ファイナルファンタジーVIII(FF8) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009/09/24 |
価格 | 1,500円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ゲームアーカイブス ■ ジャンル:ロールプレイング ■ プレイ人数:1人 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
491人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
77pt
GOOD!
【ジャンクション・システム】
自由度が高く、それでいて大味。
やり方によっては、レベルアップによる成長とは比べ物にならないくらい
一気にステータスを上げる事が可能となっている。
ただし、ゲーム中の説明が不十分であり、理解するまでがなかなか大変。
【世界観】
FF7よりもさらに現代風となっており、ファンタジー色は薄い。
それでも、服装などを除けばFFらしいファンタジー要素を
上手く取り入れた現代風に仕上げていると思う。
【映像】
とにかく凄いの一言。ハードや発売年を感じさせないほど、素晴らしい出来。
背景も然ることながら、キャラクターの動きや表情が非常にリアルだった。
特にEDの演出が素晴らしく、後述する不満点を忘れさせてくれるほど感動的だった。
【音楽】
主題歌を始め、BGM等は素晴らしかった。
高クオリティな映像を更に盛り上げている。
BAD/REQUEST
【キャラクター】
主要キャラクターは全員が十代であり、年相応の不器用で軽率な行動が目立つ。
意図的ではあると思うが、かなり王道を外している。
ハッキリ言って終盤までは感情移入できるキャラがいない。
【ストーリー】
展開自体は面白いが、いかんせん説明不足なところが多く、
攻略本等の外部情報なしに理解するのが難しい。
いろんな考察が出来てしまうようにしているところも個人的にはマイナス。
COMMENT
個人的には面白かった。
FF7に続いてプレイしたが、同じかそれ以上に楽しめた。
ある程度、作品の方向性や評価は情報として入れていたので、大きく期待はしていなかった。
プレイ前の注目点としては、FF7に続いて現代風をどう上手くやるかというところだったが、
そこは上手くクリアしていたように思う。
好意的なサプライズはシステム面。
特にジャンクションシステムは、FF7のマテリアシステムのような自由度を保ちつつ
一気にステータスを上げられるという大味な面も兼ね備えており、
従来のレベルアップ制とは一味違っていて楽しめた。
一方で、キャラクターやストーリーは戸惑う所が多かった。
ハリウッド映画的なものを目指して作られた感じは伝わってきたし、展開自体は面白かったが、
もう少しキャラクターがどうにかならなかったのかとは思う。
ただ、EDは素晴らしく、個人的にはそれまでの苦労に見合うものだった。
それがなければ、評価はもっと低かったと思う。
総じて、ストーリーよりもシステム面が印象に残り、楽しめるゲーム。
いろいろ実験的で、独特・異色なのは間違いないため、新しさを求める人にとっては
これどほどピッタリな作品はないと思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt |
62pt
GOOD!
誰にでも付け替えOKなVIIのマテリアシステムを継承しつつ、それを召喚獣(G・F)の装備(ジャンクション)により、魔法とアビリティになれる発想自体は個人的にいいと感じました。
世界観は相変わらず面白い、学校があるというのもいい発想だと思えました、欲を言えばアーク・ザ・ラッドのようにギルドシステムを取り入れてほしかったです(後のXIIみたいにミッションを選んで遂行できれば良かった)。
しかし、給料システムは納得(笑)元々モンスターが金持ってるわけないと常々思っていたので。
BAD/REQUEST
ジャンクションシステム・・・どうなんでしょうよ?これ。発想は素晴らしいんですが。
・・・だが、RPGやり慣れていない人にとっては魔法使いずらいのでは?装備しているの使えばステータス下がるし、99個集めている魔法はやり慣れている人も使いずらいのではないかと印象を受けました。
システム面においてはあらゆるパラメータがジャンクションしないと弱いというあたりにどうしても違和感を感じてしまいます。もう完全にシステムに依存しているというか。
武器攻撃などにジャンクションが付いたりするくらいならまだ何とか耐えられるレベルだったのですが、パーティの切り替えなどの時にはどうしても手順が面倒な感は否めませんでした。
死の宣告など、存在意義が薄いコマンドもマイナスでした。もっと何とか処理できなかったものか?青魔法とか。
ストーリーについては魔女、とラブストーリーがメイン。魔女のストーリーの展開はともかく、リノア周りの展開はちょっと・・・と思いました。とはいえ今までのファイナルファンタジーの中では最も恋愛に突っ込んだものであるのも確かではあります。この題材をきっちりやっておいた点では評価します。料理の仕方に少々難があるきはしますが。
パーティー内に濃いルックスの人がいないというのは確実にマイナスだと思います。美形キャラが嫌いなのではありません。美形キャラも、濃い人がいてこそ引き立ちますし。逆に濃い美形でも非常にバランスが取れたものとなります。「今回は」美形キャラクターだらけだったという印象は否めませんでした。ちょうどガンダムSEEDシリーズのように。
そして相変わらず敵が弱い。自分のLVと相手のLVが比例するといってもそれほど強くなっているとも感じなかったし・・・苦労したのはオメガ・ウェポンくらい。
COMMENT
グラフィックがVIIに比べて益々進化したのはさておき、G・Fの召喚ムービーが凄くかっこよかったし、勿論、同じ物を何度も見ていたら飽きてくると思いますが、私はG・Fにばかり頼らないよう心がけていたので(実際後半あまり使えませんし)、さほど気になりませんでした。
中でもエデンね。長い!
時間計ったこと無いから正確なところは分からないけど、1分超えてるよあれは。
エデンそのものは好きだけどね。名前とかデザインとか強さも。(だけどどう考えてもエデンは召喚獣じゃないな・・・あれは9のアーク同様召喚兵器です)
G・Fといえば、「グリーヴァ」使いたかったなぁ。絶対使えると思っていたんだけどなぁ・・・
ラグナのほうだけにスポットを当てていればかなり良い作品になったのではないかなと思います。
まず、主人公がVIIのクラウドと姿が変わっただけで性格に変化がないのが痛いです。なんで似たようなキャラにするんだ?と不思議に思ったくらいです。
そしてリノア・・・ティファじゃないんですか?これ。ティファのグラフィックが変わっただけとしか私は思えなかったです。
ストーリー面はあまり感情移入できないというのが正直なところですが、世界観的には結構面白い要素は揃っていたと思います。
前半と後半で向きと構造が変わっているルナティックパンドラ、音楽と雰囲気が神秘的な大塩湖、IV以降久しぶりに絡んできた月、魔女(この辺はFFというよりサガっぽい雰囲気がありました)などなど。
難易度は相変わらず簡単で、ボスも全然でしたね。個人的には総合的に言えばVIIやIXの方が弱かった気がしますけどそれにしても歯ごたえなさ過ぎですね・・・特に中ボスであるサイファーや魔女の弱さときたら・・・。
ダンジョンに関して言えばラストダンジョンの封印解除だけ厄介で後は余裕です。ダンジョンに関して言えばVIIの方がまだ歯応えがあった気が・・・。
不満点も目立つ作品であったと思います。グラフィックに力入れているのはわかるがもう少しシステムを考えてほしかったです。面白い部分もあったのですけど・・・
多少アンバランスではあるもののやりこみ要素の多いシステム、個性的な特殊技能、これまたアンバランスなストーリーとキャラクター、ファイナルファンタジーらしい挑戦心などの点を加味して評価は普通にいたします。
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ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
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-
ECHO NIGHT
GOOD!
強いて言えばオリジナリティー
単純にレベルアップしていけば敵に勝てるようなシステムでなく、自分のレベルアップに比例して敵レベルも上がる。
必死でレベルアップという方法論を否定する精神そのものは奇抜なアイデアとして加点材料とします。
BAD/REQUEST
「FFだから」という安易な考えから本作を購入してしまった者の評価。
ムービーだけを見る限り、当時のスクウェアらしさのあるイラストだったのでそこまで不安にはならなかったのだが、
「開けてビックリ、やってガッカリ」といった感じ。
・ストーリー(満足感)
―ストーリーの展開・進め方が非常にいい加減。
主人公スコールは何を考えているのか分からない。全く感情移入出来ない。
映画のように、スコールの行動をただ見ているだけだ。
あまりにヒロインが痛い・媚び過ぎ悪趣味。
ダサい主人公とヒロインが安い愛を演じています。
物語の前半はヒロインを敬遠気味だったのが、後半突如…。
最近知ったことですが、ある開発者が当時の雑誌インタビューで
「実は、リノアは僕の初恋の人なんですよ。もちろん、スコールは僕です(笑)」
と言っていたらしいです。
そんな不純な動機でキャラデザインするなよ、と言いたいです。この頃から開発者はFFをナメていたんだなとしか思えません。
その場限りで思いついたとしか思えないプロットも多数。
本作で重要な役割になるGFの物語上の設定などその最もたる例。
物語が進むにつれこの思いは大きいものになっていく。
一つ一つのあらすじを追って出てくるのは、歓喜の声ではなくため息ばかりだった。
・アクション(熱中度、快適さ)
―カメラワーク・操作性の悪さ、鬱陶しい演出の長さ
ただでさえマップは見づらいのに、カメラワーク等は劣悪で、煩わしい。
そして鬱陶しい演出の数々が唯でさえつまらない戦闘をさらにつまらないものにしている。
―装備の少なさ
FFの面白さはいろいろな武器、防具(属性など)を使い分けることも大きな要素の一つだと思っていたのに、本作では各キャラが持っている武器の改造のみ。
しかもせっかく改造してもパラメータはそれほど変わらず一部キャラの特殊技が追加されるぐらい。
そして、魔法を装備するという単純なシステムでありながら、装備箇所は多いです。(なんと、10箇所以上になります)
―制限の多さ
例えば、物語終盤になると一部の場所しか行けません。
・システム(熱中度、満足感、快適さ)
まずキャラクターの強化方法としては
1.ドローで魔法を集める
→作業感が強いのでやってられません
2.カードゲーム、「カード」コマンドでカードを集める、カード変化で魔法を精製
→カードゲームをやるために買った訳ではありません
後述の通りこれのせいでゲームが無茶苦茶になりました
3.適当に敵と戦って手に入れたアイテムを魔法に変える、レベルが上がったメンバーは控えに
→話を放り出して材料集めをやると話を忘れ安い、FFで最もストーリーに価値が無い
しかも、かなりの頻度でメンバーチェンジします
このゲーム、敵をカードにすることで経験値取得を回避出来るので、ゲームが簡単になり過ぎです。
何故か初期レベルクリアが一番楽だったりします。
こんな姑息なやり方が主流になってしまっている本作は、FFらしいシステムとは到底思えなかった。
逆にいえば、カードさえなければ「レベルが上がると敵が強くなる」本来の目的が機能し、結構改善の余地があったのでは?
COMMENT
ここまで躊躇無く最低評価が付けられるというのは悲しいことだ。
それもFFシリーズに…。
ウリにしている要素がことごとく外れている作品。
とてもじゃないけど、これを一つの作品として見る事はできない。
キャラクターを成長させる事に意味はないし、頼みの物語性も極めて低い。
肝心の戦闘も上記で述べた通り、決して楽しめるものではなかった。
そして「ファイナルファンタジー」であるという最大の利点をも活かす事のできなかった作品。