PSP mk2 :: テイルズオブリバースレビュー

テイルズオブリバースレビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2008/03/19
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象 (CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：君が生まれ変わるRPG ■ プレイ人数：1人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	2pt	3pt	3pt	3pt	2pt

総合点
60pt

GOOD!

・戦闘システム
「回復魔法が存在しない」という非常に独自性が強いシステムですが、一通り戦闘システムを理解すると宿屋要らずで戦闘を楽しめる作品である事が分かると思います。
従来の作品でいうTPの概念がないので雑魚戦でも気兼ねなく術技を使えるのがうれしい所。とはいえ個人的に気になった点はあります。(後述)

・強化
武器を強化するエンハンスが面白いです。戦闘終了時に得たポイントを武器の能力に振り分けることで武器の能力が上がり強くなります。この強化が楽しくやり込み甲斐があります。武器ごとに固有の特殊能力があるのもよかった。

・追加要素
個人的にイラストブックと中断セーブがうれしかったです。中断セーブはロードしても消えないため実質どこでもセーブすることが可能です。

BAD/REQUEST

・ストーリー
「ピーチパイ演説」など感動的なイベントもあるので物語としては悪くはないです。しかし基本的におつかいに終始するお話で町や村の住人も(恐らく)シリーズ1ギスギスしているので話を進めていくうちにイライラすることも少なくないと思います。また黒幕に伏線がなく終盤で急に出てきたような印象しかなかったのは残念。

・ダンジョンの仕掛け
ダンジョンの仕掛けを解く時に特定のポイントにフォルスという特殊能力を使わなければいけない所があるのですがこの反応が妙に悪くイライラしました。

・戦闘面の欠点
シリーズのお約束「秘奥義」がとどめ演出専用なのでヒット数稼ぎにしか使えないのが非常にもったいないと感じました。
また、グレードが「1つの敵グループから同じボーナスは1回しか獲得できない」という仕様なのでグレード稼ぎという概念が事実上存在しません。
そしてパーティキャラの一人、アニーがサポート専門の為かなり使いにくいです。従来のシリーズでいうと回復、補助系がメインの術士と一見普通そうですが、今作に回復魔法の概念は存在しないので…パーティキャラで唯一蘇生術を使えるんだからアニーだけは普通の回復術が使えてもよかったのではないかと思いました。