、一旦始めてしまうとなかなかやめ時が見つかりません。
画面が小さくなってしまったことや、操作が煩雑になってしまったことを考慮しても、携帯も可能なPSPという機種に移植したことは正解だったと思います。
・満足感…4点
憂慮していた劣化(グラフィックや処理落ちなど)がほとんど見られなかったので、かなり満足しています。また、以前(PSPで発売された「三國志5?8」)までとは異なり、パワーアップキット搭載版で発売されたことも嬉しい驚きでした。
しかし、これまで何度となく出されてきた作品の移植である以上、やはりフルプライスでの発売は避けるべきだったと思います。売上を考えれば仕方のない選択なのかもしれませんが…。
・快適さ…4点
PS2からPSPへの移植であるのに、処理落ちやグラフィックの劣化がほぼ見られなかったため、ほとんどPS2版と同等に快適なプレイが楽しめます。
メモリースティックへのインストールを行えば、ロード時間もPS2版と変わらないレベルになり、非常に快適です。バグも特になく、挙動などにも違和感を感じることなく遊ぶことができます。
このように、基本的には快適なゲームですが、一部にせっかくの快適さを乱す部分があります。これについてはBADに記載しておきますので、ぜひご覧ください。
BAD/REQUEST
・「人材」の「探索」を行うと、その報告の際に非常に処理が重くなってしまう。
他のみなさんも書いていらっしゃいますが、それ以外の部分が快適に作られているため、この部分での処理の遅さが目立ってしまっています。
プレイしていく上で頻繁に使用するコマンドのため、もう少し改善して欲しかった部分です。
・一部の特典武将が他の武将同様にシナリオに登場する。
PS2版では新武将枠に追加されていた一部の特典武将が、PSP版では普通の武将と同じようにシナリオに登場します。特に悪い要素とも言えないのですが、登場するか否かが選択できなくなっているため、人によっては嫌な変更点かもしれません。
また、これによって一部のイベント条件が変更されているので、注意が必要です。(イベント「二喬」の条件に、“大喬・小喬が孫策軍にいないこと”が追加されたことなど)
COMMENT
PSP?1000を使用、PS2版プレイ済み、PC版未プレイ
PSPでの「三國志」シリーズの移植としてはこれで五回目になりますが、ようやくにしてパワーアップキット搭載版が移植されました。
シリーズ初の一枚マップを採用し、フェイズが分かれているとはいえ、全勢力の軍勢が一斉に動き出す作品であるため、処理落ちなどの点から9のPSPへの移植は半ば諦めていました。
しかし、前作8の移植から数えて4年越しの2011年に無事発売され、一部以外は特に目立った劣化もなく、かなり丁寧な形で移植され、驚いたのと同時にすごく嬉しかったです。(嬉しい半面、今までの移植が手抜きだったようにも思えてきましたが…)
上述したように、移植に関しては比較的満足できる出来栄えですが、元々の「三國志9」というゲーム自体がかなり人を選ぶ作品なので、購入される際には公式サイトやPS2版のレビューなども合わせてご覧になると、もっと詳しくお分かり頂けるかと思います。
長文になってしまいましたが、ご購入の際の参考にでもして頂けると幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 0pt |
34pt
GOOD!
・戦争も内政もロードいらずの一枚マップ
これによりテンポ良くサクサクとプレイでき「あと1ターンだけ!」と止め時が見つかりません。戦争は目標とルートを指示したら後は運任せと一見あまり面白くなさそうに見えますが、その指示によっては戦争がより有利にも不利にもなるので考えがいがあります。
・歴史のIFを楽しめるシナリオ
もし袁紹が曹操に官渡で勝っていたら?とかもし周喩の天下二分計が成功していたら?とか楽しみ方は様々あります。
・PS2版で実装された機能の数々
PC版で面倒だった探索を一括で指示できるようにしたり、遅すぎたCPUの信望の上がりが適正になったり、簡単に名将を越える能力を量産でき雰囲気ぶち壊しな抜擢のonoffができる。
・携帯機でできる
BAD/REQUEST
・CPUの頭がよろしくなさすぎて歯ごたえがない
一つの部隊に名将を詰め込んで残りは戦えそうもない文官に1人で部隊を任せる
脳筋武将に例え武力依存兵法があっても罵声などの知力依存の兵法を使わせることがある
自分の城が攻められても構わず攻めて滅亡する
港や関などに大量の兵と武将を詰めるがほとんど攻められるまでそのまま放置
攻める時は必ず城攻め仕様の部隊(城攻め用は脆い)なのに護衛としての野戦部隊は出さない
など他にも沢山あります。シミュレーションに慣れた人にはまず物足りないでしょう。
これのせいでまず統一するまでに飽きます。
・画面が小さくPC版に慣れた私には辛かった
携帯機なので仕方ない部分もありますが縮尺が大きすぎて画面に都市1個しか写らなく、兵の輸送や周囲の状況、戦争の様子など見るのが辛かった。
・武将の顔グラが変わらない
せっかく10や11で顔グラが一新されてたのになぜそれを使わないのか
9は情けない顔グラが多く個人的には手抜きとしか感じられない
COMMENT
PSP-3000 PC版経験済み、PS2版未経験
名作、三国志?の携帯機への移植。これに食いつけるかどうかがすべてです。
なにか思考ルーチンが変わって手強くなったとか目新しさは全くないので何時でもどこでも三国志?がやりたいという方以外は素直にPC版を買うのをオススメします。
古いノートパソコンでも十分動きますし上記の気に喰わない顔グラも自力で変更可能です。
CPUがアホすぎるからと有志の方達が作ったツールも出回っているPC版と比べると携帯機であるという事以外に魅力は全くないです。
名作三国志?だからまだ遊べるというだけですね。
携帯機だから対人戦が出来るようになってるとまだ良かったのですが…
なんというか…なんで今更変更点も何もなしで出したんでしょうかね。
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
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Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
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大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
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うたわれるもの PORTABLE
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FIFA13 ワールドクラスサッカー
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
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ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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ナムコミュージアムVOL.1
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇 ポータブル
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リッジレーサーズ2
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刻命館
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熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
-
三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
-
輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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パワースマッシュ NEW GENERATION
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サモンナイト5
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みんなのGOLF ポータブル2
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
-
ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
シリーズ初の1枚マップによるゲーム性。
今作はターン制ではあるものの、従来の作品とは違い、内政も戦闘も同時進行で行います。
コマンドを決めるターンの戦略フェイズで、所領の内政を行いつつ、他方で進軍している軍隊の確認・指示を行い、進行フェイズでコマンドの実行とその結果が出ます。
1枚マップの中華大陸は、山・川・海などの自然の地形もしっかり表現されています。
戦闘では、それらの地の利を活かした戦術が求められます。
特定の条件を満たすことで鑑賞できるムービーの演出・内容がとても良いです。
今は亡き声優の郷里大輔がナレーションを務めており、彼の声で語られるナレーションはとても趣深いです。
今作に登場する一部の武将の顔グラフィックはカッコよくなりました。
7・8とは違い、武将達の衣装や鎧がより鮮やかな色彩になったり、表情が凛としていて威厳が出ているなどの変化が見られます。
ムービー・BGM・アイテムコレクションを鑑賞できる「ギャラリー」があるところ。
メニュー画面から上述の要素をいつでも鑑賞できますし、
アイテムコレクションでは、獲得できた全体のアイテム数に応じて「アイテム収集率」のパーセント表示が上がっていくので、何気にコンプ欲が湧いてきます。
PSPに移植された三國志シリーズの中で、唯一のパワーアップキット(以下:PK)であるところ。
PKということで、追加シナリオやエディタ機能といったPK独自の要素も収録されています。
今作のエディタ機能には、武将・勢力・都市・施設の4つの要素を自由に編集でき、所持することでさまざまな効果を発揮できる新規アイテムの作成も可能。
PS2版では他タイトルとの連動で入手できた特定の武将も、今作では無条件で最初から登場しています。
BAD/REQUEST
全体的にゲームデザインやシステムが、かなり人を選ぶところ。
7・8のような従来のものに比べて、ゲームデザインやシステムが大きく変化しているので、プレイし始めはかなり難しく感じます。
今作のシステムや操作に慣れれてしまえば、従来のものよりも面白く感じるので、そこにたどり着くまでがかなり人を選ぶ要因になっています。
各シナリオのオープニングムービーは、残念ながら「ギャラリー」では鑑賞できないところ。
「ギャラリー」で鑑賞できるムービーは、特定の条件を満たしてことで発生するイベントのムービーがほとんど。
各シナリオのオープニングムービーをもう一度観たい場合は、そのムービーがあるシナリオを開始しないといけません。
画面に表示される武将の顔グラフィックが小さいところ。
元々のグラフィックサイズがあまり大きくないせいか、携帯ゲーム機である今作ではかなり小さくなっています。
一部の武将達は、顔が分かりづらくなっているものもあるので、「特定のボタンを押すことで顔を拡大表示できる」といった措置が欲しかった。
エンディングのスタッフロールのムービーをスキップできないところ。
そのせいで、周回プレイ時は面倒に感じます。
COMMENT
PCHJ-10034使用。
三國志シリーズはPSP版7、8withPK、11withPK、12、12withPKをプレイ済みです。
今作はダウンロード版をPSvitaでプレイしました。
一通りプレイし終えての感想ですが、とても素晴らしい作品でした。
あらためてプレイしてみると人を選ぶ要素は強いものの、操作に慣れてしまうと従来の作品よりもとても面白く感じられます。
携帯ゲーム機ということで、いつでもどこでも気軽にプレイできるので、私は外出先でのちょっとした空き時間に今作をよくプレイしています。
私はPSVitaでダウンロード版をプレイしましたが、処理落ちなどの動作不良については特にありませんでした。
今作のUMD版(パッケージ版)は中古でもそこそこ値が張るので、現在は廉価版価格で配信されているダウンロード版を購入するのがオススメです。
GOODの欄にも書きましたが、今までPSPで移植された三國志シリーズの中でPK版であるのは今作だけ。
「どうしてもPKのある三國志作品を携帯ゲーム機でプレイしたい!」となれば、PSPのお持ちの方は今作がベストです。
PSVitaのお持ちの方は12withPKと13wihPKも選択肢としてありますが、それらの作品よりも安く買える今作のダウンロード版もありますので、まずは今作をプレイするのも有りだと思います。