PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

※無印はプレイしてないので今作から入った身でのレビューとなります。
以下は特に自分が気に入った点を書いていきます。

・MHとの差別化
所謂ハンティングゲームとしては前例としてMHのイメージがあるので似たような感じなのだろうか。
と思ってたのですがGEは展開がとにかく早く、ハイスピードハンティングゲームの名に恥じない内容になっています。
プレイヤーキャラやNPCの動きは勿論、敵として出現するアラガミが画面を所狭しと素早く動き回る様は正に圧巻です。
特にGEBはNPCのAIが前作に比べ進化しているらしく、まず役に立たない事がないのが大きいです。
所謂お手軽に共闘感が得られるというのはこの手のゲームとしてはかなり大きいと思います。
更にすれ違いやマルチで出会ったプレイヤーのアバターカードを交換する事によって、そのアバターをそのままミッションに連れていけるという機能も有難いです。

・バレットエディット
GEは剣と銃と盾を装備してミッションに挑む形になりますが、その中の銃にはバレットを組み込む必要があります。
店買いしただけのバレットでもある程度は役に立つとは思いますが、徐々に威力や見た目に不満が出てきます。
そこでバレット自体の内容をある程度変える事の出来るシステム、バレットエディットが出てきます。
実用重視か、それとも見た目で勝負するネタバレットにするか、等悩みどころが出てきますがその構想が面白くてハマってしまいました。
8項目以内に収めるという制限はありますが、かなり弾種の幅があるので想像の数だけある程度再現出来るのは画期的な機能だと思います。

・サウンド
民族的な物からロック調の物までありますが、どれもアラガミに合った曲なので何気に耳に残ります。
荒廃した世界観的な物語の演出にも一役買ってますし、物語の重要なイベント戦にはこれだ!、的な物が直球で来るのがまた良い感じです。
一度クリアしたミッションでは今まで流れた戦闘音楽が自由に選択できるというのも良いですね。
キャラボイスに関してはそれはもう色々と喋ってくれるので戦闘中でも仲間が戦ってくれてる感が強く、これも共闘感の充実差に繋がってると思います。

BAD/REQUEST

・アラガミの種類
基本的に原種と亜種で分けてあるので、骨格がまるで違う敵は実際それほど多くはありません。
というより亜種系として出てくるアラガミが物語後半に多いので余計それを感じるのかもしれません。
弱点と結合崩壊出来る部位が違って、少しモーションに変化が出た位なのでどうも水増し感は否めません。

※以下は個人的に気になった点です。
・難易度
今作は前作で理不尽だった点が解消され、それが改善されてるとの事ですが、かなり難易度は抑えられてる感じです。
NPCが足手まといで更に難しすぎるとの噂だったようですが、今作は寧ろNPCがかなり役に立つので単独でのミッション以外では殆どミッション失敗になる事はありません。
アラガミの調整に関しても一部のアラガミは全体的に装甲が柔らかいようで、弱点属性の武器を持って適当に振り回しても延々とダウンをとれたりもします。
全部が全部簡単すぎる、という訳ではないのですが1戦闘間に何回もリスポーンする事はあってもミッション失敗は稀、というのは流石に難易度を抑え過ぎかと思えます。
今作から入った者でもこれは感じたので、前作体験済みの方はかなり肩透かしかと。

COMMENT

PSP-2000使用
GEB体験版から引き継ぎ

狩りゲーというジャンルに一矢入れるには十分な作品です。
重厚なアクションとしてのMHと、速さが売りのGEで完全に住み分けが出来たというもの大きいです。
全ての要素が良いという訳でもないのですが、次回作では改善されるだろう、という期待が持てるタイトルであるだろうと思わせてくれるのも昨今では珍しい事だと思います。
ちなみに不満点に書いた難易度の件ですが、アクション系のゲームばかりやっていた人間が感じた事ですので、前作が難しくて駄目だったという人や、どうも敷居が高そうで…、という人には十分楽しめる難易度だと思いますので手に取ってみて下さい。