PSP mk2 :: 絶体絶命都市３ ─壊れゆく街と彼女の歌─ レビュー

絶体絶命都市３ ─壊れゆく街と彼女の歌─ レビュー

発売元	アイレムソフトウェアエンジニアリング（オフィシャルサイト）
発売日	2009/04/23
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：サバイバル・アクションアドベンチャー ■ プレイ人数：1人（アドホックモード2?4人）

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	4pt	3pt	2pt	2pt	3pt	1pt

総合点
49pt

GOOD!

*オリジナリティー
　やはり、災害をテーマにしている点や過激な選択肢はこのシリーズ独自の魅力ですね。選択肢で主人公の性格が決まり、しゃべり方が変わったりするのはなかなか凝ってるなぁと感心しました。

*グラフィック
　それなりに良いです。3Dですが主要キャラの顔もちゃんと可愛い（格好よい）ですし、手に入るコスチュームもかなり豊富です（主人公男女別で各50種以上。頭、手、足の装備はコスチュームとは別に有ります）。私はシリアスな場面とアホな恰好した主人公のギャップに笑わせてもらいましたｗ

*サウンド
　危険の無いときは基本的にBGMはないのですが、SEがリアルで臨場感があり雰囲気をつくってくれます。ヘッドホンやイヤホンを使うのをお勧めします。
　BGMは緊迫した場面を良く盛り上げてくれますが心にのこるというほどではなく、可もなく不可もなくといったところ。

*熱中度
　コスチュームや読み物のコンプリート、９種のエンディングを見るなど、やろうとおもえば結構遊べるかと思います。

*満足感
　携帯機で絶体絶命都市をプレイできたのはよかったですね。２週目以降で過激な選択肢を選んで遊ぶのも楽しいです。

*快適さ
　死んでゲームオーバーになっても、セーブしたところではなく死ぬ直前からやり直せるので楽でした。
　

BAD/REQUEST

*オリジナリティー
　絶体絶命都市１、２とストーリーや設定がほとんど同じじゃないか、というほど似ています。シリーズなので当然かもしれませんが、もう少し違う災害やストーリーで作ってほしかったです。

*グラフィック
　主要キャラはよくできているのですが、その他の人物との落差がきになりました。

*サウンド
　選択肢によって語調がかわるので、自分ではそんなつもりで選んだのでなくても選択肢によっては言動がかなりちぐはぐに見えます。

*熱中度
　主人公は男女どちらを選んでもストーリーや選択肢の内容はほとんど変わりませんし、各種エンディングを見たくても同じことの繰り返しになるため、飽きがくるのが早いです。とてもすべてのエンディングを見る気にはなりませんでした。
　しかもストーリーが短く、約6時間程度でエンディングに到達しました。

*満足感
　期待していた分、ボリュームの無さにガッカリしました。もっと遊べる要素があればよかったのですが。

*快適さ
　データをインストールしてもロードはやや長めで、コスチュームを拾うときに一瞬止まったりします。ですが、頻繁にロードが入るわけでわないので私はあまり気になりませんでした。

*その他
　アイテムが無意味です。コスチュームはやたらたくさんあるのに、ゲームを進めるのに必要なアイテムはほとんどないです。回復アイテムはほとんど使わずにすみますし、アイテムを組み合わせる「作る」は結局最後まで使わずじまい。アイテムを全て拾っていってもすぐ新しいバックが手に入るため、どれを残しどれを捨てるかといった駆け引きとも無縁です。そしてジャッキが使い捨て。なぜ？
　また、今作では相方にイベント以外ではアイテムをあげられません。当然着せ替えもできないです。雨が降ってるのに主人公だけ傘をさして、咲さんだけ雨ざらしなのは胸が痛みます・・。

　エンディングでランクやクリアタイム、どのエンディングを迎えたのかくらい出てほしかったです（そしてスキップ機能もほしかった）。
　
　

COMMENT

　PSP-2000使用。絶体絶命都市は１も２も某サイトのプレイ動画を見ていて面白かったので、今作を購入しました。

　アクションはさほど目新しいものはなく、難易度は良くも悪くも低めに感じました（初見は死にましたが平均２，３回でクリアできました）。

　いろいろ書きましたが、総合的に見るとなかなかの良作ではないでしょうか。繰り返し長く遊べる要素が少ないのが残念でしたけど、いいところもたくさんあるので次回作も期待します。