第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/04/14 |
価格 | 7,329(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ スペシャルZII BOX:7,854円 |
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発売スケジュール
- 2014/06/26
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BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
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Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
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大戦略VII エクシード
サモンナイト3
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦α
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
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うたわれるもの PORTABLE
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
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ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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沙羅曼蛇 ポータブル
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
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熱血親子
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- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
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輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
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スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
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パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
据え置きの第一次Z以来のスパロボです。
Wiiで出た作品やPSP移植作、DS新作等は未プレイです。
ここでは良かったところを挙げていきます。
・記念イヤーを彩る大量の参戦作品
権利関係で厳しいと言われた装甲騎兵ボトムズや
天元突破グレンラガンがシリーズ通して初登場。
思えばマクロスも無理とか言われていた時期がありましたね。
前作組を合わせて凄まじい参戦作品群になっているので
ハードを考えれば前後編もやむを得ません。ですが・・・(後述)。
・メディアインストールで超快適(快適さ:4)
あまり超とか使いたくはないのですが本当に快適です。
ウリである戦闘シーンも情報量が多そうなのに読み込みを全く感じません。
SFC時代の第3次より表示が早い気さえします。
ただし、ユニット表示や精神コマンド使用時に時折時間がかかったりするので
マイナス1させていただきました。ほぼ気になりませんが。
・携帯機の限界とも思える戦闘シーン(グラフィックス:4)
とにかく良く動きます。
今回から(?)ユニットのカットインがデフォルメサイズでなく
原寸サイズになるものも多く、スパロボもここまで来たかと思わされました。
まあこれだったらSDでやらなくても・・・とは思います。
真ゲッターのグラフィックは既にデフォルメとは言えないものでしたし。
前作組が基本的に前作の使い回しですが、ハード的な差異を考えれば
寧ろ凄いことなんじゃないかと。
BADな箇所もあるにはあるのでマイナス1。4を点けました。
・戦闘曲の充実(新規参戦組のみ)や戦闘曲の個別設定(サウンド:3)
細かい話ですが、やっとこガンダムW勢の戦闘曲に
「思春期を殺した少年の翼」が登場したりしてファンには嬉しい限り。
マクロスフロンティアだけやけに曲が多い気がしますが
歌がメインの作品だけに致し方なしかな、と思います。
自軍ユニットの戦闘曲を個別に設定できるのも良いと思いました。
ただ、旧作勢がほぼ一曲だけで選択の余地が無いので、
その辺を加味してマイナス2です。3点。
・シリーズ屈指の低難度とやり込み要素(熱中度:4)
小隊制度がない(後述)ので単独ユニット同士の戦闘のみと
なったためか、マップクリアが早く感じます。
ただ、特定条件を充たすことで得られるSRポイントは
取得が中々厳しいマップもあり、また獲得しても難度が上昇するだけで
恩恵も特にないの初心者とヘビーユーザーの住み分けが出来て好感触。
周回することでお金や撃墜数を引き継げるので
初心者であっても周回することで高難度に挑めます。
制作側のユーザーへの配慮が感じられますね。
・コードギアス、ゼロの戦術指揮
特定範囲に性能アップを施すシステムなのですが、
ゼロがユニットとして強くても変なので、これは良いアイデアでしたね。
経験値が入ればなお良かった。
こんな所でしょうか。
BAD/REQUEST
褒めちぎった後は悪い点を。
基本的にはお話筋に対する不満ばかりになりますが。
・あくまで続編ありき
「破界編だけで完結する」とは制作側のコメントですが
まあ完結してないですね。
ラスボスも何者だったのか明かされないまま。
一応の原作ストーリー上の完結をしたのは
劇場版エウレカとガンダム00 1st、ダイ・ガードくらいのもので、
グレンラガンはシモンが少年期のまま。
真ゲッターは話がほぼ前日談のみ。
ガンダムWはコロニーに裏切られてすらいない序盤です。
その他作品全てを後編で完結させるなら、酷い打ち切り漫画のようになりそう。
スタッフロール後に予告流してるのも印象が悪いかと。
・ガイオウ(笑)>その他(全体マイナス1)
オリジナルキャラクターがラスボスなのは恒例で何も文句はないのですが
(文句はなくても不満はありますけど)
ラスボスとその取り巻きの無意味な格の高さ、高性能、キャラ像が
あまりにも・・・過ぎてゲンナリします。
味方側のオリジナル勢はとても魅力的で掛け合いも面白かったのですが
敵側は側近含めて「俺達何でも出来ます知ってます」な態度が
物語を追う気を削ぎます。
あからさまな小物のヒステリー女に文句も言えないプレイヤー勢(版権キャラも)や
アイムライアード(=俺は嘘つき)なんてふざけた名前の嘘つくだけの小物に
振り回される”次元を超えた世界最強部隊”の姿は滑稽を通り越して怒りを覚える。
ラスボスの一喝でビビって動けなくなるヴィラルにもショック。
味方側の結集もよくわからないオリジナルのオッサンの鶴の一声だし。
他サイト様のレビューの「物語に版権作品への敬意がない」という一文が
全てだと思います。
・自作キャラのゴリ押しは物語だけではない
次元獣(=オリジナル敵軍のザコユニット)というのが数種類いるのですが
武器に「能力半減」「行動不能」「EN吸収」といった
バッドステータス効果をほぼ全て網羅しており
超射程・底力(HP減少でステータスUP)・基本ダメージを抑えるバリア完備と
ザコの領分を超えた、まさにやりたい放題な性能をもっています。
行動不能の武器を持つ版権敵キャラなんてサーシェスくらいなもの。
武器のエフェクトも異常に長く、制作側の自キャラ愛を感じます。
シナリオ全般で頻出するのでプレイ意欲は当然削がれます。
オリジナルの雑魚でこれなのですから
敵軍の顔有りキャラともなればもっと凄まじい性能になります。
極なんてよくわからない敵専用スキルや、
小物のヒス女に底力や気力限界突破なんてついてるのは最早失笑。
・前作組の扱い
正直後編ないし第3次があるならそちらで合流とかすれば
良かったのではないかと思う内容。
小隊制度がないせいでターンエーやザブングルには
キャラ消化のために小隊で攻撃する武器が追加されていたり
物語には無くても何も問題がなかったりで色々不遇です。
改造度も1?2段階程度で参戦時期的に微妙な性能。
また、既に本編の終わっているキャラしかいないのですが
最強クラスの武器は使えないという謎。
結局一周目はグラヴィオンもアクエリオンもゴッドシグマも
ベンチ要員でした。
一応の救済措置に未出撃ユニットでお金や経験値を稼ぐ
サブオーダーなるものがありますが、救済になってない感が。
システム周りは完成されていると言ってもいいのに
なぜお話がこんなにお粗末なのかと残念な気持ちでいっぱいです。
COMMENT
PSP-2000使用
若干厳し目の点数でしょうか。
快適なシステム、豪華な参戦作品といった素晴らしい要素を
製作者がゴリ押ししたい魅力のない自作キャラやダメダメな話筋が蹂躙していた印象。
後編はさすがにユニット性能・キャラの格付けともに自重していただきたい所です。
自作キャラの押し売りをしたければOGでやっててください、と言わざるをえない。
ただ戦闘アニメは本当に素晴らしい出来なので、
制作チームの方々には力の入れどころを誤らずに頑張っていただきたいですね。
最後に無関係ですが
今回の版権突破力を利用して次回は是非パトレイバーを・・・。