AKIBA’S TRIP(アキバズトリップ) レビュー(評価)

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AKIBA’S TRIP(アキバズトリップ) レビュー

発売元	アクワイア（オフィシャルサイト）
発売日	2011/05/19
価格	5,670円（税込）
レーティング	【Ｃ】15才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：アクションアドベンチャー ■ プレイ人数：1人

スコアボード

中央値: 67
難易度: 2.00
レビュー数: 14

スコアチャート

0-9

10-19

7.1%

20-29

14.3%

30-39

7.1%

40-49

7.1%

50-59

35.7%

60-69

21.4%

70-79

7.1%

80-89

90-100

【60点以上】
64.3%
【標準偏差】
16.83

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

　468人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
5pt	3pt	3pt	5pt	4pt	3pt	2pt

総合点
80pt

GOOD!

・武器や頭、上服、下服をストリップアクションで入手・強化できる。
他のゲームにはない要素といえるのがこれ。一般人からでも警察官からでもメインキャラクターからでも気に入った装備を手に入れて強化する楽しみがある。

・武器や服のバリエーションが豊富で見た目にもこだわっているのがわかる。
服の組み合わせを楽しんだり新たな服を見つける楽しみがある。侍道に服の要素が加わったような印象。技の振り分けはないが武器には片手、両手、素手の3つの種類がある。アイディアはこちらの方が上だと感じた。

・キャラクターグラフィックもそこそこ頑張っているように見える。
また男女制限のある装備を装備することが出来るようになったり、キャラクターモデルの変更で好きなキャラクターを使えるようになる。さらにインナーの変更も可能になるなど芸が細かい。また動作や声はそのキャラ固有のものになる。数こそ少ないが装飾品もある。

・序盤からイベントをスキップもしくは早送りする機能がある
周回するゲームでは必須なのでありがたかった。

・シナリオ分岐がある
主人公の選んだ選択肢によって敵対する相手が変わったりエンディングが変化する。

・体力の概念がない
服に耐久力が設定されていて服が全て破壊されるか脱がされると死んでしまうというシンプルなもの。また戦闘体勢を解除することで耐久力を回復することができる。マップの出入りでも元に戻る。体力を回復する手間が必要ないので熱中できた。

・マップ選択方式
移動がとても便利。セーブもできるので少し空いた時間にプレイできる。

・見切り技
ジャストタイミングで反撃技を出すと相手に大ダメージを与えることが出来る。

・ボイスの使いどころがうまい
攻撃、と特殊技、回避不能技、見切り、攻撃に当たった時と声を出すタイミングが絶妙。

・特殊技
主人公にのみ扱えるカゲヤシ技(吸血鬼)とオタク技がある。使い勝手や技の少なさは別としてどれも見た目が面白い。

・

BAD/REQUEST

・戦闘
戦闘の快適さはゼロに近い。1対1の戦闘ならまだしも多人数との戦闘になるとターゲットがコロコロ変わったり四方八方から攻撃されて何もできなくなるなど本当にテストプレイしたのかが疑問。特にターゲットロックは近い遠いに係わらず攻撃動作自体がその相手の方向に向かうようになるので目の前の相手を攻撃していたはずがいつの間にかあらぬ方向へと変更される。
また軸がずれてストリップ動作が当たっているにもかかわらず動作自体がキャンセルされたり、連続ストリップが発動しない時や連続ストリップ中に脱がせていないのに1ストリップ扱いになっていたりと詰めが甘い。
また攻撃体勢に入ったり、解除したりが自働なので勝手な行動をされて不便。
必殺技のキー割り当ても攻撃モーションを解くボタンと被っているのでミスする可能性がありイマイチ使いにくい。
防御している相手に有効な回避不能技や一対多数を考慮した範囲攻撃技。どちらも使い勝手が悪い。出始めモーションからヒットまでが遅すぎて大半が潰される。最高難易度ではガードからジャストカウンターをしてくる相手ばかりなのにこの使い辛さは致命的。

戦闘関連は3流未満だと感じた。ゲームの評価が決まる要素なのでもっとしっかりしてほしい。アイディアは悪くないのに明らかに調整不足。

・フリーズ
ロード中にフリーズすることが結構あった。しかし不思議なことに2、3周目以降はフリーズがなくなったように感じた。

・武器や服の管理
強化する時は全体マップに出なければいけないし売却する時には店に行かないとできない。プラス補正のアイテムを入手するには専用のショップに行かねばならず。持ち物がいっぱいにならないようにイベント戦闘の度に服の売却に行ったりと意外と面倒だった(服を破れば倉庫のストックには入らない)

COMMENT

グラフィックの粗さを上げている人がいるので一言。このゲームのすごいところはキャラクターが実際に服を着ているということ。従来のゲーム、例えばPSPでグラフィックが良い鉄拳やディシディア等は服を着ているように再現しているだけで実際に服を着ているわけではない。PS3やXBOXなら簡単にできることを敢てPSPで実現していることに驚いた。つまりこのゲームでいう下着を服に見立てているのが普通のゲーム。これに加えて武器、頭、上下服があってそれぞれのキャラクターが武器防具を装備しているので処理落ちしない方が難しいと思う。

感想としては自由度とシステムが絶妙にあったゲームだったと思う。キャラクターに装備にシナリオ分岐など。戦闘などは別にして遊んでいて久々に細かいところまでよくできてるゲームだなぁと感じた。

次回作にも期待！

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
abcさん [2011/06/02 掲載]

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　457人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	2pt	3pt	1pt	2pt	0pt	3pt

総合点
34pt

GOOD!

■オリジナリティ
戦闘が独特。頭、上半身、下半身の3部位に分かれていて、それぞれ攻撃を加えるごとに服の耐久値が減り、最終的に相手が来ている服全てを脱がすか破るかすることで戦闘が決着となる。目新しい戦闘で面白い。
乱戦になった際に、多数の敵キャラの服を赤い状態にしておくことで、連続で相手の服を脱がせていく事が出来たりもするので、その一点においては爽快感もある。

■シナリオ
ベン・トーでお馴染みのアサウラさんがシナリオに協力しているからなのか、ストーリーが存外面白かった。まだ1周しかしていないので、不明点もあるがこの先も大きな破綻もなく纏まっていると思われる。
また、選択肢が豊富で、相手も選んだ答えによって様々に反応してくれる為、ついつい全部の選択肢を選んでみたくなる。
また選択肢によって様々にルート分岐するようで周回する楽しみもある。

■やり込み要素
サブクエストやバイト、服に武器に色々と収集できるものもあるのでやり込みが豊富。

BAD/REQUEST

■快適さ
PSP発売から早6年、昨今ではインストール機能も一般的になりつつあるのでロード時間で苛々を感じることは少なくなったのだが、今作は稀に見る酷さ。
まるでPSP発売当初のゲームであるかのようなロードの長さと頻度である。
エリア切り替えで長いロード、メールやポツリの新着があるとロード、店に入るとまた長いロード、イベント前にロード、とにかく全てにおいてロード地獄。
そのせいで後述する熱中度や満足感がダダ下がりである。
ロード中は広告が表示され、ロード時間の退屈を紛らわせるのに一役買っている、と思えるのは序盤だけ、程なく苛立ちに変わる。CMの多いテレビ番組を見ている気分と言えば分り易いだろうか。
また、画面に表示される人間が多くなるとすぐに処理落ちする。戦闘をしておらずただ歩いているだけで処理落ちに見舞われる場所もある。
以上を加味して0点とする。

■グラフィック
とにかく全てが粗い。
まず人物は遠目から見ればそこまでではないが、近づくと粗さが際立つ。
近づいて粗探ししなければいいだけの話と思うかもしれないが、ゲームを少し勧めるとメイド喫茶や妹の着せ替え等の要素がゲーム内で用意されており、粗いグラフィックを間近で直視するはめになる。とてもではないが楽しめるものではない。こういった要素を入れるのであれば何故モデリングの手を抜いたのか…。まるでPS時代を彷彿とさせるポリゴン。
キャラの立ち絵は魅力的だっただけに勿体無い。
また、モーションもやけにオーバーアクション気味で気持ちが悪い、ばね仕掛けの人間のような不自然さ。
背景も粗く、特に中央通りに立ち並ぶ店は幾ら何でも寂れすぎ。外観というか外から見た店内は廃墟にしか見えない。もう少しまともなテクスチャなりで装飾できなかったのか。

■熱中度
前述したロードの酷さから、どうしてもテンポが悪く水をさされてしまう。
ストーリーは気になるし店に入って服や武器を整えたいのに、何をするにもロードに次ぐロードで冷めてしまう。とてもではないが、熱中は出来なかった。

■満足感
中盤辺りから戦闘がめんどくさくなり、ロードの酷さも相まって最小限の行動でストーリーを追うだけの進行になってしまった。クリア後には心地のよい疲れというより、やっと終わったかといううんざり感の方が強かった。

■その他気になる箇所
・ストーリーを装飾する音声がゲーム開始時のみで拍子抜け。声優の熱演があれば物語の臨場感も高まるというのに。特に秋葉原やら萌えやらの要素を前面に押し出していたにも関わらずボイスがないというのは心底理解出来ない。フルボイスにしろとは言わないがせめて話の本筋、メインイベントくらいはボイスを入れて然るべきだった。
・秋葉原の主要な箇所しか行くことが出来ないので、もう少し頑張ってほしかった。なによりマップのぶつ切り感が酷く1つ1つのエリアも非常に狭いのがいただけない。
・前述のとおり1つのエリアが非常に狭いので特に迷うことはないし店の位置もすぐに把握できるのだが、ロードのせいであまり店に入りたくないのに、欲しい物がどこに売ってるかわからないので一つ一つ入って確認するのがとても苦痛。そういった意味で、どこで何が売っているかカタログなりマップなりで一覧にしておいて欲しかった。
・服の着替えはともかく武器の付け替えくらいはエリア内でやらせてほしい、しつこいとは思うが、全体マップに出て着替えて戻ってくるとロードを挟むので出来るだけ避けたい。
・場所によっては上手く視点を回転させることが出来なかったり、マップ端の方ではカメラが起動しなかったりして困る。
・良い点で書いた戦闘だが、問題は多々ある。攻撃するターゲットをロック出来れば楽なのだが、そういったものが一切無いので方向キーを駆使して何となく方向を合わせて攻撃するだけというお粗末なもの。中央通り等の狭いエリアでは関係ない一般人に誤って攻撃してしまって乱戦になってしまったりと、とにかくめんどくさい。乱戦になるともれなく処理落ちも発生し、視点変更の煩わしさも相まって満足に操作できなくなる。この状態になると落ちているアイテムを拾うのも一苦労。乱戦状態を脱するためにストリップアクションでさっさと数を減らしたいのに、ターゲットが出来ないから服を脱がすことが可能な相手を処理出来ないジレンマ。
攻撃モーションも同じようなものしか用意されておらず、処理落ちと相まってもっさり単調アクションの連打ゲーみたいなもので飽きやすさに繋がる。
・戦闘中吹っ飛ばされてそのままエリチェンさせられてしまうのが大変苦痛。長いロードを挟むハメになるし、戻ってきたら戦闘前の状態に戻っているのでまた最初から耐久力を削らなければいけない。エリアの境界では○ボタンなり押すことで、エリアから出れるようにしているだけでこんな自体は大分防げると思うのだが…。

COMMENT

PSP-3000使用

難易度に関しては難しいわけではないのだが、悪い部分で書いたように乱戦になると処理落ちのせいでキーレスポンスも悪くなり戦闘が難しくなる、なので「難しい」とした。

題材やコンセプトは面白いが、兎にも角にも作りがお粗末すぎて悪い部分ばかりが目につくゲームだった。せっかくのキラリと光る独自性が、ゲーム自体の出来の悪さで全て埋もれてしまっている。
ユーザービリティの観点から言って最悪と言われても仕方のない出来だと思う。
ただ着眼点はいいので次回作があるようなら、アイデアオンリーのゲームではなく、そのアイデアに見合うよう全体の完成度を高めて欲しい。中小企業ゆえに大手ほど潤沢な資金でゲーム作りが出来ないのは理解するが、それにしても今作は酷い。リピーターを増やすためにも次は丁寧な作品を心がけて頂きたい。

購入に際しての注意として、ストリップアクションにエロ的なものを期待している人は買わないほうがいい、悪い点でも書いたとおりグラフィックが目も当てられないので。
ロード時間が長く頻繁なので購入予定の人にはPSNの復旧を待ってDL版を買うことをお勧めしたい反面、あくまで個人的な感想だが、定価買いするような出来ではないので新品の値下がりなり中古なりで安く買う事もお勧めしたい。
快適さを取ってDL版を定価で買うか、値段を取って安くなった頃にUMD版を買うか、何を重視するかで購入方法を決めれば後々後悔しないと思う。

また、人によってはマップ切り替え等でフリーズが起こったりする模様。幸いこちらの環境では発生せずにクリアまで行けたので一安心。

プレイ時間：05時間以上15時間未満(クリア済)
うどんさん [2011/05/21 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　448人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	1pt	2pt	2pt	2pt	1pt	2pt

総合点
39pt

GOOD!

・陽光に弱い、というのは吸血鬼の話によくあるものですが、
それを逆手に…というよりゲーム部分の主軸に持ってきたアイデアは
高く評価できます。
類を見ないゲームなので普通のものに飽きた方ヘお勧めできる。

・攻撃できる部位は３つにわかれていますが操作自体は簡単なため
複雑になりすぎない

・エンディングは複数あるのでその分周回プレイできる。
クリア後にしゃぶれる要素もないわけではない。

BAD/REQUEST

・メディアインストールしたわりにロードが長すぎる。
さらに運が悪いとフリーズして電源が落ちるおまけ付き。

・キャラの３Ｄグラフィックがあまりに粗い。
顔なんかはシャレにならないほどひどい。初代ＰＳ時代を思い出すレベル
立ち絵の絵師は頑張っているんだからそれに応える品質で出すべきだった

・対多数の戦闘になるともともと攻撃の隙がでかいゲームなので
ボッコボコにされる。ロックの切り替えはボタンで任意にできるようにすべきだった
片手武器はともかく両手武器は動きが遅すぎて戦いにならない
戦闘については下の下の出来。