遊戯王5D's タッグフォース 5 レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010/09/16 |
価格 | 5,250円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:対戦型カードゲーム ■ プレイ人数:1人(1?4人) |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
500人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
71pt
GOOD!
遊戯王のコンシューマーゲームはGBAのエキスパート2006以来で、これが初TF、初マスタールール対応ゲームになります(OCGは初代直撃世代で初期?2期の最後までがっつりやっていましたが以後はノータッチ)。
このレビューは自分と同じ「OCG経験者でTFは未プレイ、購入検討中」な人を意識して書かれています。
あと、本作への期待から個人的なリクエストが多く入っています。一読前のご参考に。
【完成された対戦インターフェイス】
対戦中はほぼストレスフリーで、TCG電源ゲー移植に際して1つの完成形を見た思い。GBA2006からの進化に驚きました。
・相手のフェイズ進行やカード処理進行とは完全独立したカーソル操作
(OCGの「ちょっと視線を移して今出たカードを見る」に近いプレイ感覚)
・スピーディーなカード処理
(ライボルは「パパパン!」、手札抹殺は「カカカカ(捨てる)、シュカカカ(引く)」)
・フィールド魔法発動時の「ギュルルル!」というエフェクト
(ゲーム性にはまったく寄与しないですが格好いい。採用を思い切った人は凄い)
・チューナーのLvが黄色く表示される、特殊召喚可能な状態になるとエクストラデッキに魔方陣が浮かぶ、などの「有ることのありがたみを意識しにくいけど、無いと凄く不便だっただろうなぁ」というような細かい配慮の数々
処理進行のテンポがとにかく良く、対戦時インターフェイスに関してはストレスが溜まったことがまずありません。
購入前にWCS(DSの遊戯王ソフト)の対戦動画も比較して見ましたが、スタッフのUIへの意識の違いがハッキリ見えました。
なかなか評価されにくい部分を良くここまで洗練してくれたということで、個人的にこの部分はかなり評価してます。
【遊戯王TCG自体が持つ中毒性】
集める、組む、戦う、この3つをローテーションするだけ(ここにTFはキャラゲー要素「仲良くなる」を加えてあるんですが、これは後述します)。
するだけなんですが、これがとにかく中毒性が高い。収集といってもRPGのアイテムコンプとは訳が違います。
この三要素に「育てる(愛でる)」楽しさを足したのがあのポケモンなわけです。TCGはポケモンから「育て」の要素を引いたもの。
ポケモンの「育てる」=レベル上げの期間がなくなり、4700種類のポケモンを組み合わたパーティ作りを延々と楽しめるのがTCGというゲーム。
特に遊戯王はデザイナーズカードが豊富で回り方のバリエーションが多い。
デザイナーズカードを手に入れた時、「このカテゴリのデッキは実際のゲームでどう動くんだろう?」と想像するだけでワクワクします。
組んで回して、調整改造、また集めて、特定カードが揃ってきたので別のデッキを組んで…の繰り返しで延々と遊べてしまえます。
自分の中で、遊戯王(あるいはTCG全般)は「お好み焼き」みたいなモンだと思いました。
これ自体でもうある程度味が完成しているので、その上になにか適当に付け足してもだいたい食えてしまうという……。
「ストレスフリーなデュエルシミュレータを内蔵している遊戯王ゲーム」というだけで、自分にはもう一定の面白さを内包しているように思えました。
BAD/REQUEST
【作業から抜け出しきれてないキャラゲーパート】
反面、キャラゲーパートの出来はどうにもお粗末なように感じました。
選択肢とアイテム餌付けで会話相手の好感度を上げていくだけ。アミダや虫食い算などで与えられるハリボテのゲーム感が悲しい。
結局TCGの対戦パートと関係が完全に切断されているのが問題なのかなと思います。たとえば…
・アイテムではなくカードをプレゼントできる。あげたカードはタッグマッチで「大事そうに(台詞一つでいい)」使ってくれる。
・数字の話ではなくてプレイングのアドバイスができる。「君の伏せカードを積極的に使うほうがいい?」教えた通りにプレイングが変化する。
「スリーブをプレゼントしたら実際に裏面が変わる」とか、そんなんでもいいと思います。
現状とにかく対戦パートとADVパートが係わり合いがなさすぎて、ボタン押して照れ顔見るだけの単純作業に堕ちてしまってます。
丸出しの作業感はゲームやその登場人物への没入・感情移入を大いに妨げてしまいます。
キャラゲーだからこそゲーム世界への没入感を大事にして欲しかったし、そのために何ができるかを製作側にはもっと考えて欲しかった。
ここは素直に残念でした。
それから、キャラクターの個性付けと実際のゲーム動作の連結が弱いように感じます。
食べ物のイチゴで好感度が上がるなら、会話で「私、イチゴが好きなんだ?」と表明させないといけないし、朝によく沿岸部にいるなら「俺は朝はよくこの辺りにいるんだ」とキャラクターに喋らせないとダメ。
「発信機」なんてわざわざ遠回りなアイテムを出す前に、クリエイター側が自然に誘導できることはもっとあったはず。
ネットスラングネタを詰め込む前に、もう少しその辺り頑張って欲しかったです。
【CPUのフォロー】
CPUの思考精度がそう高くないのはプログラミングの問題や思考時間を考えてもしょうがないと思ってます。
むしろこれだけ相互作用が複雑なTCGでよくがんばってるなと思います。
ただ、「CPUが足を引っ張るかも」「それがプレイヤーのストレスになるかも」というのが事前に予見できていたんなら、それを軽減できるよう別の部分でフォローして欲しかったです。
相方のせいで負けた時にイラつくのは、負けた時にポイントが大幅に下がるからというのが1つはあるんじゃないでしょうか。
このゲームでは勝てば1500円ほど貰えるんですが、負ければ30円ぐらいしか貰えません。勝ち負けで1/50の差です。
この大差が負けた時の「徒労感」を無闇に増やしているように感じます。
負けても700円ぐらい貰えるなら、CPUのクソ思考へのイラ立ちもまだ少しは収まります。
思考精度の強化という根本的解決が難しいなら、それ以外の部分で可能な限りストレスを減らすように工夫して欲しかった。
【デッキ編集について】
使いやすいですが、ラベル式よりはGBA2006のお気に入り度(5段階)式の方が使いやすかったかなと思います。
ラベルは《アーメイル》みたいな初期通常を弾くのに使っているんですが、これだと《エネコン》《月の書》などの万能カードを並べられない。
GBAまんまのお気に入り度だとデータ量が単純5倍になるので、ロード時間を考えると難しいかも知れませんが、ラベル2種類はあると嬉しかったです。
あとは、絞込みリセットでソートが元に戻るのはできれば改善されてほしい。
【モブに対する細かい部分】
・カエルデッキの使い手が「ハル・スプリングス」でデッキ名が「目指せ見返りクール美人」。他にもこんな感じの組み合わせが7-8人。相方を探しているとき、対戦相手を厳選したいとき、「こいつって何デッキ使いだっけ?」という状況になる。キャラ付けと利便性の折り合いをもう少しつけて欲しかった(デッキ名を変えたくないならカエルの髪飾りをつけさせる、画像を弄れないならせめてデッキ名だけは分かりやすくする、とか)。
・モブキャラにタイトルコールをとらせるくらいなら、エースカードだけでも個別台詞を録って欲しかった。「終焉のカウントダウン!」とか、「墓地から蘇れ、エンディミオン!」とか。エースをその他大勢と同じように淡々と出されると、気持ちが萎む。
【その他細かい部分】
・チャレンジは「魔法20回使え」だの「20000ダメージ与えろ」だのと基本的に作業だと感じる(しかも切り替えに2秒程度のロードが挟まるので面倒)。で、リザルトで「クリアしたチャレンジ回数×4」ぐらいDPが毎回入るけど、継続的に増えるのは「作業の強制」に近いと思う。報酬はクリア時の一回きりで良かった。
・EXデッキのソートが記録されないのが少し面倒。自分はレシピ読み込みのたびにレベル降順に直していた。
・□ボタンで場チェックの際に、墓地のリストも見たかった。ターンの終わりにライロで落ちたカードが見たい。
・墓地は「効果発動」と「カードリスト」の位置が逆の方が自分には使いやすかった。
・エースモンスターの攻撃ムービーは「相手エースを破壊する場合のみON」「トドメだけON」などのオプションがあれば良かった。あと、ムービー挿入時にBGMをいちいち切れさせないで欲しかった。段々冷める。
・ぶっちゃけ自分には《アーメイル》とかあの辺りの初期通常モンスターにはなんの思い入れもないので、あの辺を削ることでデッキ編集画面のロード時間が0.1秒でも短くなるなら削って欲しいと思う。
COMMENT
PSP-3000使用。
BADはリクエスト欄も兼ねているそうなので、個人的なリクエストをかなり細かい部分まで盛りました。ノイジーでごめんなさい。
なんでこんなにBADが長くなるのか、リクエストが多くなるのかというと、TFスタッフはユーザの意見を結構聞くという話を聞いたからです。
そして、つまんないゲームにはこんなに長々と労力を割いて意見なんて書かないわけで…。
TFは自分にとって久しぶりに時間を忘れて没頭したゲームでした。GOODでも書きましたが止め時が見つからないスルメゲーです。
OCGには戻れないけど、遊戯王やりたいな?という人には、文句ナシにオススメです。
これで後はwifiランダム対戦が付けば本当に紙のカードいらないですよ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
69pt
GOOD!
続き物ゲームの宿命なのか、まったくといっていいほど進化していないため点数が低めに。
しかし、これは実際には悪いことではなく、「完成されたモノ」に新しいカードを増やしただけのゲーム、と言えてしまうためにこのレベルに。
音楽は並。まぁ、特にストーリーがあるわけでもないので音楽の比重は少ない。よって気にするレベルではないと思われる
グラフィック、特にデュエル画面は進歩していないものの、モブキャラの女の子がやたら進化している。
あとロリキャラの声が妙にエロい。
熱中度は高め。ただし、前作でのDP荒稼ぎ方法が使えなくなったため、DP稼ぎ、及びパック購入に手間取るため、デッキ構成を多少楽しみにくくなった。しかし、これがこのゲームの正しい遊び方ですよ、と開発に言われてる気がしないでもない。
結局今までのTFに新しいカードを入れた、というゲームである。
「遊戯王」が好きなら充分満足できるレベルであることは間違いない
インターフェースは快適。ロードも短い。デッキ構成もなにもかもよく出来ている。
が、CPUがあまりにひどい。それについては後述する
BAD/REQUEST
オリジナリティについては前述のとおり。ここではCPUについて記載する
TFの唯一の進化といえるのはCPUである。なんだかんだ言ってCPUの思考能力は初期に比べればかなり向上しているといっていいだろう。
しかし、「考えずにバンバン闘うCPU」が進化しても頭のスペックは変わらないのか「無い知恵必死に絞る型」になった。
つまり、混戦になってくるとCPUさんが動いてくれなくなるのである。
ひどいときにはカードをセットするだけに3分、攻撃するのに2分、エンドするのに3分、とかになってくる。
しかも、その状況を打開できずにさらに場にカードが増えようものなら、次のCPUのターンはさらに考え込む。テンポが悪いことこの上ない。
COMMENT
CPUの長考は、そこまで頻繁におこるわけでもないが、いざ起こるとイライラすること請け合いである。
しかし、全体を見るとなんだかんだで良作であることは間違いないだろう。
ただし、PSP-3000の場合、いきなり電源が落ちる場合がある。これはこのゲームに限らずどんなゲームでも突如発生する不良なのだが、オートセーブがないこのゲームで発生するとそれまでの10時間が!とか悲惨な事になる。
PSP-3000でプレイする場合、こまめなセーブを推奨する。
俺なんかそれでやっとつくったデッキ4つぶん消えてね・・・
初期デッキからやり直して・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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発売スケジュール
- 2014/06/26
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
シリーズ全作プレイ済みです。
●相変わらずの収録枚数
初期の弱小通常モンスターから最新のカードまで、4700枚以上収録という驚異のボリューム。ゲームオリカの他、OCGに先駆けての先行収録分もあるなど充実してます。
毎回、UMDの容量大丈夫か、と勝手に心配してます。
●バグが少ない
TFシリーズに言えることとは思いますが、かなり少ないと思います。さすがに全部のカードを使用したわけではないし、他の遊戯王のゲームもやったこと無いのでハッキリとは断言できませんが、収録枚数からみても少ないと思います。
難しい処理もスピーディーにCPUが処理してくれますし、デュエルツールとして申し分ないです。
●好感度上げのシステム
前作同様、複数のキャラの好感度を同時に上げることが出来るため、周回プレイが楽。このシステムのままなのは非常に嬉しかった。発信器を付けられるおかげでモブキャラの攻略もかなり楽にになりました。ありがとう雑賀さん。
●BGM,ボイス関連
BGMは、前作が良曲揃いだったので個人的には使い回しでもいいかなとも思ってましたが、デュエルBGMは全曲一新されててビックリ。個人的には前作ほどのインパクトは無いかなとも思ってましたが、何が何が。段々と耳にこびり付いてきてます。ヤバイです(笑)。
ミュージックプレイヤーの機能追加も嬉しい。
前作のBGMもお気に入りなのでぜひまたあの曲をバックにデュエル中をしたいところですが。
ボイス関連は、新録のセリフが多くて嬉しかった。遊星やジャックとか、アニメで主役級のキャラならまだしも、カーリーや狭霧さんのような脇役クラスのキャラまで録り直してあるとは・・。1?3の頃は万丈目や翔のような主役級でもセリフが変わり映えしなくて、それが残念な点でしたので。まぁ、それはそれですが。
●(主に女性)モブキャラの変わりっぷり
立ち絵から3Dポリゴンまで、見事に変わってます。手間もかかるだろうし、ここはいじらないだろうと思ってたのでビックリしました(笑)。よっぽど要望(苦情?)が多かったのか。一体何処に力を入れているのか。カードの出来るギャルゲーなんて巷ではいわれてますが、スタッフはこれに懲りずに次回作も是非色々頑張って欲しいものです。
●レシピ引き継ぎ
前回使っていたデッキを再現させようというモチベーションに繋がります。
●検索機能の強化
個人的に、関連カードでの絞り込み機能が良かったです。「E・HERO」や「六武衆」などのカテゴリを持つカードでカード検索を行うと、シリーズのモンスターカードやサポートカードまで検出してくれます。
BAD/REQUEST
●CPUの長考
場にカードが増えると、十秒近く考え込んだりしてしまいます。今回は特に長く感じました。正直、シンクロとかのギミックが増えて取れる戦法が増えた事もあっての思考時間の長さなんだろうなと思います。
プレイングの甘さも、収録カード枚数が多すぎてシミュレートしきれないのかなとも。
●細かいですが・・
前作までは、墓地にあるカードを確認する際は、上から(墓地に置かれたのが新しいカードから)順に並んでましたが、今作からはそれが逆に墓地の一番下のカードからという並び順になりました。
墓地を確認するとき(特に相手の)は、直前にカード効果等で何を墓地に送ったのかを確認するために見ることが多い(自分は、ですが)目当てのカードはリストの一番下にあるわけで。
オプションで並び順を変える機能とかつけれないものか。
●レシピ選択のスクロール機能
方向キー上下でしかスクロールできず、選ぶのが少々面倒に感じる。いやいや、ちゃんとソート機能があるんだからそれ使えよ、って話ですが、自分のレシピ欄ならそれが使えますがCPUキャラのレシピ欄ではその機能がないのです。
●ロード時間
メディアインストール対応で早くはなりましたが、個人的にはもっと早くできるならしてほしいところです。容量に関しては、例えばディシディアFFのように、インストールに必要な容量を何パターンかに分けておいて好きなを選んでもらうとか。(他社のゲームを引き合いに出すのは失礼とは思いましたが自分は複数のインストールパターンを用意しているゲームを他に知らないので。)
COMMENT
ちなみに前作レビュー済みです。
自分が前作レビューした際、「次回こうして欲しい」と書いたことが今作で実装されていたので(ミュージックプレイヤー追加、デュエル番付のスクロール機能強化)、ひょっとしたら次回作でも・・なんていう要望も含めたレビューです。
といっても全体的に個人的すぎる要望が出てますね。スミマセン。
前作4が3から大きく変わった反面、今作は大きな変更点は少ないです。が、その分細かい部分が進化しているように感じます。
カードゲームとしても、キャラゲーとしても非常に出来が良いので、アニメ、OCG好きな方には是非オススメしたい作品です。
<最後に>次回作は今回出られなかった前作組(ミスティさんとか)もなんとか復活させて欲しいところです。