PSP mk2 :: パタポン3 レビュー

パタポン3 レビュー

発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント（オフィシャルサイト）
発売日	2011/04/28
価格	4,980（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：アクションRPG ■ プレイ人数：1人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	3pt	2pt	2pt	2pt	1pt	3pt

総合点
40pt

GOOD!

【扱えるパタポンの種類と技、武具が増え戦略性が広がった】
一部制度が変更になったものの、前作より増加。

【マルチプレイがPSPのみでオンライン接続が可能になった】
前作はマルチプレイはアトボックでしかできなかったが
今作はPSPをネットに接続することによりオンラインでマルチプレイが可能になった。

【一部を除き、ほぼすべてのステージでマルチプレイが可能になった】
その一部もマルチでやる必要がないチュートリアル的なものなので支障はない。

BAD/REQUEST

【攻略法がレベルを上げてゴリ押ししかない】
前作までは相手の予備行動を見てこちらは
どのリズムを叩けばいいのかを判断することができたが
今作では
・複数の大型の敵が別々のタイミングで攻撃してくる
・即死またはそれに近いダメージを与える理不尽なトラップがある
　(ただし後半の一部のステージのみ)
という点においてそれが無意味に近い。
更に今作ではパタポン4体(ヒーローはシングルでは1体、マルチでは最大4体)
＋はたポン(シングルのみ)の構成のため1体減るだけで戦力が大幅にダウンする。
理不尽なトラップを避けつつ、敵をやっつけなくてはいけないため
防御や回避よりもより早く進軍するかだけが全てになっている。
そのため攻略法がレベルを上げて攻撃力を高めて
より早く敵を倒すのみになっているため戦略性はほぼ皆無に等しい。

【ストーリーがめちゃくちゃ】
前作までにあった異民族間闘争がほぼなくなっている。
そのためほねデスの存在意義がほぼない。
それどころかヒーロー対ダークヒーローという構図なため
パタポンのトン・チン・カンの3人ですら存在意義がなくなっている。
更にそのダークヒーローとの対立も明確な説明がないまま進むため
進行方向にいるから戦っているといった状態になっている。
また最後のオチの部分はパタポンシリーズではお馴染みのオチではなくなった上に
敢えてそれを外した意味を問いたくなるような取って付けたようなオチ。
その他、ダークヒーローの口調が極端に下品だったり
ネットスラングを多用したりなど
前作までの世界観は守られていない。

【マルチプレイに偏りすぎ】
上記の様に攻略法が、レベルを上げてゴリ押しするしかないため
マルチプレイでやる方が格段に楽になっている。
またマルチプレイでは
・はたポン(死んだら即ゲームオーバー)がいない
・全員がヒーロー(ヒーローはヒーロー技が使える)
・クラスの組み合わせに制限がない
(シングルではやり系、たて系、ゆみ系のクラスがそれぞれ1体ずつ必要)
・進軍に制限がないため個々が自由に動ける
(シングルでは全員が同じ行動、マルチは別々の行動が可能)
・マルチプレイでしか取れないアイテムがある
(その中にも重要なアイテムが複数ある)
などマルチプレイによって楽になるというよりも
マルチプレイ推奨のゲームになっている。