PSP mk2 :: 勇者30 レビュー

勇者30 レビュー

発売元	マーベラスエンターテイメント（オフィシャルサイト）
発売日	2009/05/28
価格	4,410（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：超速ＲＰＧ ■ プレイ人数：1?4人

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	4pt	5pt	4pt	4pt	4pt	3pt

総合点
84pt

GOOD!

【オリジナリティー】
３０秒で世界を救うという(ごく一部の人を除いて)聞いたことも無いストーリーが印象的だった
本当に大丈夫なのかと思ったが、基本的にお金を払う代わりに時間が戻せるので問題は無かった
他のモードもそれぞれ普通のRPGでは考えられないようなシステムが搭載されているので
ありきたりなゲームに飽きた方に特にお勧め
【グラフィックス】
例外(一部イベントの一枚絵など)を除き全てドット絵で構成されている
キャラクターはもちろんマップやアイテムなども全てドットである
イベントシーンもドットキャラのアップだったりと、そこまでやるかといわんばかりのこだわりである
なんでもかんでも３Ｄやらポリゴンやらといった世界観に疲れた方に合うと思う
【サウンド】
流石豪華スタッフ陣を謳うだけありどの曲も非常によく、個人的にハズレが無い
ポップな曲から勇壮な曲までいろいろとそろっています
特にメタル好きな方は必見
【熱中度】
ユーザー要望によって追加された図鑑モード、全ストーリーに用意されたタイムアタック(モードによってはスコアアタックもあり)、公式サイトの勇者番付、分岐ストーリー、マルチエンディング(勇者３０のみ)等、様々なやりこみ要素が満載です
特にタイムアタックはやり始めると『あと１秒少なく・・・あと１Ｇ多く・・・』とキリが無いほど楽しめます
【満足感】
前述の図鑑モードやＢダッシュ等、ユーザーの要望がきちんと通っていて、様々な要素があって非常にうれしいです
モードも４つあり、それぞれ違った冒険が出来るので気分に応じてストーリーを進めることが出来る
また体験版で感じた軽いストーリーがここまで来るとは・・・というほど意外に後半へ行くほどシリアスに物語が進む
特に勇者３０の某イベントは神BGMもあって泣かされた人は多いのではないだろうか
【快適さ】
３０秒がコンセプトなので基本的に爽快感がある
勇者３０はRPGの天敵レベルアップのスピードがものすごく速く、魔王３０は大量のモンスターを召喚でき、王女３０はボウガンで敵をバッタバッタなぎ払い、騎士３０は動作速度が速くイライラしない等
非常に快適です

BAD/REQUEST

・ドット絵主体なので『ちょうびれいぐらふぃっく』が好きな方には合わない
・ドット絵といい勇者といい遊び心といい、どうしても某なまいきなゲームを連想してしまう
・CMや体験版で大々的に宣伝している騎士３０が最初から選べない(ストーリー上仕方が無いのだが)
・メインの勇者３０に比べて他のモードはおまけ程度の扱いなのかストーリーが短く感じられる(分岐があってもステージ総数は３０固定(勇者３０は分岐の数だけストーリーが増えるので実質５０近くのステージがある)、勇者３０に比べてシステムの都合上１面が早く終わる、難易度が低い等の理由から)
・あまりにドット絵にこだわっているので拡大ドット絵が多く、純粋なドット派の人には合わないかも
・ストーリークリアに要した時間は約８時間。やっぱりボリューム不足は否めないので、次回作があればもっといろいろと要素やストーリーを追加してほしい
・サーシャの一枚絵が無いという致命的なバグが存在する