PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

ファイナルファンタジーは３?８までプレイ済み。
１作１作の殆どが１００時間超のやり込みをしています。
キャラ、演出、音楽、SE重視です。

オリジナリティー　４点
自分の攻撃力を上げるプレイブ攻撃と相手のHPを減らすHP攻撃がアクションゲームとしては珍しいタイプのゲームシステムですね。
あまり類を見ませんし、実際に楽しめましたから４点。

グラフィックス　５点
このゲームをやりたくてPSPごと購入しましたが、正直PSPがここまで綺麗だとは思っていませんでした。
自分のPSPへの評価を変えるくらいの衝撃がありましたから５点とさせて頂きました。
ムービーシーンは特筆モノですね。PS3が自分のメインでゲームをしているハードですが、PSPをやっても画質にがっかりする事がありません。

サウンド　４点
これは文句ナシでしょう！
歴代のＦＦサウンドが流れるなんて涎モノですよね（笑）
更にアレンジがされているのですが、アレンジは最小限で原作のメロディーを崩す事なく素晴らしいＢＧＭに仕上がっています！
オプションのシアター機能を使って音楽鑑賞をよくしています（笑）
ただ、１作品ごとに登場する曲数が少ないのが残念。もうちょっと多く欲しかったところ。
と言うことで内容的には満点付けたいのですが、曲数に不満があるので４点。

熱中度　４点
ここはさすがに大手ＲＰＧメーカーといったところ。
飽きがこないよう、様々なやり込み要素がありますから、すぐ飽きるのでは・・・という心配は無用ですね。
ＲＰＧが好きな方ならハマる要素ばかりですから、満足です！

満足感　４点
失礼ながらPSPのゲームがここまでボリュームがあると思っていませんでした。
自分の好きなキャラを操作し、好きな曲をＢＧＭにしながら戦う。これ以上の演出はないと思います。

快適さ　４点
ここもさすがにスクエニといったところ。
特に不満はありません。ロードに関してはインストールする事で皆無です。
また、容量に不安がある方用に３パターンのインストール容量を選べるのも配慮を感じられます。

BAD/REQUEST

難易度　３点
難しいというよりかは理不尽なＣＰＵの反応にイラッとします。
まずガード率が異常に高すぎる点。ガードされると一定時間攻撃側が無防備になってしまうシステムと組み合わせて極悪な要素になっています。
この事からＣＰＵ戦では出が早く、けん制にもなるブレイブ攻撃は一切使えません。
ボタンを押した瞬間にＣＰＵはガードしますから、○ボタンを間違っても押せなくしてしまいたいくらいです。
かと言って適当にＨＰ攻撃を振り回しても超反応回避されます。
じゃあどうすればいいのかと言うと、ひたすら逃げ回ってＣＰＵが攻撃してくるのに合わせてガード⇒ＣＰＵが無防備状態⇒攻撃のパターンしかありません。
ハッキリ言って全く面白くないです。最初の方は楽しいですが、最後の方になってくるとＣＰＵも強くなり、このような戦法を取らざるを得なくなりますから、最後に近づけば近づくほどダレてきます。

その他
「ダッシュ」を覚えるまでダッシュできないのはどうかと思う。
あまりにテンポが悪く、下手したらダッシュを覚える前に飽きて辞めてしまう人がいるのでは？と心配してしまうくらい。
ダッシュくらいは基本操作にして欲しかった。今時のアクションでダッシュ出来ないのはテンポが悪すぎてイライラします。
昔と違いますから、近年のユーザーは基礎からやらなくても最初からダッシュくらいは使いこなせます。

それと、これは人それぞれだと思いますが、一部のキャラの扱い方。
ＦＦの１?６まではドット絵の小さい絵柄ですし、そこまで喋りませんから、今作で面喰らう部分もあるだろうとは覚悟していました。
思った以上にイメージ通りで満足はしていますが、どうしても納得出来ないキャラがいます。
それはＦＦ５の主人公バッツ。
確かにＦＦ５では「ものまね師」のジョブがイメージ強いと思いますが、バッツの性格にもものまねするっていう事を埋め込まないで欲しい。
他の主人公の真似ばっかりするバッツってちょっと扱いが軽くないですか・・・？
技として真似するならまだしも、性格上でそれが出ると非常に不快です。
ＦＦ５未プレイの方は間違いなく誤解すると思います。

最後に「対戦ツール」としての評価。
アドホックパーティでPS3を通じてネット対戦出来ますが、対戦をやってきて出てきた結論は　　「浅い」　です。
一人用でＣＰＵ相手にやるのが本来であって、人と対戦するようなシステムではないと実感しました。
「ＥＸモード発動」が相手の攻撃を喰らっている最中にも発動できる上に、割り込めば相手をガード弾きと同様に無防備状態に出来るシステムが全てを台無しにしています。
このシステムがある限り、セフィロスのようなＨＰ攻撃が連撃しかないキャラはまず対戦では勝つ事は出来ません。
なぜかと言うと相手がＥＸゲージ満タン状態だとＨＰ攻撃をしても途中でＥＸモード発動で割り込まれ、逆にこちらが攻撃を喰らってしまうからです。
連撃のＨＰ攻撃は最後の一撃だけがＨＰ攻撃でそれまでの連撃はブレイブ攻撃で構成されています。
と言うことは逆に言えば連撃タイプのＨＰ攻撃を喰らっても最後の一撃さえ喰らわなければＨＰは減ることはありません。
普通は一発目を喰らえば最後までほぼ必ず決まりますから初段ヒット＝全段ヒットとなりますが、ＥＸモードがあるからそれが成り立ちません。
なのでＨＰ攻撃が単発で判定の強いキャラが異常に強く、ＨＰが連撃のキャラは弱いというよりかゲームとして成り立ちません。
対戦の途中でも「相手のＥＸゲージ満タン」というだけでこちらは何も手を出せなくなり詰みます。

そもそも対戦ツールメインではないので、これは対戦ツールとして使うなら、というレビューですので、大体の人には当てはまらないと思いますから、当てはまる人だけ参考にしてみてください。

COMMENT

対戦ツールとしては散々書きましたが、単純に１つのゲームとしては高い次元で完成されていると思います。

ＦＦ好きの人には問題なく入り込めるゲームでしょう。
ＢＧＭもシアターモードで自由にいつでもエンドレスで聞けますから、変にサウンドモードを搭載しないで後からサウンドトラックを発売するような商売っ気は感じられなく好感がもてます。

ただ、ストーリーモードでは１?１０までの各キャラを使用していかないとダメなので、自分みたく３?８しかやってないとかの人だと、やった事がないナンバーの主人公を扱っている間は
作業的になってしまうかも知れません。
（やった事がないからも知らないし敵も知らないので思い入れがない）

でも、このゲームはストーリーモードをクリアしてからが本番！
そこからは好きなキャラを使って思う存分攻略していけますから、やり込めます！！