エルミナージュIII -暗黒の使徒と太陽の宮殿- レビュー
発売元 | スターフィッシュ・エスディ(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/08/04 |
価格 | 6,090(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ダンジョン探索型RPG ■ プレイ人数:1人 |
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ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
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沙羅曼蛇
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輸入版:Alien Syndrome
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
DS版1、PSP版2プレイ済み、Wizシリーズは外伝系が好みなプレイヤーの視点です
◆基本的には2作目に機能を追加した形なので、シリーズ経験者ならスムーズにプレイ出来る。
◆新規:各職にEXスキルを追加。探索に便利なスキルや戦闘を補助するスキル、威力を強化するスキル等の中から一つ選択することで、アクセントを付けられるようになった。
EXスキルの追加により従来のバランスでは日陰者扱いだった、魔術師、僧侶、遊楽者にも日の目が当たることに・・・。
モンスター専用のアイテム入手手段が増えたことにより、盗賊必須ではなくなった。
(中盤までは召喚師の方が入手は楽)
EXスキルというアイデア自体はかなり評価できる。
◆新規:フェイスロードに続いて、スタイルロード、サウンドロード、ダンジョンロードが追加され、更なるカスタマイズの余地が生まれた。
ダンジョンロードは残念ながら自己生成式なので、まだまだ改善の余地ありだが、残りの2つは人によっては無限の可能性があると思う。
◆改善:モンスターデザインの流用が大幅減。(1→2基準)
2は傑作とよんで差し支えない出来だがとにかく旧作からの流用が酷かった(大体8割位は旧グラだった)という印象だが、今回はその印象をかなり払拭することが出来た。
旧作から連投しているモンスターのグラフィックの大部分が新規デザインになっていたのには正直驚いた。
◆改善:BGMは殆ど新規になった。
モンスターデザインと並んで評価を落としていた部分だが、こちらはほぼ全て新規のものに。
気に入らなければサウンドロードで差し替えるという手段もあるので、この辺はかなり頑張っていると思う。
◆改善:2のコマンドリピートの欠点だった、敵に先制されたときに設定がリセットされるという点が改善された。
良好な2のシステムインターフェースの中で数少ない残念な点だったので、改善されたのは嬉しい。
◆その他:なんだかんだで時間を忘れてアイテム収集に励んでしまう。
この辺は1、2譲りで全く変ってない良い点だと思う。
BAD/REQUEST
今回新規で追加された機能が多い為か全体的にバランスが良くない。
◆改悪:良い点に上げたEXスキルだがはっきり言うと調整が全く出来ておらず、職バランスに大きな歪みを生んでいる。
特に顕著なのが「精霊契約」。従来仕様の魔術師系攻撃呪文が終盤使い物にならなかったのは確かだが、幾らなんでも強化しすぎ。
他にも呪文抵抗を無視する「魔術の真髄」など強すぎor便利すぎるスキルがいくつも存在する。
◆改悪:上記のEXスキルが絡んでくるが、戦闘バランスも悪化。
元々このシリーズはWiz外伝の流れを汲んでいるせいでバランスはかなりきつめの方だったが、EXスキルが敵にも採用されてしまった為、序盤から終盤まで満遍なく敵が強化されている。
また、今回の敵にHP高めで且つブレス持ちの敵が序盤から多数配置されている関係で、奇襲による全滅(若しくは壊滅状態)が非常に多くなった。
EXスキル追加で戦闘バランスがきつくなっているので、奇襲率は下げるべきなのに何故か体感で2よりも上がっているのは理解に苦しむ。
今回はEXスキル(主に精霊契約)と高すぎる奇襲率のせいで、PTが一方的に無双するか、逆に瞬殺されるかという両極端なバランスになっている。
◆改悪:本編ストーリー関連はどうにも中途半端というか未消化な感じが拭えない。
そもそも本編クリアの時点で事件が全く解決してないとか、敵の動向が謎ままとかいうのはどうなのか。
本編とサブイベントの乖離っぷりもきになる。前作のウルナ関連の話は良く出来ていたのに・・・どうしてこうなった。
今回の××が○○だったという意表をついたギミックを仕込んでおきながら、全く生かせていないのもマイナス。
◆改悪:前作であれほど批判された軽すぎるノリは、あろうことか更に加速している。
ライバルPTを筆頭としたあの軽いノリは正直やめてほしかったので、キャラクター描写に関しては全く評価出来ない。
今回(色んな意味で)変態キャラやイロモノNPCばかりで、イベントもそういう系統が多いのもマイナス要因か。
◆改悪:ライバルPT・・・空気になりました。
一応ライバルPTなのに一切戦闘しないでも問題なしってのはなんだかなぁ。
まぁ、ウザさはミルコPTの比ではないので自己主張は物凄いんだけど、
(チュートリアルの段階で既においてけぼり喰らってるし)
シンボルエンカウント式に変って戦闘するかどうかを選べるようになった上に、初期装備から全く変化しないと
プレイヤーが戦うメリットが皆無な為、無視されまくってるだけなんだけどね。
◆その他:相変わらず一向に改善されない旧態依然としたインターフェース。
序盤の善悪混合PT不可や、使い勝手の悪すぎるアイテム移動、少なすぎるアイテム所持数がそれだが、プレイヤーにとっては不便でしかない。
COMMENT
シリーズ構成を一手に引き受けていた小宮山氏が開発途中でクビになるというまさかの展開で、ファンから完成が危ぶまれていただけに発売できたこと自体は喜ばしい。
・・・が、1作目、2作目が「星魚の奇跡」と呼ばれたシリーズの3作目が期待に応える事が出来たかというと残念ながら否としかいえない。
Wiz直系の作品としてみた場合まだまだ他のシリーズよりは優れている部分が多いが、それでも非常に出来がよかった前作比べると、一歩も二歩も劣るのは確か。
新要素のEXスキルもアイデアとしては大いにアリなんだけど、戦闘バランスや職バランス、各種バグと悪い方向に影響を与えていて兎に角未調整ぶりが目立つ。
(少なくともEXスキルはマイルド調整すべきだった)
この辺は間違いなく統括者の不在が影響していると思う。
とりあえずPSP版は1のPS2版と同じように捨石としてくれて構わないので、3DS版かVita版でリミックスとして再挑戦して欲しい。
小宮山氏がいなくなった以上今後の展開は全く読めなくなったけど、もし4が出るならいい加減インターフェースは一新して欲しいな。
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削除依頼により、一部削除して掲載しています。フリーのメールアドレスでもかまいません。理由など詳細をお伝いしたいのでお手数ですが、(”タイトル名”と”投稿時のお名前”のみの記載でかまいませんので)お問い合わせして頂けたら幸いです。■恭一@管理者 お問い合わせ先:kyoichi_mk2@hotmail.com