PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

※PS2版プレイ済みでの評価です。

・携帯版『無双』がまともに再現されている群がる敵をバッサバッサと倒していく爽快感は、PS2版の仕様のまま。しっかり再現されております。

・五右衛門等『戦国無双２』で削除されたキャラの復活使ってて楽しいキャラが復帰したのは、素直に嬉しいです。

・武器の収集と強化が楽しい
ハック＆スラッシュの感覚に近いと申しましょうか、敵を倒して武器を収集する楽しさは『三国無双２』と同じ。さらに融合して強化できるので、熱中度は高めです。

BAD/REQUEST

※PS2版プレイ済みでの評価です。

　ストーリーの駄目さ加減は（PS2版と同様）、ある意味特筆ものですが、評価項目がないのでスルーしました。それ以外に遊んでいて特に気になった部分を挙げますと…。

・映像のチラツキが目立つ
　馴れれば気になりませんが、最初にプレイした時は自キャラの位置や向きを把握しづらく、目が疲れました。

・シリーズ特有のストレスが目立つ
　まず、周囲の敵キャラの表示落ち（ステルス）。水準としてはPS2『三国無双２』程度かもしれません。表示させる優先順位も釈然としない場面が目立ちます（目の前の敵武将を攻撃した際、周囲に雑魚キャラが集まると、敵武将の姿が忽然と消える等など）。表示落ちを軽減するためか、画面奥にいる敵キャラを減らそうと、露骨に画面手前（自キャラの背後）へ移動させるような展開が目立ちます。その結果、プレイヤーは先が見えない画面手前へ向かって攻撃してばかり…な気がします。
　また、敵の飛び道具（弓や鉄砲）の飛距離がハンパなく長い点。前記の表示落ちも手伝って、表示されていない弓・鉄砲兵の攻撃が容赦ないです。
　さらに敵キャラの攻撃パターンは『三国無双３』＋『戦国無双２』的なロジックらしく、単発チャージの波状攻撃や、小ジャンプで背後に回るなど、わりと姑息なハメ展開が目立ちます。ゲームの難易度を上げるほど、このパターンが露骨になってきます。

・PSP版の追加要素がない
　PS2版もボリューム不足が指摘されていましたが、PSP版になっても追加要素はないため、新規ユーザーでもすぐ飽きてしまうのではないかと。

・ボイス演出が端折られる
　PS2版で実機ムービーだったデモ演出は、PSP版ではカットインCGとボイス演出に変更されています。これはこれで格好良いと思うのですが、ボイス再生が途中で切られ、次のボイスが再生される場面が多々ありました。

・左手親指の負担がハンパではない
　ハードの構造やプレイヤーの個人差にもよると思いますが、アナログパッドを操作する左手親指にかなりの負担がかかります。あまり長時間続けてプレイするには、相応の覚悟が必要かも。

以上の理由でオリジナリティー、快適さ、グラフィックスの評価を辛めにつけました。

COMMENT

なかなかの良作・力作だと思います。

ただ「PSPのソフトとしては」という条件付きの評価です。「PSPでこれだけ再現できたのはスゴイ」という点以外は、無理に携帯機で遊ぶほどの内容ではないと感じました。
（PS2版が存在しなければ、もちろん評価も上がります）

PS2とPSP、両方所有しているなら、内容の差はないので価格の安い方を購入することをお勧めします。