リンダキューブ アゲイン レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/09/10 |
価格 | 600円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ゲームアーカイブス ■ ジャンル:RPG |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
466人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 2pt | 2pt | 4pt | 1pt | 2pt | 2pt |
48pt
GOOD!
最初に断っておくが、良いところとダメなところが激しい作品。まずは良いところから。
・動物を収集するというシステム
ポケモンなどより早めに発売されたという、モンスター収集系ゲームである。このアイデアは斬新で、捕まえ方もバトルで捕獲・購入・オークション・ワナ・卵から孵化させる等々プレイヤーの自由に任されている。
・町の人との会話
賛同できる・できないは別として、皮肉めいたことや作り手側の主張(思想)を語ってくるので、一般的なRPGのNPCとの会話より、刺激があり楽しい。
BAD/REQUEST
次は悪いところを。
・シナリオ
シナリオには期待していたので、肩透かしを食らった。AとBが微妙なまま進み、Cではカタルシスを得られるよな…?と不安に思いながらプレイしていたが、Cも消化不良のまま終了。
Aは説明書等によると「狂気」をテーマにしているそうだが、ただ単にグロテスクな描写を見せたいだけだと感じた。
狂気ゆえの猟奇ではなく、猟奇ありきの狂気で、話も整合性が取れていない箇所がありモヤモヤ(一応この矛盾箇所は、Cで強引に説明される)
Bは設定上の矛盾などのモヤモヤは少ないが、Aよりも陳腐に感じた。
そしてC。ここで背景設定について明かされると思っていたのだが、なんとなく明かされるだけで核心は説明されず、矛盾やモヤモヤを抱えたまま終了。
一言で言うなら、「説明不足で陳腐なストーリー」。
必然性の無いグロと鬱とエロ(下ネタ)を楽しめ、設定を理論的に納得できるように説明されなくてもいい、というタイプの人間なら楽しめるのではないか。この作品を褒めている人を見ていると(mk2に限らず)このようなタイプが多いと感じる。
私のように、「伏線は全て回収されるべき」「設定は理論的に納得できるように説明されないとスッキリしない」という人間には、オススメしない。
COMMENT
最初にも書いたが、評価できる箇所とできない箇所の振り幅が激しい作品であった。
動物収集システムは良いので、オリジナリティーと熱中度は高い点数をつけたが、シナリオが(個人的には)標準以下だったので、満足感には低い点数をつけさせてもらった。
天外?や桃伝が好きなので桝田作品は大丈夫だと思っていたが、どうやら比較的深く関わっていない作品(桃伝)や「クライアントのオーダー通りに作っている作品(本人談)」(天外?)は楽しめても、デザイナーとして関わっている作品は楽しめないようである。
この作品然り、俺屍然り… 俺屍が合わなかった人はこの作品も合わない確率が高い。
シナリオはなんとなくでいい、動物収集のシステムさえ楽しければそれでいい、という人には間違いなくオススメ。散々言われているが、人を選ぶ作品である。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt |
65pt
GOOD!
オリジナリティー:RPGとは思えないほど自由度が高い。ゲーム開始直後から自己責任で何処へでも行けてしまう。ゲームの目的が「動物集め」というのも個性的。
熱中度:動物の捕獲が面白い。単に戦って捕らえるだけでなく、外部委託や罠など様々な手段が用意されているのが自由度の高さに拍車をかけており、ついつい夢中になってしまう。魅力的な登場人物が織り成すストーリーも奥深い。
快適さ:ヘルプメッセージが充実しているので、アイテムや特技の性能が分からずに困るような事はない。あと、移動速度が速いのは好感が持てる。
BAD/REQUEST
・敵キャラ(捕獲対象)のグラフィックや、シナリオA&Bの要所で挿入されるアニメーションがグロテスクで気持ち悪くなる。作品の個性といえば個性なのだが、受け付けない人も多いのではないだろうか。
・また、捕獲した動物を一種ずつしか箱舟に登録できない仕様は理解不能である。無駄に時間が掛かってストレスが溜まるだけなので、まとめて登録できるようにして欲しかった。
・基礎になっているのが古いゲームということもあり、グラフィックはかなり厳しい。配色の問題もあるのだろうが、遊んでいると目がチカチカする。(アニメムービーは高水準だがグロテスク)
・一部の動物の捕獲難易度が異常に高いので攻略情報が必須となる。
COMMENT
非常に特異なRPG。
広大かつ謎に満ちた世界で動物(クリーチャー?)を捕獲していくのが目的で、一定期間内に目標数を集めることができればゲームクリアとなる。
A、B、C、Dと4種類のシナリオがあり(Dは隠しシナリオだが)、AおよびBのシナリオでは既存のRPGのように特定のシナリオに沿ってゲームが進行する。
本作の真骨頂はCシナリオで、RPGにあるまじき自由度を誇る。
最初から何処へ行ってもいいし、動物を捕まえる方法や順番も自由。
とにかく個性的なゲームですので、グロテスクな描写に耐性のある方ならば是非。
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
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大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
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うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
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FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
-
熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
-
三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
-
輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
-
アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
-
真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
・成長が早いのでRPGの本質的な楽しみ方が手軽にできる
・ストーリーが面白い
・店が多い
・お金の集め方や装備の集め方、動物の集め方など自由度が高い
BAD/REQUEST
・全ての動物を集めるには根気よく同じエリアを徘徊して出現を待つ必要があるが、若干苦痛に感じる人もいるだろう
・動物の出現条件については、攻略サイトなど見ながらでないと分かりづらいものも多い。不親切と捉えるか、ヤリガイと捉えるかは自由だが、ストレスに感じる人もいそう
・ダメージを与えすぎると敵が砕け散ってしまうことにより、手加減して捕獲する必要があるが、面倒と感じるか、戦略性と捉えるか、人によっていろいろだろうが、単純に強くなることに対する弊害という点ではややストレス。アイテムで攻撃すればダメージ調整できるが、そのアイテムの入手に疲弊するようでは結局作業ゲーという側面が強くなってしまう。ゲーム性というよりはストレスの面が強いので個人的に結構マイナス。
・肝心の動物集めパート。基本的にPS版になり親切設計になったがまだ足りない。
例えば全部で120種ぐらいの動物。未捕獲な動物が何なのか、後半になると常に把握しておきたいが、メニュー画面からそれを把握することはできない。
・前の項目と多少ダブるが、最初に強くなりすぎてしまうと、あとあと弱いエリアの動物を集めるときに、猟犬を外したり(動物を砕け散らせてしまうため)、あるいは攻撃力を抑制して戦うために装備武器を調整したり、いろいろ作業が増える。
戦略というより、ただの作業という側面が強いのでストレスを感じる。
かといって、バランスよく弱いエリアから順番に攻略しようとすると1本道で自由度がなく切迫したストレスを感じる
・グラフィックについては、戦闘で動物はアニメーションはないし、ドット絵もがんばってはいるが、やはり現在ではかなり迫力不足。SFC時代と大差なく、1点という評価になる。
COMMENT
基本的に面白い。
RPGとしてエッセンスを凝縮しているし、PS版からやってるゲームで、当時は大好きだったが、今回やり直してみて気づいたのは
まだまだゲームとしてストレスの排除などに尽力できる部分はたくさんあった、ということ。ゲーム性を両立させながら、ストレスを排除することはゲームの基本だが、このゲームは自由度は高いが、ストレスを随所に感じさせる構造になってしまっている。
例えばエリア移動にせよ、もっとストレスフリーでもいい。物語後半になるとRPGでは空を飛べるようになるのがお約束だが、このゲームはそれがない。
バードラインで空中移動などできるが
結局そこまで移動するのは作業。
ドラクエのような「ルーラ」で一瞬で移動できるような、割り切った構造が見られない。
ややリアリティにこだわりすぎたか。
また、メインの動物集めにせよ、もう少し親切設計でもよかったと思う。少なくとも1回クリアしたあとは、2回目以降は楽になるとかそういう設計もできたはず。
大問題なのは「未捕獲な動物が何か分からない」という設計。これが最大にゲームのモチベーションを、特に後半萎えさせてしまう。
攻略本片手にプレイするのもいいが、やはりそういうプレイは疲れてしまうし、もう少しゲームの中でそのあたりのユーザビリティは調整すべきだったのではないか。