PSP mk2 - PSPの参加型レビューサイト

GOOD!

■グラフィック
全体的に携帯機のアクションゲームとしては綺麗です。武器グラフィックも生産時のプレビューが前作P2Gと比較して分かりやすくなっていたりと、地味な改善がなされています。

■アクション性
ベースがこれまでのMH2からMH3に変わったため、理不尽当たり判定の消滅や登場モンスターの刷新、武器種増加、武器モーション変更などがなされています。そのため新鮮な気持ちでプレイできます

■オトモアイルー
2匹連れて行けるようになったほか、性格、攻撃方法の細分化や専用武器防具により戦力としての有用性はP2Gと比較して上がっています。

■その他、便利になったところ
マイセット登録数の増加、フィールド採取時に採取可能ならアイコンが出てそのまま○ボタンで採取可能など、細かいところで便利になっています

BAD/REQUEST

■難易度調整のやり方が気になる
具体的には「後半の狩猟対象の体力」「雑魚敵のAI、耐久力」「上位クエストでの同時狩猟の多さ」あたりが挙げられます。

・狩猟対象の体力面
村クエストでは適切な武器（その時点で作成可能な武器）でも5分、長くても15分前後で終わってくれるのですが、集会所上位あたりになると同じ条件で20分、下手すると30分以上はかかります。集会所ではマルチプレイ可能とはいえ、この調整は極端すぎるのではないかと感じました。

・雑魚敵のAI、耐久力
敵モンスターに攻撃されているのにこっちに向かって攻撃してくるという謎AIは相変わらず健在です。それに加えて雑魚敵の行動パターンのいやらしさがP2Gと比較すると増しているようにすら感じられます。
例を挙げると前作では大型が来るとすぐどこかへ逃げる草食獣がまったく逃げるそぶりを見せないどころかこちらを後ろから攻撃してくる、弾の盾になるような位置に居座る、虫型雑魚のまとわりつき具合（特に遠距離武器を使用していると顕著）など。

・上位クエストでの同時狩猟の多さ
そもそもの同時狩猟クエスト、大連続狩猟クエストの多さもあるのですが（同じ敵3体の連続狩猟にはさすがに閉口しました）、今作はそれに加えて単体狩猟ですら抱き合わせの中型ボスが頻繁に登場します。MH3ベースの敵モンスターの特徴として隙潰しの行動が多いことも相まってかなり厳しい戦いを強いられます。
強制的に敵をエリアチェンジさせるアイテムもあるにはあるのですが、効果が不確定だったりします。

■一部の敵モンスター
頻繁に低空飛行しつつ広範囲高火力攻撃、そのわりに肉質の設定が異様に堅いためひたすら耐え忍ぶ長期戦を強いられるという。それに対処するための閃光玉もMH3ベースの煽りを受けて弱体化していることも拍車をかけています。

■武器、防具のボリューム不足感
防具のグラフィックは下位防具と上位防具でデザインが変わらず、一部の色が変更できるという程度の差しかなく、武器においては弓の龍属性武器、火属性武器の設定など、パラメータが変な偏りを見せているものがあります。

■その他、気になったところ
グラフィック強化の煽りを受けてか、処理落ちが頻度こそ少ないものの見受けられるようになっています（超大型ボスのほか、農場ですら発生します）

COMMENT

PSP-2000を使用しています。

集会所上位の最終緊急クエストまでとりあえず終わらせた感想としては「水増し感をなんとかしてくれ」ですね。総評としてはマルチプレイが出来ない環境なら、BAD/REQUESTに記載した点のためあまりオススメはできないです。逆にマルチプレイが出来る環境があれば、これらの悪い点が些細なものに変わってくれるのでいいんじゃないかな、とは思います。