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GOOD!

psp3000使用。メディアインストールで、ロードはほとんどなくなります


オリジナリティーは5点。とにかく製作者の打ち出したい世界やヴィジュアル、メッセージが明確で、それらを伝えるという目的のために、既存の推理ゲーのフォーマットからの脱却を目指したのであろうさまざまなオリジナル要素が随所にみられる。その意気や良し。特にキャラクターたちのフルボイスによるディベートで謎を解明するというスタイルは、この作品独特の緊張感やテンポ、スピードを生んでいる。
グラフィックは4点。キャラは独特のタッチで描かれており、ムービーでは、油絵のような質感となる。いわゆるへたうま的なパースのやや狂った絵で、人によって意見が分かれると思うが、私はこの作品の世界観によくあっていると思ったし、製作者の掲げる「サイコポップ」というキーワードにも合っていると思った。幕間劇のモノクマ劇場や、オープニングムービーの独特のセンスが楽しい。
音楽は4点。特に文句のつけるところのない音楽だった
熱中度は5点。徹夜に近いことを4夜連続で行い、睡眠時間を削ってプレーしてしまった。ストーリーは、クラスメートたちの過去、学園そのものの謎、真犯人の正体など複数の話が同時に進行し、先が気になってしょうがない。また、声優さんたちのフルボイスによる名演技付きの学級裁判は没入感が半端無く、周りが見えなくなるぐらい熱中する。裁判は二転三転し、簡単には解決しない。また、インモラルかつえぐい心理描写やおしおきも見どころである。
とりあえず一周目クリアしたが、非常に満足している。
やりこみ要素が豊富にあったり、素材を集めて武器や防具を作るようなゲームではないので、プレイ時間こそ少ないが、高密度の面白さを味わえた。

BAD/REQUEST

1作目というだけあって、まだシステム的に未成熟な部分が見られる。閃きアナグラムや、クライマックス推理は正直テンポを削ぐし、必要なかったと思う。
　できれば日常会話も含めたすべての会話がフルボイスだったらうれしかった。容量の問題もあるのかもしれないが。
　一部のトリックは、詰めが甘く、勢いで乗り切っている。まあ、議論で相手を論破するゲームなので、推理力よりも弁論力ということなのかもしれない。

COMMENT

とにかくいろいろなところで熱く勧められていたので、ちょうどきりのいいところまで行ったモンハンＰ３を売ってそのお金で購入しましたが、正直最初からこっちを買っておけばよかったと今は思います。ながながと書きましたが、私がこのゲームで一番感心したのは、製作者のセンスとこだわりが感じられる尖ったストーリー、ヴィジュアル、設定などの人を選びそうな世界観と、最終的に提示される、普遍的かつ王道のメッセージが、違和感なく両立しているところです。とっつきにくいところもありますが、最後までやれば、このゲームが万人の心に訴えかけられるポテンシャルをもったゲームだとわかるはずです。