PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

キャラデザイン、サウンド、設定、とにかく表面上はすごくいい。
絵買いする分には問題ない、だがゲーム性を求めると痛い目に合う。
　
ノーマルモードの敵の強さが心地よい。
緊張感のある戦闘を楽しめるという点ではよい。
逆にゲーム初心者が誤ってノーマルを選んだら投げ出したくなるレベル。
表記はイージーをノーマルに、ノーマルをハードにするべきだった。

BAD/REQUEST

JRPGを謳うのはおこがましい。
日本で作られたRPGという点ではJRPGなのかもしれないが、きちんとしたモノづくりを心がける信頼と安心のJRPGという観点で見ればほど遠い。
　
まず何が酷いかというとバグが酷い。
戦闘シーンの冒頭でフリーズするなどという致命的なバグがある。
酷い人は1時間に2回のペースで起きる。
　
また誤字や技の設定ミス(単体向け攻撃が全体攻撃になってるなど)、本当にデバッグをしたのかと疑いたくなるレベル。
　
カタカナのロの字がおかしいとかなぜ誰も気づかなかったのか。
主要人物にジャイロという名前のキャラがいるがそのキャラの名前を見るたびに「あれっ、おかしいな」と社員が誰も気づかなかったのか
　
　
ゲームの売りに時間が関わる任務があるがどの任務を選んでも経過する時間は同じでただの選択式でしかない。
しかも、その任務の内容がダンジョンの入り口近くの人と話すだけで終わるとか、敵と一回戦闘したら終わりとか、とにかくしょうもない。
序盤なら初心者がゲームに慣れるまでにって事で分かるけど、終盤までずっとおつかいレベルの任務ばかり。
グラフィックやサウンドがいくらすごくても内容はファミコン時代かと思うようなもの。
　
　
ストーリーの伏線がほったらかし。
自分の国は何故責められてるのか、本当の敵は誰なのか、結果的にどうなったのか、何も明かされないままに終わる。
プレイヤーはそれが知りたくて一生懸命ゲームをクリアするのにすべてお預け状態。
次回作が出ればいいが同社が過去に出したセブンスドラゴンのように次回作をにおわせておいて放置ということもあるのでプレイヤーは気が気じゃない。
　
せめて明かせる範囲でいいのでプレイヤーが納得がいく区切り的な結末が欲しかった。

COMMENT

初期トレーラーのビジュアルとサウンドにつられました。
正直に言うと最後の合体のミニゲームにつられました。
　
購入者を引き付ける宣伝の仕方は業界随一ではないでしょうか？
そこは素直に認めます。
　
ですが、このゲームをプレイして次回作もやりたいなぁと思う人が果たしてどれだけいるのか？
　
物を作り、それを売るということは信頼関係にあると思います。
どんなに不器用でも一生懸命やってる感じが伝われば客はついていきます。
　
そのことをもう一度考えて次回作なり別作に挑んでほしいと思います。