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GOOD!

曲やキャラが好きかそうでないかで評価はがらっと変わると思いますが、好きでなければ手に取ることもまあ、ないでしょうから、そういう意味ではファン向けゲームですね。私はいままでミク関係に手を出したことはなかったのですが、たまたま落とした体験版で魅力に取り付かれましたので、今回購入しました。

根本的なことを言ってしまうと、これは「リズムゲーム」ではないのでは？と思ってしまいました。リズム、という意味を考えれば分かると思いますが、旋律（メロディ）や和声（ハーモニー）部分を押すケースが非常に多いです。なので、「音ゲー」「音楽ゲーム」ということに抵抗はないのですが、「リズムゲーム」として、ドラム系のゲームとかと同様の感覚を期待するとがっかりする・・・かも？しれません。こだわりはないので私は十分楽しめたと思います。
感覚的には同メーカーの「龍が如く」シリーズ内のカラオケゲームとほぼ同じものと考えてよいでしょう。あれを楽しめて、アイドルっぽい曲調が嫌いでなければ、十分楽しめると思います。

あまり聴かない曲はありますが、嫌いな曲というものもなく、全体的には耳に残るような曲が多くていい意味で困ってしまいます（笑）。とくにＰＶが曲とマッチしている「ジェミニ」「ほんとは分かってる」「巨大少女」あたりは秀逸で、その曲ばっかりやったり、という時もありました。

前作をプレイされた方はまた違ったことを感じられているみたいですが、今作が初プレイなので、ミクのボリュームが多いのは歓迎でした。まあ、それが故、前作をプレイする気になるか、といわれるとハテナマークがつきますが・・・なんというか今作だけで十分かな、っていう気持ちになります。

BAD/REQUEST

難易度Extremeの曲はボタンの押す間隔がが緩やかな曲に関しては逆にEasyやNormalよりもやりやすい場合がありますが、全般的に見て、連打ゲームになってしまっており、私のような年寄りにはきつく、諦めたのが数曲あります。

というか、携帯ゲーム機を地べた（あるいはテーブル）に置いてがちゃがちゃ押す事を前提にした難易度ってどうかと思います。携帯ゲーム機としての持ち方ってあるわけで、普通の持ち方で可能な難易度を追求して欲しかったです。普通は左手、右手の親指使用、せいぜい追加で人差し指か、っていうくらいですよね。

また、音楽性とかリズム感とかと関係ないところで判定される部分があります。例えば背景に埋没してボタンが見づらかったり、どのボタンを先に押すか見づらかったり、どこからボタンが出現するかわからず落ち着きのないゲームになっていたり・・・と。

ほかに気になる点は３点ほど。

まず1点は皆さんも書かれていますがロード時間の長さと、頻繁さ。これが結構ゲームの連続プレイの妨げになります。このゲーム、仕様なのですが、難易度変更の際もいったん曲選択画面に戻り、難易度を選んで再び曲に戻る、という作業をしなければなりません。せめて曲が終わった際に、ｒｅｐｌａｙだけでなく、難易度もその場で選択できればまた印象は変わったのでしょうが。

もう1点。プレイの記録が別枠に保存されているのはいいのですが、例えば「この曲今normalでパーフェクト取ったけど、hardはどうだっけかな？」という状況になった時、いちいちプレイの記録ページに移動しなければ確認出来ません。そしてページ移動するたびに起こるロード・・・セガさんのいつもの「かゆいところに手が届かないゲームシステム」はわかっているつもりですが、もうちょっとUIについては考えて欲しいものです。

あと、得点システムについて・・・細かいようですが、CHANCE TIMEの比重が大きすぎではないでしょうか。逆にコンボのボーナスが小さいように思います。うまくいくかなーとか思い緊張しながら進めて数百コンボいけたときの得点を、軽くCHANCE TIMEの得点が上まってしまうのはなんだかなーという気分にさせられます。

COMMENT

前作未プレイです。

また、未クリアとしましたが、難易度Extremeの数曲を断念したのでそうしました。
このゲームが、音ゲーマニア（失礼）向けなのかファン向けなのかは微妙なところですが、「ハイパーオリンピック」とかじゃないのだから、連打してるだけみたいな曲はいらないと思いました。

でも値段分以上には楽しめたと思いますし、未だに折を見て手に取ってしまうこともあるので、文句は言いつつも、自分にとっては好きなゲームなのでしょう。