DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY(ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/03/03 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ドラマチック プログレッシブ アクション ■ プレイ人数:1人(1?2人) ■ ダウンロード版:4,980円 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
421人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 1pt | 1pt | 1pt | 0pt | 4pt |
26pt
GOOD!
・新規キャラクターの追加
やはりここが買う一番のポイントでした。
個人的に11のキャラクターを追加してもらったのは非常に嬉しかったです。
声優も事前の予想よりは酷くなかったので○
BAD/REQUEST
・「新キャラ」でひとくくりにされたストーリー
前作同様キャラクターごとにストーリーがあると思ったら、
一応キャラごとにチャプターはあるものの一括進行。
なぜかメインであるライトニングなんて名前しか知らないので全てスキップしました。
プリッシュにいたってはイベント1分程度です。何のためにかったのか…。
前作にも思ったんですが、11にもストーリーはあるのに何で完全に蚊帳の外なんでしょうか?
前作で同様蚊帳の外だったカブラスを絡ませてきたのは皮肉なのかと思いました。
・肝心部分のアクションの出来の低さ
前作も戦闘部分がつまらず飽きた口で改善を期待していたのですが、
やっぱり近作も戦闘が面白いといえるものではありませんでした。
某ゲームではありませんが「レベルを上げて殴ればいい」が
とにかく装備とレベルによるステータス差がダメージに顕著に現れます。
また、CPUの超反応は格闘ゲームの難易度マックスのラスボスを髣髴させるレベルです。
決まったパターン以外の通常攻撃は確実にガードされる為、
上級者以外のプレイヤーはHP攻撃でしか太刀打ちできません。
AIが強化されているCPUはアクセサリ等でかなり強化されているので、ガード→反撃→瞬殺をすぐに決められます。
敵をボッコボコにして楽しむ!というより、圧倒的に強い敵に何度も挑んで糸口を見つけて倒す所謂マゾゲーといったほうが正しいです。
・BGMの劣化アレンジ
アレンジしよう!とがんばるのはいい事だと思いますが、
残念ながらどれもこれもアレンジ前のほうが素晴らしい出来です。
プロマシア戦の緊迫感のなさは流石に萎えました。
・ティファ、ヴァンの声優が…
ヴァンは元がひどい&存在が空気だったんでまあいいのですが、
ティファの声優が他のキャラクターと比べると明らかに演技が未熟です。
これだけ豪華声優の中に棒が混じると非常に目立ちます。
好きなキャラだっただけに至極残念です。
COMMENT
プレイ済シリーズ…1,2,3,7,9,10,11,12
前作もキャラ多いけど戦闘微妙だなあ…と思っていましたが、
今作もやっぱり相変わらずのシステムでした。
システムが一新されない限り今後の作品は買わないと思います。
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事実誤認の部分を削除して掲載しています。フリーのメールアドレスでもかまいません。詳細をお伝いしたいのでお手数ですが、お問い合わせ(”タイトル名”と”投稿時のお名前”のみの記載でかまいません)して頂けたら幸いです。■恭一@管理者 お問い合わせ先:kyoichi_mk2@hotmail.com
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt |
61pt
GOOD!
★PSPでは最高峰のグラフィック
ゲーム機の進化につれて他社とのグラフィックの差もなくなってきましたが、さすがにグラフィックには意地を感じますね。単なる色違いではなく、全キャラに様々なコスチュームが用意されておりキャラクターモデルを鑑賞するだけでも楽しさがあります。FF1の戦士風コスチュームのウォーリアオブライトや、渋谷バッツは古参のFFファンならニヤリとするでしょう。
★名曲揃いの贅沢なBGMと豪華な声優陣
アレンジだったりほぼ原曲そのままだったりしますが、元々の曲が名曲揃いです。前作から収録曲も大幅に増えました。声優さんには自分はあまり詳しくないですが、それでもわかる程豪華な声優陣です。
★独特のシステム
前作もそうですが、この作品は『ブレイブ攻撃』を相手にヒットさせ攻撃力をゲットし、溜めた攻撃力を『HP攻撃』で相手に当ててダメージを与えるという特殊なシステムになっています。他に類をみないシステムなので、そのオリジナリティを前作と変わらず評価します。
そして、キャラクターごとにバトルコンセプトがしっかり決められており、魔法で遠距離攻撃をするキャラ、近接でガン攻めするキャラや、ガードからの反撃に全てをかけるキャラなど、どのキャラを触っても違った戦術を組み立てる必要があり、それがこのゲームの面白さとなっています。
BAD/REQUEST
残念ながら多いです。
★アシストシステムとキャラ調整
今作より導入されたアシストシステム。KOFシリーズ1999-2001までのストライカー的なシステムですね。コンボの中に組み込むことでより多くの攻撃力をゲットしたり、HP攻撃が当たりづらかったキャラクターの活路ともなりました。これにより今まで決定力に乏しかったキャラクターも使いやすくなったのですが…このアシストシステムありきの調整のおかげで、キャラの個性が薄れてしまいました。
例を挙げれば、近接ブレイブ攻撃で高い攻撃力を得ることができる反面、HP攻撃が当てにくく決定力に欠けるキャラ…このキャラがアシスト攻撃の連携で決定力を得ることができましたが、その分火力が低く抑えされてしまい、個性のない普通の近接キャラに…
こうやって尖った性能をもったキャラはマイルドに調整され、その個性を殺されてしまいました。
結果、強いキャラも弱いキャラも個性が薄れてしまい、単なる上位互換と下位互換のキャラが量産されてしまっています。
★EXモードの調整
このゲームのキャラクターは、ゲージを溜めるとEXモードというパワーアップ状態になることができ、その状態で超必殺技のような派手な演出のある技を出すことができるようになるのですが、このEXゲージの上昇がアシストシステムと対を成すように設計されています。
EXゲージを溜めることに特化したカスタマイズをするとアシストゲージが溜められなくなり、アシストゲージを溜めることに特化させるとEXゲージが溜められなくなるのです。
アシストが支配するといっても良いバランス調整のせいで、EXモードになるチャンスは激減。
その結果、EXバーストという超必殺技も滅多に見れなくなり、戦闘が前作よりも一気に地味になりました。
EXブレイクやアシストブレイク等、バランス取りに苦心した事は伺えるのですが、肝心のゲームそのものがつまらなくなっては意味がありません。もう一度見直して頂きたいと思います。
★ストーリーモードと脚本
本作で追加されたストーリーのあと、前作のストーリーもまたやらなければ隠し要素が解禁されないのはあんまりではないでしょうか。前作をクリアしたプレイヤーにとっては苦痛以外の何物でもありません。
ストーリーの内容についてですが、脚本がいただけない。特に前作のストーリーですが『どこで』『何をする』といった具体的な行動の説明が無いため、登場キャラ全部が「守るんだ」「夢をあきらめない」「道を切り開く」「前へ進む」「意思を貫く」といった、内容のないセリフを言うだけでストーリーが進みます。これはストーリーというより脚本の問題かもしれませんが、あまりにも酷すぎます。中学生の妄想小説レベルです。ゲーム機の性能も上がり、CGや演出や音楽がどんどんレベルアップしていく中で、肝心の脚本が素人レベルではお話にならないでしょう。
FF13でも同じことを感じましたが、スクエニは自覚していないのでしょうか…?
★育成
対戦ツールとして使うには、最低でも全キャラで主要なアビリティをマスターしないとお話にならないです。アクションと育成の融合とは言いますが、結局は育成しないと満足にアクションを楽しめないという結果になっています。せめてアビリティのマスターに必要なポイントを少なくする等の調整もして欲しかったですね…
★ロードが長い
メディアインストールしても長いです。インストールするのにも大変時間がかかりました。
COMMENT
厳しいことも書いてしまいましたが、面白いです。
ただし、FFオールスター的なソフトとして大々的にライト層にも売り出す中、このゲームそのものが持つマニアックなシステムや育成要素は、真っ先にそのライト層に投げられる原因となります。
かつてFF8の発売時、美麗なムービーと王道ラブストーリーでメディアでこぞって紹介され、ムービー目当てのライト層やはじめてRPGをプレイするという一般層が沢山ソフトを購入しました。
しかし蓋を開けてればジャンクションやGF、精製等説明不足とマニアックなシステムでライトや一般層から顰蹙をかう結果になったことを思い出します。
(私の一番好きなFFは8です)
詰め込みすぎて複雑化してしまうスクエニの悪い癖はなかなか治らないですね。
また、今回のバランス調整は自分には合いませんでした。火力の無くなったスコールとか魅力半減です。
映画的なゲームが氾濫する中で、ストーリーを見せるRPGに限界を感じています。
それでもFFという作品には特別な思い入れがあり、RPGでないアクションとしてのFFであるこのディシディアシリーズには大変期待しています。
難しいとは思いますが、ぜひとも続編をお願いいたします。
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
-
大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
-
信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
-
うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
-
FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
-
ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
-
グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
-
幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
-
探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
-
信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
-
リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
-
熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
-
三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
-
輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
-
アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
-
真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
-
サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
-
みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
-
みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
・アシストシステム
今回最も評価できる要素の1つ。
これによりコンボに幅が広がっただけではなく、セシルやスコールのような派生HP攻撃がなかったキャラでも「ブレイブ攻撃(激突)→アシストブレイブ攻撃(追撃or激突)→HP攻撃」のようなコンボを組むことでブレイブ攻撃からHP攻撃にコンボを繋ぐことが可能となり、HP攻撃が当て辛くもどかしい思いをすることが減りました。
また、前作ではほぼ全てのキャラにEX特化のカスタマイズをするのが定石でしたが、今作ではアシストシステムが導入され、アシストを強化するとEXが弱化され、逆にEXを強化するとアシストが弱化されるというアシストとEXが対をなす関係が成り立っており、一概に「EX特化=最強」とは言えなくなりました。
これによって、同じキャラでもある人はアシスト特化のカスタマイズをしたり、またある人はEX特化のカスタマイズをしたりなど、カスタマイズに幅が生まれたのはとてもいいことだと思います。
ただし…(BADに記述)
・キャラ性能の微調整&新キャラの追加
前作からの続投キャラにはそれぞれ技の性能が微調整されてハメ技が出来なくなっていたり、「吸引」や「ガードクラッシュ」などの追加効果が付加されて強化されたりして、全体的なキャラクター強弱のバランスは前作よりかなり安定してきたと思います。(それでもやはり一部強キャラがいますがw)
また中には弱体化した技などもありますが、その場合は他の技が強化されており、キャラの総合的な強さとしては全体的に増したと思います。
・アビリティに必要なCPの見直し
中には増えたものもありますが、全体的に減少しておりより多くのアビリティをセットすることが可能になりました。
・その他
やるかどうかは別として新モードの追加。
細かいルール変更が可能になった。
クエストを自作して配信したり、他人が作ったクエストをDLしたりできる。
前作の音楽をフルに使っている(人によっては使い回しと思うかもしれないが)うえに新規追加の音楽もかなり多い。
バトルで動きがもっさりしていた一部の技や追撃がスピーディーになり、より迫力が増した。
DLCの配信。(現在はまだ2つですが、これからいろいろ配信予定らしいです)
BAD/REQUEST
・内容
完全新作と言い切るにしては前作からの継続要素、いわゆる「使いまわし」が目立ちます。
というのも、前作のストーリーが多少アレンジされているものの、ほぼそのままの形で収録されています。
これは前作未プレイの方には嬉しい仕様かもしれませんが、前作を一通りプレイした自分には正直微妙でした。
新規ストーリーが充実していればまだ許せましたが、新規ストーリーはほぼ新キャラしか登場せずに「前作からの続投キャラは前作のストーリーで活躍するから、今回は出番ナシね(笑)」とでも言われているかのごとく前作からの続投キャラは空気も同然です。(カオス側のキャラはしっかり出ますが)
あまりにも絡みが少なくて呆然としました。
しかもボリュームも少なく、前作のストーリーの3分の1程度ではないでしょうか?
前作のストーリーを入れてるんだから容量の問題とかそう言い訳は通用しませんよ?
前作プレイ済みの者としては、前作のストーリーに無駄に容量を割くくらいなら、前作のストーリーは入れずに新規ストーリーをもっと充実させてほしかったです。
ていうか、いっそのこと前作との関連性を持たせずに完全新規ストーリー作れば良かったんでないの?
そうすれば新規キャラと続投キャラの絡みをもっと増やせたであろうに。
あと新規キャラが思ったほどいなかったのも残念。公式で公開されているのでほぼ全部です。
?、?は仕方ないとしても、?と?からは誰かしら出してあげるべきだったと自分は思います。ていうか??のカオス側がいないのは何で?
・アクセサリの弱体化
ステータス上昇率が抑えられたり、マイナス効果が付加されたりして、キャラ性能が全体的に強化された一方アクセサリは全体的に弱体化しています。
弱体化しすぎて雀の涙程度の効力しか得られず、アクセサリによるカスタマイズ性は前作より薄れたと言ってもいいかもしれません。
中でもEX関連のアクセサリの弱体化が軒並み酷く、アシストシステムが導入されたこともあってかなり不遇な扱いを受けている感が否めません。
よってEXモードの恩恵が他キャラより大きかったキャラ(ガブラス、ティナ、ケフカなど)はある意味弱体化したと言えるかもしれません。
・ロード
最大容量の810MBのメディアインストールをしているにも関わらず若干ロードが長いです。
まあこれは人によっては気にならない程度の長さですけど、少なくとも前作の最大容量インストールした時よりかは長いです。
ちなみに時間でいうとだいたい3秒から長くて10秒くらい。
戦闘開始前のロードは多少長くても全然気にならないのですが、カスタマイズ画面への移行にもいちいち3?7秒のロードを要するので、そこが若干イライラします。
・エンカウントボイス、勝利ボイス、メニューBGM、他
前作の方が良かったな?ってのが結構あります。
特にメインメニュー画面とキャラセレクト画面のBGMは前作の方が断然よかった。
まあ今作でも一部で使われてますが。
【以下前作との共通BAD】
・無駄に時間のかかる仕様
レベル上げ、AP稼ぎ、装備集め、アクセサリ集め、etc…
対戦メインのゲームであるにも関わらず、まともに対戦できるようになるために膨大な時間と労力を要します。
まあレベル上げとAP稼ぎは前作からの引き継ぎを行えばある程度改善されますが、装備とアクセサリは引き継げないのでこの2つに関してはどうにもなりません。
前作経験者は前作でもやったことをまた延々と繰り返す羽目になります。
ただでさえ前作からの継続要素が多く、完全新作というよりはアペンド版に近いんだから、装備やアクセサリも引き継げて無駄な労力を省けるようにしてほしかったです。
あと装備の値段が高すぎです。
こんなに高いと自由にショップを利用できません。
よって装備を集めるには結局敵からのドロップ狙いになり、低すぎるドロップ率に耐えながら延々と戦い続ける羽目になります。
・一部ステージの戦いにくさ
一部の旧作ステージが物凄く戦い辛いです。(個人的特に酷いと思ったのは?、?、?、?のステージ)
対人戦のネタステージとして楽しむのならまだしも、真剣勝負ではまず選ばないであろうと言えるくらい戦いにくい。
しかも同ステージのバージョン違いともいえる「真」ステージの存在。
ごくごく一部のステージを除いて変な仕様が追加され、戦いやすかったステージでも「真」ステージではネタステージと化します。そして元からネタステージだったステージはさらにネタステージと化しますw
結局のところ真剣勝負で使えるステージは数ある中のほんの一握り程度です。
なのでストーリーなどで強制的に戦いにくいステージやらされたりすると若干萎えます。
まあ新規追加ステージは比較的戦いやすいステージが多かったので、その点は評価します。
COMMENT
PSP-2000 UMD版 メディアインストール済み(810MB)
・オリジナリティ
「ディシディア」というゲーム自体で考慮すると、ブレイブ攻撃とHP攻撃という2種類の攻撃を使い分けることで手軽にド派手なバトルが楽しめ、相変わらずオリジナリティは高い。
しかし続編として考慮すると比較的追加や変更点が少なく、前作をやりこんだ方は少なからず物足りなさを感じると思う。
・グラフィック
これは文句なし。
前作からのムービーの使い回しはみられるものの、「これホントにPSPのムービー!?」と目を疑いたくなるような綺麗さ。
さすがスクエニクオリティといった感じです。
ムービー以外も、キャラやステージも比較的丁寧に作り込んであります。
・音楽
FFシリーズは?しかプレイしたことがない自分ですが、それでも好感が持てる良曲ばかりだと思いました。一部劣化アレンジもあるみたいですが、元曲知らない自分には当たり前ですが全く気になりませんでした。
気に入ったので前作に引き続き今作もサントラ買わせていただきました。
・熱中度
まともに対戦できる環境が整うまでが作業、作業、作業の連続ですが、環境さえ整えば時間を忘れてのめり込めるくらいバトルに熱中できます。
個人的に今までやってきた対戦アクションゲーで1番対戦が面白いと思います。
・満足度
「ディシディア」というゲームに対しての満足度は満点なのですが、やはり続編ということを考慮すると少し物足りないかな。
新参者は満足できるでしょうが、前作からのユーザーへの配慮ももう少し欲しかったです。
・快適さ
前作より若干ロードが長くなったり、相変わらず無駄な育成作業を強いられるなどの欠点もありますが、細かいルール設定が行えるようになったり、引き継ぎにより多少育成作業を削減できたりもするので、どっちつかずの及第点ってところですかね。
先にも挙げたように、装備やアクセサリも引き継げればなお良かったのですが。
・難易度
操作に慣れるまで、また装備が充実するまでが大変です。
対戦アクションにしてはレベルや装備が結構重要で、条件によっては腹立つほど相手が強くなるので難易度は高め。
ちなみに、一応アクションが苦手な人への救済策として「RPGスタイル」なるものも存在します。
・総評
良くも悪くも前作DFFの続編、というよりアペンド版かな?
特に気になる劣化部は今のところロード時間くらいしか見られないので、前作持っていない方で購入を迷っている方は断然今作をお勧めします。
ただし前作持っている方は要注意。
また1から装備集めの作業やらされることを念頭に置いておかないと、まともな対戦が出来る環境が整う前に飽きる可能性が高いです。
また、やることたくさんあることは良いんですが、何度も言っているようにその大半がまともな対戦が出来るようにするための作業であるため、作業ゲー嫌いの人やあまりゲームやる時間のない人にはお勧めできません。
このゲームはいわば「スルメゲー」です。
最初の数十時間は味気ない作業が続きますが、やっているうちにどんどん面白さが増してきて、最後にはとても中毒性のあるゲームへと化けます。
よって最初の作業を乗り切る覚悟のある方に是非是非プレイしていただきたい作品です。
ちなみにFF未経験者でもアクションゲーが好きなら十分楽しめます。
先ほども言いましたが、私自身FFシリーズは?しかプレイしたことありませんので(笑)