エルミナージュII -双生の女神と運命の大地- レビュー
発売元 | スターフィッシュ・エスディ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/10/29 |
価格 | 6,090(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ダンジョン探索型RPG ■ プレイ人数:1人 |
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ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
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沙羅曼蛇
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セプテントリオン
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ECHO NIGHT
GOOD!
PS2から携帯機にプラットフォームを移しての第2作目だが、これは良い作品に仕上がっていると言える。
知らない人のためにまず言っておくが、製作会社のスターフィッシュは元々”ウィザードリィ(以下Wiz)”シリーズの作品(エンパイア系)を手がけていたところであり、本作にはWizのネーミングこそないもののシステムやら雰囲気やらは”まんまWiz引継ぎ”なので、そのあたりを念頭に置いて欲しい。
さて、知らない類の人にとって従来のWizと言えば、”なにやら陰気くさいダンジョン籠もりゲー”のイメージではないだろうか?
そして、やたらシビアでクソ難しく、ダンジョン歩けば迷子になるわ、戦闘になったらポンポン首は飛ばされるわ、なんとか勝ったら宝箱の罠で全滅なにこれ・・・orz
そのあたりの難易度については本作もしっかり基本を守っており、決してライトユーザー向けの作品ではない。
断じてない。
だが、”知らない人にはとっつきにくかったストイックなWiz”のイメージを多少なりとも和らげるべく、この”エルミナージュ”シリーズからは”青空の見える開放的なダンジョン”も追加されており、さらには錬金による武具の強化といった新たな育成システムによる”難易度操作の余地”も与えられているのだ。
また、エンパイアシリーズからの引継ぎ要素として”寺院に寄付した所持金が経験値に変換される”という育成補助的なシステムも特長だ(エクスが始まりというわけではない)。
Wizの正統後継作であったエンパイアシリーズはかなり”Wizのとっつきにくい部分”を前面に押し出していたが、Wizの冠が(表面上)取れたこのエルミナージュは、”Wizでは敷居が高すぎるけど、生温いRPGは物足りない・・”と考えているミドルユーザーを取り込むには充分なアピール性を持たせることに成功した作品と言えるのではないだろうか。
何かにつけて”フェイスロードシステム”だけが取り沙汰にされがちな本作ではあるが、むしろこの作品の最大の手柄は”Wizの中毒性ととっつきやすさを上手く両立させた”あたりにあるのではないだろうか。
ちなみに、PS2版の前作で散々イライラさせられた読み込み時間の長さだが、今作はメモリースティックへのインストール機能により格段にロード短縮されているので(ほとんどないレベル)、安心して食指を伸ばしてみよう。
上級者には洗練された遊びやすさを、シリーズ初心者にはやり応えのある冒険を、間違いなく与えてくれることうけあいだ。
BAD/REQUEST
中世の雰囲気を意識しているのだろうか、ややグラフィックとBGMが古臭いセンスのように感じる部分もあるが、ゲームの雰囲気や世界観を考えれば”重厚さを醸し出していて良い仕上がり”と思える(アコースティックギターの音色が心地良い酒場のBGMは名曲だ)。
しかし、最初のダンジョン(ロイペス洞窟B2F)でいきなり遭難必至のマップがあるのはやはりどうか、とも思う。
少しWizに慣れている人なら、充分にパーティーが育つまでは迂闊に先へは進まないものだが、Wiz初体験のプレイヤーにはかなり手痛い洗礼なのは間違いない。
こうしたあたりは人を選ぶ”Wizの伝統”ということだろうか・・・。
COMMENT
エンパイアの頃から”マニア受けはするが、技術イマイチで残念なメーカー”として有名だったスターフィッシュだが、見事に面目躍如の一本を世に出してくれた結果となった。
今作の”ゲームとしての楽しさ”と、”プレイしやすさへの配慮がわかるメーカーの開発姿勢”は、間違いなくRPG史の1ページに痕跡を残すだろう・・・とさえ言える良作だ。