PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

※リメイク前はセベク編・雪の女王編ともにプレイ済です。

【オリジナリティ】
・ペルソナというシリーズの始まりとなる新規のシステムであり、現在も色あせることなく、新作を出ている秀逸な出来
・メガテンシリーズから引き継がれる悪魔合体（カード合体）は、潜在能力など本作品オリジナルの要素が合わさり、より奥深いものに仕上がっている。
・メガテンシリーズから引き継がれる悪魔との交渉は、キャラクターの個性が生きており楽しく見ることが出来る。

【グラフィックス】
・新規追加のムービーはリメイク前の味を殺しておらず、追加タイミングも適切で好ましい。
・通常戦闘などのグラフィックはPS版とほぼ同様のため懐かしさを感じる。

【熱中度】
・悪魔合体にいかに情熱をかけるかいよるが、組み合わせや潜在能力を考えると、ついつい時間が過ぎてゆく
・セベク編、雪の女王編と2つのまったく異なるストーリーのおかげで2回目プレイに手が伸びやすい

【満足感】
・セベク編、雪の女王編と2つのまったく異なるストーリーのおかげでボリュームが大きい
・個性的なキャラクターによる悪魔との交渉や悪魔合体は、長時間のストーリーをこなしていく上で良いエッセンスであり、特に悪魔合体は達成感もある。

【快適さ】
・「リメイク前に比べて」戦闘の負荷（アニメーション、戦闘回数）やダンジョンの辛さが軽減されており、プレイしやすくなっている。

BAD/REQUEST

【サウンド】
・全体的に曲がリメイクされているが、そもそもリメイクする意味が分からない。グラフィック刷新や、シナリオの追加、フルボイス化等の方が優先されるのでは？
・戦闘曲が非常に耳障り。ボーカル曲を入れたことによって、何度も聞いているとイライラしてくる。特にペルソナのゲーム自体、プレイ時間の多くが戦闘に割り当てられるため、一度違和感を覚えるとかなり厳しい。
・日本語のボーカルが何箇所か入っており集中の妨げになる。リメイクするにしても、何故ボーカル曲ばかり選曲したのか疑問を感じる。

【満足感】
・ペルソナ好きには良いゲームかもしれないが、新規の獲得は難しいかもしれない。特にグラフィックが古いままなのは、最近のリメイクとしてはややマイナス感がある。
・追加エピソードや、キャラのバックグラウンドを掘り下げても良かったかもしれない。追加要素として期待していた分、残念。

【快適さ】
・ミニマップの見難さや、戦闘回数などはまだまだ調整の余地があったかもしれない。
・サウンドにボーカル曲を入れたことによって、快適さが下がった。（私は消音でプレイしている）
・攻略情報が必須のままである。ある程度情報を持つと、システムの奥深さに気づき、面白いゲームだと思ってもらえるはずである。現状は、ある程度の情報を得る前に脱落する人がいると思う。

COMMENT

リメイク前から好きなゲームだが、快適さの面でマイナスに感じており他人に勧めにくい作品であった。今回、リメイクしたことによってプレイしやすくなっており、ペルソナファン以外にもお勧めしてみようと感じる作品になっている。

良くなった点が多々ある反面、期待ほど追加要素がなかったことや、リメイクしなくても良いサウンドを大きくリメイクし、結果的にマイナスに働いているところなど首を傾げる点もある。

全体的には、ロード時間も適正、ゲームバランスも適正と感じるように調整されたため、良いゲームが更に良いゲームになっており、傑作といえる作品だと思う。