PSP mk2 :: 地球防衛軍2 PORTABLE レビュー

地球防衛軍2 PORTABLE レビュー

発売元	ディースリー・パブリッシャー（オフィシャルサイト）
発売日	2011/04/07
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：3Dアクションシューティング ■ プレイ人数：1人(1?4人) ■ ダブル入隊パック：6,279円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	1pt	1pt	2pt	0pt	0pt	5pt

総合点
20pt

GOOD!

爆破系武器で群がるザコを一掃した時の爽快感は
据え置き時代に勝るとも劣らないものです
これがなかったら移植の意味がないのでこの点については
とても満足。

後ペイルウイングの追加武器が非常に強力ですね
かゆい所に手が届くものばかりでした

BAD/REQUEST

満足感：０点
以下の点に準じます

・難易度およびバランス
ＰＳ２のころより言われてきたディロイの異常性、
クモの糸の貫通、乗り物のゲームとして不自然な位置は
全く修正されていません
３という良作を移植もとより挟んで尚このベタ移植
「とりあえず売ればいい」という開発の思想が見え隠れしています
悪い点を見直してこそ意味のある移植でしょうに。

・追加武器の格差
陸戦兵の追加武器はほんの一部を除いてＩＮＦの攻略には
出番がありません
陸戦の花形武器であるスナイパーライフルには
なんの追加武器もないという放置っぷり
対してペイルウィングの武器は既存のものを上回る
最上位武器がほとんどのカテゴリで追加されています
これは何故…？

・無駄なボリューム
同じようなステージが（というかほぼ同じ）４個近くある
総数７８ステージが今作の舞台ですが
「あれ？このステージ前にもやったよな？」と思えるものばかり
増やすべきでなく減らすべきだった、５０くらいでちょうどいい

快適さ：０点
以下の点に準じます

・武器収集
相変わらずシークレット武器というものが存在し
それがＩＮＦ攻略のカギとなるものであるにもかかわらず
出現度は１％を余裕で切っています
集めているうちにゲームに飽きます
私はＰＳ２版と本作の両方で合計２００時間は収集に費やしましたが
一つもお目にかかったことがありません

・バグ
赤蟻のかみつきやギリオ・ギリオラの体当たりが
ダウン→起き上がりのプロセスを経ずに連続ヒットすることが。
これのおかげで何度もＨＰを６０００近く一瞬で持って行かれました
他にも敵が地面にもぐりこんで撃破不能になり
ステージがクリアできなくなるバグや、
その場で流れるはずの無線と全く関係ない無線が流れることも
此処まで単純なゲームなのにこんなに致命的なバグがあるのはなぜ…
デバッグしてませんよね？これ。

・操作性
かなり致命的です
敵に照準を合わせるのはもちろん、狙撃なんて不可能
処理落ちのおかげでフレームが飛び飛びになるので
照準が敵を通り越してしまったり、ひどい時には操作を
受け付けなかったり。
こんなんで高難易度に手が出るわけがない

そして極めつけはグラフィックとサウンド
サウンドは効果音の劣化はともかく無線のノイズがひどすぎて
何言ってるのかほとんど分かりません
グラフィックはＰＳＰで大群の再現をするために必要な劣化とは
わかっていてもあまりにひどい
蟻なんかは初代ＰＳ黎明期のような出来です。

COMMENT

ＰＳＰ?３０００使用

出す価値がなかったんじゃないかとも思わせるような低レベルな
ベタ移植にもかかわらずまさかのフルプライス
そもそも原作は２０００円という非常に安価な割の出来で
高い評価を受けたわけで、その原作にあった強みを
ロクに踏襲できずあまつさえ値段まで上げてしまうというのは
どうなんでしょうか

２→３→２Ｐとやりこみましたが
やはり３が良作だったからといってその良かった要素が
少しでも今回の移植にプラス要素をくわえてくれると思った
私が楽天的過ぎたのでしょうか
本当にひどい出来でした

ＥＤＦ４は期待しながら待っていますが
３が１のリメイク的作品であった以上
２をリメイクなんてして糞ゲーにならないかどうか心配です。