エルミナージュII -双生の女神と運命の大地- レビュー
発売元 | スターフィッシュ・エスディ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/10/29 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ダンジョン探索型RPG ■ プレイ人数:1人 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
454人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
87pt
GOOD!
GBのWiz3部作、PSのリルミガンWiz3部作パック以来、久しぶりのWiz系ゲーム
■オリジナリティ
新規種族、職業を上手く取り込んでいると思う。万能キャラ、というのがいないので
メインパーティの6人のみでは無く、いろんな職業をダンジョンに合わせて組み合わせて
いくのが楽しい
■グラフィック
特に特筆する事は無いが、十分及第点レベル。変にこだわる必要ないですね
■サウンド
ゲームに熱中するので特に意識して聴いていませんが、これも違和感無し
■熱中度
Wiz系になじみある人にはたまりません。ひたすらダンジョンにこもりキャラを鍛えて
アイテムを収集する。これだけで気付いたら数時間はざらに経過します
一歩先に何が起こるか分からない、ドア一つ開けるだけですぐに後戻りできるとは限らない
この緊張感はたまりません
■満足度
大満足です。一歩先に何があるかわからない。キャラロストに関しては緩和されていますが
それでもダンジョンでの緊張感は殆ど損なわれていないと思う
■快適さ
データインストールでロードに関しては気にならないレベルになっています
ロードが長いのも起動時の最初だけなので全くきになりませんでした
■ダンジョン全滅等に関して
これに関しては賛否両論ありそうですが、縛りプレイでどうとでもできる部分なので
新規プレイヤーには救済処置として有りだと思う
BAD/REQUEST
これと言った不満はありませんでした
世界の危機、という背景に反してノリがやたら軽いNPCが多いので
人によっては受け付けないかもしれませんが、このゲームの本質は
ダンジョンに潜ってキャラを鍛え、アイテムを収集し、攻略するのが
本質なので自分は全然気になりませんでした
COMMENT
PSP-3000 インストール済でPlay
新規要素を上手く取り込みながら、根幹はまさにWizそのものであり
とても楽しんでいる最中です
Wiz好きには是非お勧めしたい一品です
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
87pt
GOOD!
☆進行に関する自由度。最初のダンジョンの1フロアをクリアしたら、その後はもう殆ど全てのダンジョンに行けるようになります(ラスダンとか隠されたエリアは無理ですが、それも2・3個)。これは前作(自分がプレイしたのはDS版)と同じ展開。順番にクリアしていっても良いし、レア装備を求めていきなり強い敵のいる所へ行っても良い。見た目は非常に素朴で派手な映像演出など無いダンジョンゲーですが、この選択肢の広さのおかげで気分爽快。ムービーや強制クエストにうんざりしているようなRPGユーザーにとっては、まったく理想的なゲームと言えるでしょう。
☆キャラ作成に関する自由度。名前、性別、種族、職、今回は顔グラまで自由自在です。自分で画像を加工してPSPに取り込めば、妄想に忠実なパーティが作成できます。「用意されたグラフィックに満足できるものが無いよ」「そもそも選べなかったりするよ」とお嘆きだったあなたに差し出された、最終回答がこの『エルミナージュ2』!! であるかもしれません。
☆読み込み時間の短さ。メディアインストール(自分はPSP3000使用)してプレイした結果、とくにストレスは感じませんでした。
BAD/REQUEST
★曲。BGMがほぼ全て前作と同じです。アレンジすら、無し。個人的には落胆しました。最初のダンジョンや戦闘に新曲を流して盛り上げておいて後半にネタ切れとかなら、まだ苦笑いもできたんですが……。一歩踏み出して「またかー」と。別のゲームの話になりますが、『メタルサーガ』などは過去作の曲をリミックスして使っていました。あんな感じでよかったんですが。エルミ2でしか聴けない新曲は数えるほどでしたが、曲自体に不満はありません。
★★会話文のテキスト。NPCの会話の大半が軽いです。
こう言うと角がたちますが、「安っぽい」と表現してしまいたいくらいです。
フリークエストで絡む一般人だけならまだしも、神・王侯貴族・賢者、シナリオ進行上で喋る重要キャラのほぼ全てがくだけた台詞を延々と表示してくれます。くだけすぎていて、崩壊している。威厳などはありません。文体もネットのどこかで見かけたようなもので、正直ちょっとこれは……と思いました。
ストーリー上、そういう言葉遣いのキャラたちが「素直でいい奴である」「バカだけど悪じゃないから協力すべきである」、という位置付けになっていることにも首をかしげました。私は終盤から全く彼らに肩入れする気を失くしてしまったんですが、ゲームを進めると言われるがままに行動する形になるという……。微妙にネタバレですが、おまけダンジョンに「大魔公」という強敵が待っていて、それと戦うのにある理由が生まれることになります。前作では純粋におまけ要素だったので、ここでNPCが偉そうに指図してくるのはどうなのかな、と違和感をおぼえました。会話テキストの印象が、エルミナージュの持ち味である自由な雰囲気を危うくしかねないというか。オーバーな反応かもしれませんが、そういうことまで考えてしまいました。
COMMENT
◎総評
よく出来たゲームだと思います。自作したキャラたちでダンジョンに挑み、店の品揃えとパーティーの各種数値をどんどん充実させていく……という基本の部分に、まったくブレがありません。追加要素も自作キャラや各種数値をいじくる楽しみをさらに拡大してくれるものです。この「求めるものに応える」姿勢はすごい。なんと良く「わかってる」創り手なんでしょうか。おそらく今後もシリーズは続くでしょうし、出るたびに私もプレイすると思います。ぜひ長く続いてほしい。
ただ、上で述べたように今回のテキストはダメな方に一線を越えかけているという気がして、一抹の不安も抱かされました。「いや、もともと○ィザードリィってこういう軽いノリじゃないか?」と擁護する人もいるでしょうが、自分としては「限度というものがあるよ!」と叫んでおきたいです。武器や怪物の名前で遊び、営業時間の看板を出すのは確かに一々指摘すべき難点でもないです。ないですが。このエルミ2は前作から受け継いだ重厚長大な神話設定で始まりつつも、何度も何度もライトノベルの日常シーンのような掛け合い漫才を挟む(しかもラスボスが参加しちゃう)ので、小ネタの範疇におさまらなくなっているという印象です。
私としては、今回のようなはっちゃけた文体・雰囲気というのはすんなり受け入れられないものでした。全部カットするべきとまでは思いませんが、シナリオの重要な部分でやるのは控えてほしい。クリア後の要素にまで引っ張られたので、ちょっと反発したい気持ちになりました。そこだけ苦言を呈しておきます。ゲームとして見た場合は、十分満足できる1本です。
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
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大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
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うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
-
FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
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ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
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ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
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熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
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三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
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輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
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真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
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パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
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街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
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グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
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沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
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輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
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セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
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ECHO NIGHT
GOOD!
PS2から携帯機にプラットフォームを移しての第2作目だが、これは良い作品に仕上がっていると言える。
知らない人のためにまず言っておくが、製作会社のスターフィッシュは元々”ウィザードリィ(以下Wiz)”シリーズの作品(エンパイア系)を手がけていたところであり、本作にはWizのネーミングこそないもののシステムやら雰囲気やらは”まんまWiz引継ぎ”なので、そのあたりを念頭に置いて欲しい。
さて、知らない類の人にとって従来のWizと言えば、”なにやら陰気くさいダンジョン籠もりゲー”のイメージではないだろうか?
そして、やたらシビアでクソ難しく、ダンジョン歩けば迷子になるわ、戦闘になったらポンポン首は飛ばされるわ、なんとか勝ったら宝箱の罠で全滅なにこれ・・・orz
そのあたりの難易度については本作もしっかり基本を守っており、決してライトユーザー向けの作品ではない。
断じてない。
だが、”知らない人にはとっつきにくかったストイックなWiz”のイメージを多少なりとも和らげるべく、この”エルミナージュ”シリーズからは”青空の見える開放的なダンジョン”も追加されており、さらには錬金による武具の強化といった新たな育成システムによる”難易度操作の余地”も与えられているのだ。
また、エンパイアシリーズからの引継ぎ要素として”寺院に寄付した所持金が経験値に変換される”という育成補助的なシステムも特長だ(エクスが始まりというわけではない)。
Wizの正統後継作であったエンパイアシリーズはかなり”Wizのとっつきにくい部分”を前面に押し出していたが、Wizの冠が(表面上)取れたこのエルミナージュは、”Wizでは敷居が高すぎるけど、生温いRPGは物足りない・・”と考えているミドルユーザーを取り込むには充分なアピール性を持たせることに成功した作品と言えるのではないだろうか。
何かにつけて”フェイスロードシステム”だけが取り沙汰にされがちな本作ではあるが、むしろこの作品の最大の手柄は”Wizの中毒性ととっつきやすさを上手く両立させた”あたりにあるのではないだろうか。
ちなみに、PS2版の前作で散々イライラさせられた読み込み時間の長さだが、今作はメモリースティックへのインストール機能により格段にロード短縮されているので(ほとんどないレベル)、安心して食指を伸ばしてみよう。
上級者には洗練された遊びやすさを、シリーズ初心者にはやり応えのある冒険を、間違いなく与えてくれることうけあいだ。
BAD/REQUEST
中世の雰囲気を意識しているのだろうか、ややグラフィックとBGMが古臭いセンスのように感じる部分もあるが、ゲームの雰囲気や世界観を考えれば”重厚さを醸し出していて良い仕上がり”と思える(アコースティックギターの音色が心地良い酒場のBGMは名曲だ)。
しかし、最初のダンジョン(ロイペス洞窟B2F)でいきなり遭難必至のマップがあるのはやはりどうか、とも思う。
少しWizに慣れている人なら、充分にパーティーが育つまでは迂闊に先へは進まないものだが、Wiz初体験のプレイヤーにはかなり手痛い洗礼なのは間違いない。
こうしたあたりは人を選ぶ”Wizの伝統”ということだろうか・・・。
COMMENT
エンパイアの頃から”マニア受けはするが、技術イマイチで残念なメーカー”として有名だったスターフィッシュだが、見事に面目躍如の一本を世に出してくれた結果となった。
今作の”ゲームとしての楽しさ”と、”プレイしやすさへの配慮がわかるメーカーの開発姿勢”は、間違いなくRPG史の1ページに痕跡を残すだろう・・・とさえ言える良作だ。