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GOOD!

半数以上のキャラでエンディングを見た時点でのレビューです。

らき☆すたキャラを使った某アイドル育成ゲームのオマージュ…
のように見えてその実メインはクイズゲームです。

育成用のミニゲームがあり、それで上がるパラメーターがあり、
それらもちゃんと機能し重要ですがやっぱり最後はクイズです。
イメージ的にはDSで出た萌えドリルシリーズに近いかと。

ミニゲームをこなしてアイドルランクやAP(資金)を上げ、
オーディション(これがクイズ)で勝ってファン人数を増やし
ファン人数が一定以上になる毎に参加できる特別なオーディションを
3回勝ち抜く事が出来ればエンディングです。

育成期限がない代わりに行動をする度にシンクロ率という数値が上がり
これが一定値に達するとファン暴走でゲームオーバーになります。
(ミニゲームでファン暴走のゲームオーバーを回避出来ますが激ムズ)
シンクロ率を下げるにはPVという名目のミニドラマをやる必要があります。

育成できるキャラが多く、かなり意外なキャラも育成出来ます。
更にフルボイスなためゲーム中の様々な場面でのやりとりが楽しく
アニメやゲームのパロディネタ満載のPVも色々な意味で楽しめます。

キャラの立ち絵やBGMに前作からの使い回しが多いのは残念ですが
OPとEDそれぞれに流れる新規の歌が相変わらず良いデキ。

それと個人的に桜藤祭の永森やまとがまた登場した事が嬉しいです。

BAD/REQUEST

まずこのゲームの中核であるクイズの難易度が異常に高いです。

アニメやゲームからのクイズが多数を占めてますが
あまりにもマニアック過ぎて到底分からないような問題が多数。
オタクが自分しか知らなそうなネタを嬉々としてクイズにした感じです。

｢らき☆すたカルトクイズ｣というジャンルもありますが、
キャラのへそとか胸だけをアップで写して誰か当てさせるとか
これはカルトというより悪ノリのレベルではないでしょうか。

育成キャラが多いと書きましたが最初はこなた1人しか選べず
こなたをクリア出来ないとその後のキャラが増えません。
キャラ開放も基本的に1キャラクリアで1人増えるといった形なので
人によっては目当てのキャラが中々出ないという事もあると思います。
ゲーム延命のためでもキャラゲーでこれは諸刃の剣だと思うのですが。

複数のキャラからなるユニットでもプレイ出来ますが
予めメンバーが決まっており任意にユニットを作る事が出来ません。
ボイスやゲームのパターンが膨大になるから難しいのでしょうが
やはり自分の好きなキャラでユニットを組んでみたかったです。

ミニゲームを始め、ゲーム内容に説明不足な点が多々あります。
中でも初プレイ時必須な、お神輿のミニゲームが特に分かり辛い。
公式HPでゲーム内容を補足説明するページが設けられたので
これから始められる方は一度目を通される事をお奨めします。

それとこのゲームはクリア時の獲得ファン数に応じて
3段階のエンディングがあるのですが、真エンドと言える
最高ランクのエンディングは突拍子もない不条理系が多いので
人によってはそのノリに付いて行けないかもしれません。

パロディネタ満載なのがらき☆すたゲーの魅力ですが
ゲームの合間に流れる某有名課長漫画のパロディは
個人的にちょっとしつこいと感じました。

COMMENT

PSP-3000でプレイ

オリジナリティー3
萌えドリルの豪華版な印象

グラフイック3
綺麗だし丁寧だけど新しい絵がちょっと少ない

サウンド4
フルボイスで歌も良い BGMは前作使い回しが多い

熱中度3
コツが分かれば楽しいけど作業的になる部分も目立つ

満足度4
ファンなら楽しめる要素が多数

快適さ2
所々不親切な部分がある メディアインストール有


完全にファン向けのゲームです。

やや変な方向に力を入れ過ぎてる感もありますが
原作ファンとしては概ね満足しています。
特にPVは声優ネタ等色々凝っていて楽しかったです。

最初のこなたをクリアするまでがかなり苦労すると思いますが
以後のキャラからは色々引き継いでプレイ出来るので楽になります。
お神輿で資金を稼いでPV台本を買い込んでからが本番です。

難関のクイズはそれほど問題数が多い訳ではないので
回数をこなして難問の正解を覚えるのが一番の早道です。
｢モノマネ｣と｢正しいタイトル｣が割と簡単なので
ローカルオーディションはそれでやるのがお奨めです。

とっつきは悪いですがファンなら楽しめる要素が沢山あります。
コツを掴めば一気に面白くなるので公式HPや攻略wiki等を参考に
お目当てのキャラでトップアイドルを目指して頂きたいです。