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GOOD!

ケーブルテレビ・チャネル「History Channel」からスピンオフした「MILITARY HISTORY」ブランドの第二次大戦物＋ヘックス＋ターン制の戦略ゲーム。2009年３月発売のUMD版はイギリス製、日本にはごく少数だけ輸入された模様で、数ヶ月前に本作の存在に気づいた時点ですでに売り切れ。米アマゾンなど海外のネット通販では販売中だったが、規制のために購入出来ず。2010年11月より米プレイステーション・ストアでDL販売開始となって、米アカでやっと入手できました。

スタート時点で連合軍または枢軸軍、開始年（1939?1944）が選択できるようになっています。例えばドイツ軍＋1939年を選んだ場合はポーランド侵攻からスタートします。

マップはヨーロッパ＋中近東＋アメリカ・カナダを含む広域で、レンドリースの輸送船団がイギリスやソ連を目指すところまで含まれており、さすがはMILITARY HISTORY、史実に沿って芸が細かい。

とにかくゲームの進行スピードを３段階から選べる上に、AIの動作が速くまったくストレスを感じさせません。極めて快適で、熱中度と満足度がグッと高まります。
また攻撃が上手く行った場合、結果が出る前にムービーが再現されるなど、ちょっとした気配りがあります。ただし同じムービーの再生なので飽きてしまいますが。

難易度については、1941年になるとソ連が参戦するので、枢軸軍の場合は結構ハード。まさに史実通りとなります。

ＷＷ２ヘックス＋ターン制SLG好きにはたまらない作品です。

BAD/REQUEST

１）英語版な上にＤＬ販売なので印刷マニュアルがありません。またゲーム内のOptionなどを見てもマニュアルらしきものが無いため、部隊の補充や新設などの操作は試行錯誤しながら確認するしかありません。だからロスも多く、何度か最初からプレイし直すハメに。

２）兵を動かした場合、自動的に移動が確定してしまってやり直しが利かない。「大戦略」や「大東亜興亡史」などでは、移動したい場所を仮に指定しても、確定させなければやり直しもできるが、本作では仮移動と思ったらそれが確定なので戸惑うし、攻撃などのタイミングを逸する。

３）グラフィックは緻密でも美しくもなく、どちらかというと漫画チック。ただ、私の場合はヘックス＋ターンベース制の戦略物にそこまでのグラの精度は求めないし、戦闘シーンも省略してスピードを求める方なので問題無し。

４）兵器のバリエーションが少ない。

言葉の壁やマニュアルが無い不便がある上に、「大東亜興亡史」のような膨大なマップや兵器のバリー江ションもありません。しかしＰＳＰでもＰＳ３でも数少ないＷＷ２ヘックス制戦略物ですから、プレイできるだけも有り難く思います。

COMMENT

PSP2000でプレイ。米PSストアのＤＬ販売のため、ＰＳ３＋米ＰＳＮアカ＋米ネットワークカードが必須。マニュアル不在で試行錯誤でプレイしているため、リスタート数度で現状未クリア。でも息抜きには丁度良いシステムと操作性なので、ちまちまとプレイして楽しんでいます。

ヘックス制ターンベースのミリタリーＳＬＧで、特にＷＷ２物がお好きな方にはお勧めの作品だと思います。