クイーンズゲイトスパイラルカオスレビュー(評価)

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クイーンズゲイトスパイラルカオスレビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2011/07/28
価格	6,279円（税込）
レーティング	【Ｄ】17才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：シミュレーションRPG ■ プレイ人数：1人 ■ 限定版：10,479円

スコアボード

中央値: 54
難易度: 1.33
レビュー数: 9

スコアチャート

0-9

10-19

20-29

22.2%

30-39

11.1%

40-49

22.2%

50-59

22.2%

60-69

22.2%

70-79

80-89

90-100

【60点以上】
44.4%
【標準偏差】
14.79

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　378人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	4pt	4pt	4pt	1pt

総合点
78pt

GOOD!

【オリジナリティー】
　このゲームのオリジナリティーはなんといっても鎧破壊システム。これに尽きます。
キャラクターにはＨＰとは別に五つの部位ごとに鎧耐久値が設定されていて、これをゼロにすることで鎧を破壊することができ、相手には回避率低下などのデメリット、こちらには経験値増加などのメリットがつきます。そしてこれがキモなんですが、ＨＰを削りきらずとも、鎧をすべて壊せば敵を倒したことになります。これをパーフェクトノックダウンといい、通常のノックダウンとは別のカットイン映像が拝め、経験値、獲得資金が増加します。このパーフェクトノックダウンを狙うのが非常に楽しいゲームです。
　私は途中からムフフな画像には目もくれず、戦闘アニメの下に表示される追撃コマンドと鎧耐久パラメータに集中しっぱなしでした。一つ鎧が壊れると、鎧耐久値だけを減らすことのできる命中率100％の攻撃、ボーナスアタックをコマンドで指定して出すことができるのですが、これを上手く使うと、レベル補正のせいでほとんど攻撃を当てることのできない格上の相手でも、ひとつでも鎧を壊せばそれを足がかりにしてパーフェクトノックダウンさせることができるのです。

【グラフィックス】
緻密なドット絵で描かれたかわいいキャラがぐりぐり動く戦闘アニメは一見の価値があります。特にワンダーモモの変身ヒーローのような体の切れとポージング、リリの足技手技の滑らかさは素晴らしかったです。カットイン演出もバリエーション豊富で、次に何が来るのかとわくわくしながら見ていました。

【音楽】
普通です。可もなく不可もなく。ただ、レイナとトモエの戦闘ＢＧＭは妙に耳に残りました。
ＯＰテーマも前作の方がよかったかなと個人的には思います

【熱中度】
寝食忘れて徹夜してしまうってほどではないですが、鎧剥ぎと、モンスター捕獲をしているときは結構熱くなります。フリーステージで仲間をひたすら鍛え続けているときも時間を忘れます。

【満足度】
私はドット絵が大好きなので、戦闘アニメのぬるぬる動くドット絵が見られただけで結構満足してしまいました。

BAD/REQUEST

　良くも悪くもオーソドックスかつ大味なシミュレーションＲＰＧなので、緻密な戦略だとかは期待できません。基本攻撃に振ってごり押しでもクリアできてしまいます。
　ただこのゲームはどちらかというとキャラゲー枠に入るので、上記はむしろメリットにもなりえます。つまり好きなキャラを育てたいだけなのに変に頭使わされたくないという人には良いかもしれません。でもキャラゲーとしても不満な部分がちらほらあるのです。
　まず、公式で好きなキャラを使って育ててくださいと言っておきながら、ゲーム中ではルート分岐があり、しかもどちらにどのキャラがいくかわからないので、目当てのキャラがいなくなってしまうことがままあります。また、参戦時期がかなり遅いキャラもおり、そのキャラ目当てで買った人にはつらいでしょう。そもそも好感度という隠しパラメータやルート分岐の結果によって絶対に仲間にならないキャラや、そもそも出てこないキャラもいます。特定キャラクターごとのマルチＥＤの条件は非常にわかりづらく、攻略情報を見ずにすべてのＥＤをコンプするのは非常に労力がいります。さらに限られたインターミッションでフリートーク及びキスシーンをすべてコンプリートするのも最低11周は必要で、コレクターゲーマーにとっては地獄になるでしょう。
　戦闘アニメについては、良いところも書きましたが、同時にその豪華で長い演出は後半になると飽きてきて、冗長としか思えなくなってきます。前作からの続投組は、小、小、中、大と演出的にバランスのとれた技構成なのですが、新規キャラは初期の技からド派手かつ長く、最初のうちは楽しく見られますが途中から見ていられなくなって早送りし始め、最終的にはアニメOFFに設定してしまいます。

COMMENT

psp3000使用。メディアインストールでロードはほとんど感じなくなります
　
私は新規参戦キャラには正直それほど興味がありませんでした。エロ要素にしてもあまり期待しておらず、ただただ前作の白眉であった鎧破壊の面白さを求めて購入したのですが、そこはしっかり引き継がれていたし、まったく興味のなかった格ゲーキャラにも今は愛着がわいているので、少なくとも値段分はきっちり楽しめたと思っています。
　ただ、キャラ目当てで買った人たちから、不満点が噴出してしまうのもわかります。いろいろと至らないところはあるし不親切なゲームだと思いますが、根幹の面白さは前作と変わりませんし、戦闘アニメの必然性を鎧破壊という画期的システムで補強した上で新たな面白さを追加した、スパロボの進化系だと思うので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
kenさん(レビュアー情報) [2011/08/06 掲載]

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　445人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	5pt	2pt	4pt	4pt	3pt	1pt

総合点
70pt

GOOD!

前作クリア済み

・オリジナリティ
基本的な部分は前作とほぼ変わりません
部位ＨＰによる鎧破壊システム（＋ご褒美）は勿論健在です、今作では更に怪しい液体も追加されましたｗ

・グラフィックス
文句なし５点です、相変わらずグリグリ動く派手な戦闘アニメーションにパターン豊富な鎧破壊andダウン時のＣＧ、どちらも非常に素晴らしいの一言です

・熱中度
これはもはや言うことは、とにかく脱がしたいという原動力ですねｗ
フリートークでのキスも追加されよりギャルゲーっぽくなりました

・満足感
前作と比べ一気にキャラが増えました、また前作未参戦組もきっちり参戦し、前作のフリートークが無かったキャラも保管されたのはいいと思います

・快適さ
インスト有りでロードはほぼ問題無しです

BAD/REQUEST

一応前作を踏まえたうえで

・オリジナリティ
至って平凡なＳＲＰＧですが、前作からの進歩があまりないため続けてやるとマンネリ感が増したという印象

・ストーリー
ごちゃ混ぜ世界なのでしょうがないとは思いますが、ところどころ突拍子もないところがチラホラ、そのくせ出てくる敵は一緒というマンネリ展開
キャラ自体は多いのでストーリー展開で敵と味方が入れ変わるとかあっても良かったと思う

・サウンド
悪いという訳ではないのですが、せっかくの版権お祭りゲーなのに原作再現ＢＧＭが無いのは・・・
更に欲を言えば１キャラ（or作品）毎に専用ＢＧＭが欲しい

・満足感
キャラが増えたので贅沢な望みとは思いますが、１キャラあたりの技が少ないキャラがいる、また必殺技を持たないキャラもいる
贅沢なようですが、やはり１キャラ１必殺技は欲しい

・快適さ
せっかくのパターンの豊富な鎧破壊ＣＧですが、ギャラリーに相当するのがありません

COMMENT

PSP1000使用　インスト込み
ざっくりとまとめると、とりあえず前作から更に大幅にボリュームアップされたエロ、ここまでくると各所に怒られないかと心配するほどです
ただＳＲＰＧ部分はそのままなので、もはや逆転してギャルゲーのオマケにＳＲＰＧがついた印象
難易度も非常に簡単で良くいえば初心者向け、悪く言えばヌルゲー

キャラゲーとしては文句無く買いです
一部原作を大きく逸脱したキャラ（というかリリ）もいますが個人的には良改変でした

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
revさん [2011/08/06 掲載]

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　557人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	2pt	4pt	2pt	3pt	1pt

総合点
61pt

GOOD!

・前作から大幅に追加されたキャラクター
　前作非参戦だったQBキャラに、QGキャラ、新たなオリジナルキャラを加え
　登場キャラ数が一気に増加した
　仲間にできるギャル型モンスターが増えたのも嬉しいところ

・PSPの限界に挑む露出表現
　ソニーチェックはどうなってんだww
　乳揺れやパンチラはもちろん、脱衣にぶっかけ…PSPでこのレベルの表現ができた事が凄い
　この要素目当てに買った人はまず後悔しない出来かと

・完成度の高い戦闘アニメーション
　非常に良く動き、エロくて格好良いアニメーションが堪能できます
　カットインもふんだんに使われており、部位の破壊状態やコスチュームの変更等も全てアニメーションに適応されます
　細かい仕草にも可愛らしさが感じられ、作り手の愛と魂を感じます
　手が込みすぎて、やや冗長な物もあるが戦闘アニメをカット、もしくは早送りできるのでそこまでストレスにはならない
　欲を言えば第二次スパロボZで採用された戦闘パートを部分スキップする機能があれば言うこと無しだった

・意外と良かったアニメーションムービー
　主に分岐後の合流時に挿入されるアニメーションムービー
　あまり期待していなかったけどシチュエーションも良い意味でアレなのが多かったので結構楽しめましたw

・部位破壊(脱衣)システムが熱い
　相手の鎧(という名の服)をダメージを与える事によって破壊していくシステム
　一つ部位を破壊するごとにご褒美のカットインが表示され、追加のボーナスアタックができる
　部位を破壊すれば経験値や資金にボーナスが入り、場合によっては追加のアイテムまで貰える
　システム的にも視覚的にもご褒美があるのでやる気がでますw
　部位を全て破壊するパーフェクトノックアウトを狙うのは難易度が高いが、主人公で達成すればギャル型モンスターを仲間にできたり
　とあるアイテムを装備していれば謎の液体をぶっかける事もできたりと見返り(?)も大きい

・遠距離攻撃が強化された
　前作では通常攻撃に比べ著しく攻撃力が落ち、反撃を受けない事以外メリットを見いだせなかった遠距離攻撃だが今作では大幅に強化された
　基本威力が底上げされ、通常攻撃を3段当てたくらいのダメージを与えられるようになった
　また範囲攻撃の場合は命中させた敵全員分の経験値が入るため、レベル上げが非常に楽である
　クローデットやニクスの場合はダメージ2倍のスキルも乗るので若干バランス崩壊気味な強さを誇る

・QB スパイラルカオスからの引き継ぎ特典
　ボーナス資金は雀の涙程だが、取得したコスチュームを引き継げるのは良かった

・協力技
　いわゆる合体攻撃
　数は少ないが演出は凝っている
　が、如何せん条件の割に威力が低め

・スペシャルボーナス
　ステージ中に部位破壊、援護攻撃防御、宝箱回収する事によってステージクリア時に成長ポイントのボーナスが貰えるシステム
　更に最も活躍したキャラにはMVPボーナスも貰え、お気に入りのキャラを集中的に養成する事ができる

BAD/REQUEST

・主人公がキモくてウザい
　笑えるレベルを超えてます、ただただ不快なだけ
　格好良いと思えるシーンも全く無く、これなら主人公無しの方がよっぽどマシ
　スキル使う度にボイスもいらない、正に誰得

・ストーリーが絶望的なまでにつまらない
　前作も大概酷かったので、今作では改善されるかなと思っていたら・・・駄目だこりゃ
　物語に起伏が無く、どうでもいい理由で場当たり的に敵と戦っては逃げられ、戦っては逃げられを繰り返すだけ
　ルート分岐も結構あるが、選択するまでどちらのルートに誰がいるかも分からず、合流後も全くフォローが無いのでいつの間にか仲間になってる人も多数
　また、お祭りゲーなのにキャラ同士の絡みやクロスオーバーネタも殆ど無く、キャラ崩壊も多い
　次回作があるならライター変更を強く希望します

・キャラ性能差が激しい
　移動タイプ空だったり、ダメージ倍増系のスキル持ちはそれだけで強キャラだが
　移動タイプノーマルの上、移動力が4だったり
　ダメージ倍増系のスキルが無い上、元々の攻撃力が低かったりするキャラは相当の愛が無ければフォローできない

・レベル差補正が強すぎる
　彼我のレベル差によって命中率と回避率に補正が掛かるシステムなのだが、その変動する数値が大きすぎる
　どんなに回避型に育てたキャラでも、相手のレベルが4,5上なら100%命中させられます
　逆に命中回避のステータスを殆ど育てて無くても相手よりレベルが4,5上なら余裕で当てます、避けます
　多少の補正ならレベルを上げる意義としてアリなんだけど、ここまで補正が強いと命中や回避にステ振るのが馬鹿らしくなります

・部位破壊システムの不満点
　全体的に良く出来たシステムだと思うが不満点をいくつか
　- ボーナスアタック時の攻撃選択ボタンに技名を表示して欲しい
　　どのボタンにどの技が対応してるのか覚えておかなければいけない、攻撃部位が異なるならともかく部位も全く一緒の技もあるので瞬時に判別が付きにくい
　- 部位ダメージのランダム要素が強すぎる
　　HIT数に応じて各部位にダメージが入るのだが、どこの部位に何回HITするかは完全にランダムなので
　　攻撃がバラけて部位が破壊できない、もしくは攻撃がバラけず破壊した部位にばかりHITするなどの現象がよく起こる
　　3部位攻撃なのに1部位にしかダメージが入らないなんて事もザラ
　　せめて濃赤表示されてる部位には最低1回は当たるようにして欲しい
　　多少のランダム要素なら面白さに繋がるのだが、ここまで運要素が強いとただのリセットゲーに成り下がってしまう

・援護攻撃が便利すぎる
　スパロボと違って援護攻撃の条件がかなり緩く、攻撃キャラの周囲8マスで援護でき、行動終了状態でも援護できる
　味方の場合は友好度が必要な為、使えるキャラが限られそこまで強力には感じないが
　敵の場合、ボスキャラが2人いれば計4回の攻撃が飛んでくるのでHP満タンの防御重視キャラでもあっさり沈んでしまう

・ボスキャラ少なすぎ
　4人が組み合わせを変えて出てくるだけで同じ敵と何十回と戦う事になる
　スパロボと違い、版権物の原作から敵キャラを引っ張ってこれないので仕方ないとはいえ、流石に見飽きるレベル
　もう少しオリジナルキャラを増やすとか敵の組織を複数作っても良いのでは？

・無意味な撤退戦が多い
　こちらにいくら戦力が残っていても、強制的に指定ポイントまで全軍を移動させなければならない
　しかもターン制限があり、うっかり移動力4の主人公でも出撃させてた場合はゲームオーバーが確定する(しかも勝利条件は出撃後、ある程度敵を削ってから変更される)
　このゲームとして全く面白くない撤退戦が無駄に多くて非常にストレスだった

・分岐の度に離脱するメンバーの装備と宝石が強制的に外される
　分岐の回数も多く、その都度装備と宝石を装備しなおすのは面倒
　せめて外すかどうか選択肢が欲しかった

・DLCの追加ステージ
　「詰め将棋さながら」「理詰めで敵を撃破せよ」とか謳っていながら、やる事は本編以上のリセット作業
　命中率や部位ダメージの偏りはもちろん、パッションアクトの発動まで全てランダムなのに理詰めの詰め将棋とはこれ如何に
　ステージ毎のキャラのステータスは固定されており、装備や宝石でフォローもできないので本編以上に神経質にリセットしないとクリアできません
　クリアごとにアイテムは貰えますが、経験値は入らないのでキャラ育成目当てで購入する人は注意

・BGM
　版権物の原作BGM再現は無理でも個別BGMくらいは頑張って欲しかった
　汎用BGMも数が少なく、いつも同じ曲を聴いてる気がする

・デステニーパニッシュ(ぶっかけ)での友好度減少
　売りのひとつのはずのシステムで友好度減少は酷い
　友好度が足りなければフリトークコンプ時のキスイベントも見られず、寒い終わり方を迎えます

COMMENT

良くも悪くもQBスパイラルカオスの続編だなぁって感じです
前作の良かった所は更によくなり、駄目だった所はそのまま、もしくは更に悪化しています
エロ要素や戦闘アニメに期待している人にはお勧めできますが、ストーリーやSRPGとしての完成度を求める人には正直微妙かな・・・？

散々文句を付けておいてあれですが、自分はこのシリーズがかなり気に入っています
好きだからこそ粗さが目に付くというか、前作が予想以上に面白かったので勝手に期待値を上げていた所はあります
色々と光る要素も多いので次回作以降でブラッシュアップすれば、人間版スパロボとして結構な名作になるんじゃないかと思っています

PSP-1000使用　メディアインストール使用　前作プレイ済み

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
茶坊主さん [2011/08/31 掲載]

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