英雄伝説 空の軌跡 the 3rd レビュー
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462人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 2pt | 5pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt |
51pt
GOOD!
※FC、SCプレイ済みです。
・音楽
戦闘もイベントもマップもかなり良かった。
音楽だけならFC、SCより上だと思います。
オリジナルの曲の他に、ファンディスク的な内容ということで、
FC、SCで使用された曲の旋律を使ったアレンジも多く、どれもクオリティが高い。
とはいいつつも要所要所で上手い具合に前作の曲を使っており、
盛り上げ方がよく分かってるなと思う。
曲そのものと使い方を両方あわせて5点にします。
・戦闘が快適
Sクラフト(各キャラの超必殺技)の演出が飛ばせるようになった。
特に3rdで追加されたSクラフトは演出が長めなのでこれは嬉しい。
通常クラフトやアーツも飛ばせればなお良かったかなと思いますが…
・使えるキャラが多い
前作まで一時加入だったり敵だったりしたキャラも操作できる。
性能が若干かぶっちゃったりしてますがまぁ仕方ないですね。
・ロードが速くなった
特に戦闘前のロード時間。
フィールド移動やスリープ復帰時のロードは前作同様。
BAD/REQUEST
・ストーリー
正直言って序盤の展開は無理やりすぎると思う。
「システム的」な御都合主義といった印象で、
ゲームデザインにシナリオのほうが合わせているような本末転倒さを感じる。
中盤以降も単純なことを小難しく解釈、説明しているようで
前作、前々作からは考えられないような陳腐さが付きまとっている。
ネタバレになるので多くは書けませんが、ライターが設定、説明を面倒がったことを
不思議な世界だから、そういうものだから、で全て片付けてしまっているような…。
「扉」のエピソードを含め、キャラクター関連の話は良いのですが、
そのシステム的にも都合的にも基盤になるメインの話の粗が気になってしまいました。
それから一部キャラのストーリーの消化不良も気になる。
そのまた一部は「零の軌跡」(未プレイ)にて回収されているようですが、
新作が出るたびに前作の伏線を回収しつつ新たな伏線を置き土産にするのは
やめたほうがいいと思います。
・使い回し
キャラクターのグラフィック、既存のクラフト、アーツのエフェクトは使いまわし。
アーツに至っては前作からほとんど何も追加されていないので見ていて飽きる。
また、今回の舞台はFC、SCの表の世界とは少し違うのですが、前述の設定の都合で
フィールドグラフィックの半分以上がFC、SCからの使い回しでした。
わき道の一つも追加されていない同じグラフィックのロケーションを
何作にもわたって歩かせるのはやめてほしい。
・ゲームバランス
ダメージ算出が減算式なのに、数値バランスの設定が良くないので
ゲームバランスが崩壊してしまっている。
これはSC終盤からの傾向だが、例えば防御が数%アップ、攻撃が数%ダウンする
「防御」のクオーツを装備しただけでほとんど物理攻撃のダメージが
通らなくなったりしてしまう。
さらに今作では攻撃+200とかアーツ攻撃+300なんていうアクセサリが
二個も三個も手に入るので、それをつけるとつけないでは戦力がまるで違う。
作る側がバランス調整の上で、前提を履き違えている気がする。
・アイテムが高い、セピスが足りない
回復アイテムから武器・防具、アクセサリまでやたら高い。
クオーツを作るためのセピスの必要量がやたら多い。
キャラ全員にその時点での最強装備、クオーツをつけさせようと思ったら
並大抵でない時間のお金稼ぎ、セピス稼ぎが必要。
メンバー変えるときにつけかえればいいと思うかもしれないが、
いくつかのパーティに分かれて攻略する部分がストーリー中何度かあるので
リザーブだからと装備をないがしろに出来るわけではない。
・一部の敵の強さ
第3章の片方のボスの強さが異常。
取り巻き五体が、瀕死級ダメージの特殊攻撃をそれぞれ使用。(即死効果つき)
これについて調べたところ、PC版では普通らしいのでPSP移植での設定ミスのよう。
本気でふざけた威力なので一回でもテストプレイしたら気付くと思います。
あとは「ラスボスより強い敵」とメインストーリーで戦わされること。
しかもFC、SCとは違って勝たないと先に進まない。
普通こういうのはサブイベントでやることではないのか…。
また、戦闘に負けるとすぐに再戦できるが、メニュー画面には戻ってくれないので、
例えば即死攻撃を多用する敵がいてもアクセサリはつけかえられない。
装備を整えるためにはタイトルに一旦戻る必要がある。
初見殺しのボスが多いだけにこれはかなり不便なところです。
COMMENT
・難易度について
全体的に簡単ですが、一部ボスが「設定ミス」と「設定通り」のせいで強いので
間をとるように2点にしました。
ファルコムのゲームは英雄伝説6シリーズが初めてです。
まぁ…何というか…、FCとSCが良かっただけに凄くがっかりしました。
正直こういう出来だったら出さなかったほうが良かったと思う。
話の根底を否定するようですがきっと他にやりようがあったはず。
ストーリーにあちこち無理がありすぎて苦笑しながらプレイしました。
散々言われてますがファンディスクですね。
枝葉ばかりで幹がしっかりしてない作品は私は嫌いです。
■このゲームが向いてそうな人
・空の軌跡の「キャラクター」が好きな人
・音楽が良ければ他の部分があまり気にならない人
・大味なバランスのほうが闘争心をくすぐられる人
■このゲームが向いてなさそうな人
・空の軌跡の「ストーリー」や「会話」が好きな人
・総合芸術としてゲームを評価する人
・FCのゲームバランスが気に入っている人
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 3pt | 3pt | 4pt | 1pt |
69pt
GOOD!
※PC版クリア済み
【グラフィックス】
FC・SCと同じちびキャラなのだが、テクスチャやエフェクトが綺麗になっていると思う。テカテカしている敵が増えて面白い。
FCの頃に比べるとイベントのアクションパターンもSC・3rdと増えてきている。
これでパッケージと本編の絵を統一してくれれば言うことなし。
リアルポリゴンじゃなくていいから、このちびキャラ路線を貫いて欲しい。
【ストーリー】
最初と終盤?EDは文句なし。
仲間が全員揃ってからようやく話が大きく動く(引き伸ばし期間が長い)のが気になったが、内容としては良かったと思う。前作のケビンは一部で存在意義すら疑問視されていたが、3rdでキャラとして好きになれた。
また、扉のサブエピソードも知りたかった各キャラの過去も見られたのが嬉しい。
【戦闘】
新たにリシャールとレンを加え、前作ではスポット参戦だったアネラスも使用可能に。
難易度としてはかなり低めではあるが即死ボーナスやバニッシュボーナス、今まで無敵状態だった時と空属性の耐性の持つ敵が出てきたことで戦略性もアップ。
単体では微妙と思いきや、特定の組み合わせでほぼ最強状態になるパーティーが生まれるのが面白い。
【音楽】
今回はダンジョン攻略がプレイ時間の多くを占めたが、戦闘BGMが熱く要所のBGMも演出に合わせてあるのがかなり良い。FC・SCではジャズ(こちらも良い)やファンタジー的なBGMが多かったが、今回はギターのパートが目立つ熱い戦闘曲も多め。ダンジョン攻略のモチベーションを上げてくれた。もちろんファンタジー的な戦闘曲(各章ボス・ラスボス前座)もかなり良い出来。
イベントBGMも綺麗に仕上がっている。
場面のこと、プレイヤーのことをよく考えて作っているなと今回も感心した。
次回作もこれくらいのクオリティを保って欲しいところ。
【快適性】
PC版では特にリースのSクラフトが長く使用を躊躇うことすらあったが、カット機能がついて気楽に使えるようになった。また上位クオーツに簡単に入れ替えられるようになったのも大きな改良点。
ダンジョン攻略メインということで拠点・扉・ポイントごとにワープ機能が使用可能になり、拠点では自由にキャラ編成や装備変更が行える点もGOOD。リモートアビリティの効果も便利。
ロードもFC→SC→3dと速く快適になっている。
BAD/REQUEST
【ストーリー】
良い点で少し触れたが、始まりと終わりで盛り上げて誤魔化している雰囲気がある気がする。
ストーリーの核心部分に入るまでがやたらと単調かつ長い。熱い展開になったと思えば最終話に突入。かなり短い内容を引き伸ばしたような無理矢理感が漂う。
またサブエピソードもクローゼの話のように無駄に長引く仕様、戦闘も移動もなくただテキストを読むだけの内容、ジンのように適当に作ったと見られる内容、ミニゲームメインのジョゼットとキャラによって長さも扱いも大きく異なるのが気になった。
レンの扉はCEROに引っかかりそうな部分を丸々カットされて削った部分の書き直しもない扱い。キャラの背景を語るには重要な部分なのにそれでいいのか。
アガット・ティータに向けるスタッフの情熱を他のキャラにも分けて欲しい。
エリカのような賛否が分かれやすいキャラ付けのあるキャラ、独特の口調が目立つキャラ、(パクパク)(ペコリ)の多用など悪い意味でキャラゲー化している。
終盤はともかくその他の部分は前作と本当に同じライターなのかと、途中で何度か首を傾げてしまった。
悪いかどうかは別として新規お断りのゲーム。
【ダンジョンなど】
SC7章で巡った裏の搭みたいなダンジョンか、使い回しが殆どで正直飽きる。
NPCが不在になっているので英雄伝説の魅力を削いでしまっている気がした。
買い物も相手は石や木でそっけない。
【戦闘】
いくらか戦略性を出す要素は増えたものの、敵のドロップ装備が取り放題で元々差が小さかったSPDなどは個人で差が出なくなり、力や魔が強いキャラは更にチート化可能。マス目移動だけどほぼ端から端まで歩ける状態でバランスが崩壊気味。オーブメントのラインが1本か2本ならクラフトに癖がない限り、ほぼ万能キャラになる。ラインが複数あり攻撃力にも乏しいキャラは必然的に使えない扱いでバランスが悪い。オーバルギアは強いものの、結局ティータのキャラ特性を殺しただけとしか思えなかった。
敵の使用する「移動→攻撃」がこっちは出来ないのも歯痒い。
敵も悪魔や幽霊、グロ系が増えて面白い敵ネタが少なくなって少し残念。
また、自由な編成とは言っているが基本的に1人か2人固定になる。
完全に自由になるのは終盤のある時期だけだった。
COMMENT
※PSP-2000使用
まずこのゲームはFCとSCの続きであり、ケビンのストーリー、SCまでの補完と次回作への伏線張りがメインのゲーム。間違っても3rdからのプレイはオススメできない。
個人的にPC版で始めたときは微妙だったが、のんびりとやってみると良い息抜きになる。
最初と終盤しか話は大きく動かないが、逆に言えば時間を空けて展開をすっかり忘れたという事態に陥ることも少ないのではないかと。
終盤に入ると一気に進めてしまうくらい盛り上がりはあるのでそこまで乗り切れるかどうかが鍵。自分はBGM目当てでチマチマやっていたら終盤だった。
悪い点もストーリーの厚さ・戦闘・使い回しにほぼ絞られ他の点は特に気にならない。
値段的にもPSPソフトはPC版と比べてもかなり安いので気軽に買える。
もしセットがあるならそちらを買う方が今はお得。
SCで特に気にもかけなかった主人公ケビンに対して終わる頃には良い方に見方が変わり、オリビエと鉄血宰相やレクターなど帝国側の伏線、クロスベルの名が多く出てくる、蛇の使徒の会話など次回作への期待を押し上げてくれた。
ファンディスク的な内容ではあったが、空の軌跡に出てきたメインキャラの最後の集いと考えると感慨深いものがあるし、気持ちの切り替えも出来た。シリーズの区切りとしては良い作品。
空の軌跡が気に入ったなら一度プレイしてみて欲しい。
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発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
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ナムコミュージアムVOL.3
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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ナムコミュージアムVOL.1
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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沙羅曼蛇 ポータブル
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刻命館
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- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
オリジナリティーはPCの移植なので普通で。
グラフィックは相変わらず細かな表現まで綺麗で好きです。
ファルコムさんの音楽は毎回、世界観、状況にしっかり合ったやっていて盛り上がる飽きない曲が魅力的です。TTでもスバラシイ!
ストーリはSCの後日談的な物だけど、主要キャラが全部出てきて、それを操作して話を進めていくのは、FCSCTTどれも熱中して、とても満足でした。
難易度は選べるので・・・まぁノーマルでも、たいして難しくはありません。
BAD/REQUEST
たまにチョット重くなるとこがあったかな。
ロードはFCSCもそうなのですが、建物の出入りをもう少し早くできないものかと思いました。
他は自分的には特に気になるようなとこは無かったです。
COMMENT
FCSCTT通して、とても感動的でやって良かったと初めてPSPのRPGで思いました。
未プレイの人は是非FCから!