ペルソナ レビュー
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398人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 0pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt |
59pt
GOOD!
・ゲーム全体の快適さの向上
戦闘アニメーションがカットできるようになったり、セベク編ではダンジョン内にアガスティアの樹・ベルベットルーム・トリッシュの泉・よろず屋が増えたり、トラエスト(ダンジョン脱出スキル)・エストマ(低レベルの敵と一定時間遭遇しなくなるスキル)が追加されたりしたためPS版より快適にプレイできるようになった。
そのためPS版経験者で慣れた方ならPS版の半分以下の時間でクリアできるだろう。
・独自の戦略性
魔法無効・魔法吸収といった厄介な防御相性を持つ手合いでも、その悪魔が持つ大属性と反対の大属性のスキルで攻めれば簡単に倒せることはレベル差を簡単に覆せるため(これは自分たちの弱点にもなるので注意)、戦略性は非常に高い。
それ故に隠しシナリオ「雪の女王編」で、タナトスの塔から最初に攻略するときなどにはこうした大属性同士の相反を突く事を知っておくと楽。
・キャラクター
個性的な9人の主要人物の魅力は、発売から13年経った今でも決して色褪せる事はない。「女神異聞録ペルソナ」もゲーム発売後、コミカライズ・アンソロジーなどが長い間刊行され続けたが、それもキャラクターの魅力あってのものといえよう。
BAD/REQUEST
・音楽
皆さんのレビューから覚悟はしていたが、PS版の音楽をほぼ全曲削除した挙句、世界観に全くそぐわないポップ調の曲に変えられている所は許せないものがあった。
MAP曲・バトル曲は曲調が変わるだけならまだしも、耳障りなボーカルばかりが自己主張しすぎてPS版の曲の持つ独特の緊張感は消え失せ、イベントBGMも同じ曲ばかり使いまわされ(セベク・雪の女王双方でそれぞれのイベントBGMの大半が削除されて両編共通の曲ばかり使われてる)、とどめにはセベク・雪の女王両編のエンディングテーマまで消えてボーカル曲になっている有様(しかもPS版のEDの「未来へと歩んでいく」という前向きな曲の雰囲気とは比べ物にならないほど印象に残らない)。
PS版で作曲した青木秀仁氏が2002年に事故死して、PS版の原曲にそのままアレンジが加えることができないなどの事情はあるのかもしれないが、これはファンの神経を逆撫でしているとしかいえない最悪のリメイクである。
そのため感動のシーンも全てぶち壊しになってしまったことから(PS版のそのシーンを音楽込みで覚えている事もあってか)、いかに音楽の存在がゲームに大切か、ということを逆説的に学べたのは皮肉だが。
・快適さ
「良かった所」で挙げたアガスティアの樹も、やたら本数が増えすぎてむしろ俺には「お節介」に感じる事も多かった(そんなに全滅したりストレスがピークに達するほどダンジョンを行き帰りで歩かされる事もなかったため)。
また、カジノのコインを買うのが異様に不便だったりしたのも地味に嫌だった(特に後半金が余ったら大抵はカジノコインに替えて、封神具・石版などに有効活用する頻度が高いため)。
COMMENT
PSP-3000使用。
PS版からプレイアビリティの向上やムービーの強化など改善された部分はあれど、音楽の改悪などの悪い部分も多く、13年の時を経てリメイクを待った身としてはやや不満に思った。
しばらくしたら中古価格が下がるかベスト版が出るかするだろうから、買おうかどうか検討されている方は他の方のレビューも参考にした上で買ったほうがよいだろう。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 1pt |
60pt
GOOD!
※オリジナルはプレーしましたが、
戦闘のあまりのダルさに途中で断念しています。
内容の記憶はほぼなし。
■サクサク進む
これは大きいと思います。
戦闘もサクサク。主観時の移動も滅茶苦茶早い。
ドラクエ並みに簡単でサクサクです。
■シナリオ
話は王道なもので、これと言って、特記すべきものはないのだが、
アトラスらしさがあるためか唯一無二の物かのように感じる。
独特なダークな世界観と学生というシリーズ特有のミスマッチさがある。
BAD/REQUEST
■交渉
シリーズの売りである事は知っているが、
面倒くさいし、全く面白くない。
ペルソナは何を付けるのか?というゲームの醍醐味の前に、
不必要な作業工程を増やしてしまっているだけだと思う。
■レベルの偏り
他の方も言っていますが、このゲーム最大の欠点でしょう。
素早さの高いキャラだけ、物凄い勢いでレベルが上がります。
遅いキャラの数倍の経験値が常に入ってしまいます。
単体攻撃を使うメリットがないのも問題のひとつでしょうか。
■斜め見下ろし2Dマップ
操作性が最低最悪。
人に話しかけるのですら一苦労、箱を開けるのも一苦労。
当時の感覚で言えば、珍しかった斜め視点で、
見た目重視?とも思えるが、操作性が悪いだけで良い所がない。
戦闘やロードは及第点以上だが、斜めマップのため、快適さは3点。
COMMENT
RPGとしての根幹に特徴のないゲームだと言えるかもしれない。
戦闘も育成もダンジョン探索も。極めて並で、個性が非常に弱い。
面白い!というものもなければ、つまらない!と言う程のものもない。
キャラクターは少々奇抜で、確実に人を選ぶが、
世界観とシナリオには多くの人を虜にする程の魅力がある。
この二つが目当てなら、十分楽しめるゲームなのではないでしょうか?
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発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
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Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
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大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
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うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
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FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
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熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
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三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
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輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
-
ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
○オリジナリティー 3
PS版をやっていますので、オリジナリティについては触れません。
やっぱりペルソナがパーティメンバー全員付け替えできるのは楽しいですね。
ストーリーは学生達が自らのあり方に悩み答えを出していく王道ものですが、ペルソナシリーズでは最もまとまっていて良い話だと思っています。
個性的なキャラたちの掛け合いも楽しいし、メッセージ性の強い台詞も良いですね。
○グラフィックス 3
ゲーム画面はステータス周りのデザインが多少変わったくらいで、PS版とあまり変化はありません。
新たに挿入されたアニメはトゥーンレンダリングのおかげで
人物にあまり歪みが出ていないので安心して見ていられますね。
P3&4の挿入アニメはOPはともかく本編中のものが作画が不安定であまり好きではなかったので。
ボイスがないのも特に気になりませんでした。
○熱中度 3
・悪魔との交渉
最初のころこそパターンをつかむのに苦労しましたが、あとになってくると大体狙ったとおりに興味+喜びがMAXにできます。
怒らせたり怖がらせてみたりしても意外な反応が来ることもあり、思わず笑ってしまうことも。
恐ろしくも愛嬌のある悪魔たちに親しみがわきます。
・皆でペルソナ付け替え
能力や属性に偏りができないように気をつけ、潜在復活を狙えるように相性の良いキャラを選び、このキャラならこのペルソナ!とイメージを考えながら割り振っていく過程は初代・罪罰の醍醐味というやつでしょう。
○快適さ 3
・エストマ、トラエストの実装
おかげで無駄なエンカウントが抑えられ、冗長なダンジョンから一瞬で入り口に戻れるようになった。
・自分の歩いてきた足跡がある程度の距離でしばらく残るのでダンジョンで迷いにくくなった。
・セーブポイントが大幅増加
皆さん増えすぎだとおっしゃいますが、そう感じたのは病院くらいです。
終盤に向かうにつれダンジョンも長く複雑化しますし、木から木の距離が長くなっています。
中断セーブは一度読みこめば消えてしまいますしいったんセーブしてもう少し進めたいときには不向きです。
携帯機向けのゲームとしてセーブしやすいことは良いことだと思います。
・ダンジョン内の移動が速い!
×ボタンを押すと全力疾走しているみたい。あまりの速度に笑ってしまったほど。
ただし、ダンジョンは曲がり角が多いので下手に走ると壁にぶつかることが多く、あまり意味がない感じもしたが。
・バックアタックを食らっても次のバトルではちゃんとフォーメーションが元に戻っている。
・ペルソナのランクアップが戦闘中に表示されるのでわかりやすい。MAXになった!と表示されると地味に嬉しい。
○難易度 2
・ダンジョン攻略が楽々
エストマやトラエストのおかげですね。レベルUPすれば全回復するのを合わせると、ものすごくハードルが下がったと思います。
ただそれでも迷路のようなダンジョンをひたすら突き進む作業は、新規の方には飽きが来やすいかも?
・難易度選択が最初にできる
私はノーマルでやりましたが、全滅したのは2回ほどでした。
BAD/REQUEST
○満足感 3
全体的に今一歩というか「ここまで出来るんだったらもう少し突き詰められなかったのか?」という感じです。
高速道路をあちこち作ってみたはいいが、それぞれがきちんと繋がっていないために突き当たりにぶち当たるような妙なもどかしさがありました。
<システム全体>
・頻繁すぎるロード
何をするにも右下でカードがくるくる回るローディング画面を見せられるのはかなりのストレスでした。しかも結構長い。
・フィールドからダンジョンや建物の中に入りづらい
道に対して垂直にキーを入れないと角でつるっと滑って向こうの道に行ってしまう。
そこでエンカウントしたりするとイライラしますね。
・フィールドでのエンカウントが普通の読み込み画面と同じ
マップが切り替わったのかエンカウントしたのかが長いローディング画面の後でないと区別がつかない。
・セーブあるいはロードする際、最新のデータにカーソルがあっていない
セーブするときは前のデータを上書きしないよう神経を使うし、ロードするときはいちいち最新のデータをずっと下までスクロールして探さないといけない。
コレ、P3のころからアンケートで改善求めてるんですが一向に直らないですねえ。
・スリープモードでもプレイ時間がカウントされてしまう
正確なプレイ時間を記録したければいちいちHOMEでゲームを終了させて最初から起動させる必要があります。
こんな変な仕様のPSPソフト初めてですよ……。
・店で防具や武器を買う際、どれくらい数値が上がるのかが一つの画面で確認できない。
・人物のまん前に行かないと話しかけることができない。
<ベルベットルーム関連>
・セルフ合体が使いづらい
合体結果のペルソナの詳細なステータスがわからないうちからいきなりアイテムを合成するかどうかを聞いてくる。ガイド合体の方がまだ使いやすい。
・ペルソナの消し方がわかりづらい
画面上の案内を見ると□ボタンを押せばすぐ消せるように見えるのですが……。今でもやり方に戸惑います。
・降魔する際、キャラ名が表示されない
LRボタン押してキャラを切り替えているうちに今見ているのは誰なのか一瞬混乱する。
・ペルソナや悪魔のデータが能力のみ
とにかくスペルカードを手に入れて作って消しての繰り返しのため、達成感が薄い。
そのペルソナや悪魔にまつわるエピソード、ペルソナ作成履歴、スペルカード取得履歴などが一覧で確認できるくらい出来てもよかったと思う。
・ボタンに割り振られた機能の不統一
例えばカードを見る画面では削除が△ボタンなのに、降魔画面では□が削除で戸惑う。
○サウンド 1
最も悪いところは音関連につきます。
1にしたのは、原曲のテイストを残しているものもあるからです。
・画面と音楽のすさまじい違和感
画面はPS版とほぼ同じなのに、音楽がP3&4風のボーカル入りで非常にちぐはぐです。
最も耐え難かったのは通常戦闘とフィールドの行き来でした。
通常戦闘は全て英語ならまだしも中途半端に入った日本語の歌詞が耳について鬱陶しく、戦闘や交渉に集中しづらい。
フィールドに出るとまたもやボーカルががなりたてている。
BGMが大幅に削除されていることもあって同じ曲があちこちで使い回されているためどこに逃げようもなく、もはや苦痛でしかありませんでした。
一度そう感じてしまっては慣れるはずもなく、ついには音を消してプレイする羽目に。
これまで色々なRPGをやってきましたがこんな経験は初めてのことです。
旧作との音楽の切り替え、そうでなければ音量の調節ができれば良かったのに。
・場面にそぐわない音楽
上記と共通ですが、例えばマキちゃんの病院でのあるシーンなど「なんでここでコレ?」と首を傾げたくなるような曲の選択そのものがおかしいところがあります。ちゃんとチェックしたんでしょうか?
あと、初めてのペルソナ覚醒シーンが通常戦闘曲、物語中最も重要な「彼」との戦いが中ボスと同じだったときには呆れましたね。
全く盛り上がらなくて興ざめでした。
・効果音の削除
ペルソナ世界に彩りを添えていた数々の音が削除されていて寂しく味気ないものになっています。
悪魔たちの声の種類の減少、主人公やエリーの「歌う」のBGMカット、冷や汗が流れるときの音のカット、ピットに落ちるときの主人公の叫び声のカット、カジノの「ハイアンドロウ」の声のカット……などなど数え上げたらキリがないです。
COMMENT
PSPは2000を使用。PSP版ではセベク編をクリア済みです。
初代はセベク編、雪の女王編ともにクリア済み。
ペルソナシリーズはP4まで全てプレイしており、どれも好きな作品です。
特に異聞録は特別な思い入れがあります。
そのため今回のリメイクを楽しみにしていましたが、到底納得できる出来ではありませんでした。
一体誰をターゲットにしているのか全くわからない中途半端なリメイクです。
もしP3&4から入った新規の方が主な対象であるなら、キャラも副島さんに描いてもらうとか表情のパターンを増やすとかグラフィックを一新した方が良かったでしょう。あるいはシステムを根本からがらっと変えてしまうとか。
それができるお金と時間と人材が足りなかったから、とりあえずBGMを変えてみたというやっつけ仕事的手抜き感が漂っています。
ディレクターが音楽担当者だということで主にそこに変更点が集中したのでしょうが、
ゲームのBGMとはその世界の雰囲気を作る大切なものである以上、安易にいじれる箇所ではないはずです。
それを敢えてしてしまったことに、初代への愛着の薄さと無理解、また初代のファンとかつての制作者たちへの敬意のなさを思い知らされてしまいました。
目黒さんの曲はDDS3のころからとても好きで、そのゲームにあわせた素晴らしい曲を作ってくれていたと思います。
それだけに、今作がただの新曲発表会の場となってしまったことが本当に残念でなりません。
そういうわけ今作、初代がとても好きだった方には当然勧めたくありませんし、新規の方にはこの程度が「女神異聞録ペルソナ」だと思って頂きたくないので積極的に勧めたくありません。
今後罪罰のリメイクもあるのかもしれませんが、このようなことが繰り返されるのであれば次は買いません。
ゲームとは制作者だけのものではなく、ユーザがプレイして初めて完成するものだと思います。
その視点を欠き、独りよがりや一方的な価値観の押し付けが見えるゲームには反発を覚えるだけです。
恐ろしいのは、そんな作品が世に出てしまうのを止める人がアトラスに誰もいなかったということです。
過去の素晴らしい作品とこれまで支えてくれたファンという財産を自ら切り捨ててしまうようなことがアトラスの本意でしょうか?
アトラス、この先大丈夫なんだろうか……?大げさでなく本当に心配です。