PSP mk2 :: エースコンバットX2　ジョイントアサルトレビュー

エースコンバットX2　ジョイントアサルトレビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2010/08/26
価格	5,229（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	■ ジャンル：共闘フライトアクション ■ プレイ人数：1人（アドホックモード・インフラストラクチャーモード対応時：最大4人協力・8人対戦） ■ ダウンロード版：5,230円

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	3pt	3pt	3pt	3pt	3pt	1pt

総合点
60pt

GOOD!

・操作性
あまり使う人はいないであろうが、超初心者用のルーキー操作をちゃんと実装している。
またキーコンフィグも全て自身で再配置可能で納得のいくボタン配置にすることができる。
・ミッション
基本的に前作よりパワーアップしており、
対地攻撃に偏っていたXに比べてバリエーション豊かな戦闘が楽しめる。
・難易度
難しすぎず優しすぎずで初心者でも十分遊べる。
シリーズファンには物足りないがそこは難易度変更で。
・敵AI
前作では無能だった敵航空機もそれなりに動くようになった。
ミサイル回避動作や格闘戦を積極的にしてくるのでドッグファイト感が味わえる。
ただし問題もある。（BADに追記）
・ボイス
音声も二ヶ国語収録されており、好きに切り替えができるのも評価できる。
ただし問題もある。（BADに追記）
・マルチプレイ
アドホック、インフラストラクチャ双方で対応。協力ミッションや対戦を楽しめる。
・武装
期待の武装選択がより自由になり、面白い組み合わせで出撃することができるようになった。
通常の汎用ミサイルを持たずに戦うことが可能。
・オペレーター
無線サポートをするオペレーターを4人の中から好みで選択できる。
性別や口調をある程度好みに合わせられ、周回プレイ時には新たな気持で挑める…かもしれない。
・ファンサービス
過去作品のBGMや演出などが散見され、シリーズファンであればニヤリとできる部分がある。

BAD/REQUEST

・バグ・処理落ち
前作よりは改善されたが今作も処理落ちによるパフォーマンス低下が多々発生する。
負荷がかかるような状況とは到底思えない時ですら発生するのでなんらかの内部的な問題か。
さらに過去作で見られたバグの敵戦闘機地中進行が一部ステージで発生した。
・サウンド
よく言えば変化に富んでいるが、悪く言えば場に合わないハチャメチャな音楽が多い。
何か別のゲームをやっているような音楽が多く、何のピンチでも熱い展開でも無いシーンで突然激しい歌が流れ始めたりもする。
ただし全体的に音楽自体の質は良い。
・空戦
敵航空機が格闘戦を仕掛けすぎで、ミサイルで攻撃する場面があまりない。
間合いをとってロックオンするより敵機を追いかけて機銃で撃ち落とすほうが遥かに楽なのは問題。（これは今作の機銃が異様に高性能で強いせいもあるが）
ミサイルと機銃の使い分けをもう少しさせるような動きが欲しい。
・機体購入
購入した機体や武装が買値のまま売値になるため、資金の概念が希薄。
・音声1
二ヶ国語収録されているものの、日本語音声は有名声優を起用していない。
それでも演技ができていれば問題ないが台詞の読み方が露骨なうえに声質が作り声すぎて気持ちが悪ささえも感じる。
さらにキャラクターのビジュアルと声が一致していない。
・音声2
英語音声の声優も演技にクドさや声質に日本語音声と似た違和感を感じる。がまだマシ。
しかし周辺無線会話などに字幕が存在しないため英語音声にしてしまうと戦場のやりとりの内容が把握しづらい。
管制機や重要な敵の会話にのみ字幕が存在する。
・戦場密度
携帯機なので仕方のない部類の話かもしれないが、敵の数が非常に少ない。また直線上に配置されていることが多く広がりがない。
また主人公はアンタレス隊の一員なのだが、実際にゲームプレイ中隊員と見られる僚機は存在しない。
・演出ミス
セリフの発生や音楽の切り替えのタイミングが遅かったりおかしいことが多い。
普通にミッションをこなすと会話が発生しないまま目標を制圧したり会話を途切らせる事が頻繁に見られる。

COMMENT

前作のマイナーチェンジ感は否めないですが手堅い作りで悪くない作品です。
全体的に難易度がかなり緩く、機銃の仕様なども相まって非常に初心者に優しい作りのためシリーズファンで無い方にも手にとってもらえる事を想定されてるのかもしれません。
マルチプレイも搭載されているので、友人と持ち寄って協力したりドッグファイトしたりすると非常に楽しめるでしょう。