第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011/04/14 |
価格 | 7,329円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 ■ スペシャルZII BOX:7,854円 |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
432人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
66pt
GOOD!
・戦闘アニメ
前作Zに勝るとも劣らない出来栄え
地形による演出の変化も健在で、ダイガードのロケットパンチやスコープドッグの着地ギミックなどの再現はなかなか嬉しい
・シナリオ
新規参戦組がストーリーの中心となっていて、多元世界による舞台設定はなかなか新鮮
また、賛否両論だがシナリオの分岐が多いのでそれなりに長く楽しめる
・BGM
概ね良い感じに仕上がっている
アレンジが良く出来ており、従来のスパロボにありがちだったチープさが薄れている
・サブオーダー
キャラ数がかなり多いので、出撃しなかったキャラのレベル上げや撃墜数が稼げるのはとても便利
・ロード時間など
データインストールのおかげで非常に快適
ディスクの読み込みもたまに起きる程度でまったく気にならない
BAD/REQUEST
・オリジナル敵
次元獣が相手していて非常にダルい
底力持ちなのでHPが減ってくると回避率が上がり、またこちらのダメージも減少するので厄介
またバリア持ちなため、前述の底力補正と相まって攻撃を無力化され仕留め切れない事が多数
更に武器の追加効果で気力やステータスを下げたりしてくるので、避けられないスーパー系ユニットには非常に辛い
全50話中20話近くはこいつらが出てくるのでとにかく面倒
さらに後半になるとHPが5桁の敵がぞろぞろ出てくるのでダルすぎる
・前作組の扱い
∀ガンダムの月光蝶など、多くのユニットの必殺技が消滅してしまっており、弱体化が著しい
シナリオ上においても殆どがいるだけ参戦で、見せ場があるキャラが少ない
・一部戦闘アニメの出来
ゴッドシグマの無双剣使用時の荒すぎるカットインや、
ふざけてるとしか思えないダンクーガの戦闘アニメなど、稀に見かけるクオリティの低さが残念
・シナリオ
ガンダムWとボトムズが完全にコードギアスのおまけ扱いであり、ガンダムWに関してはほとんど原作再現がされていない
こちらの世界の甲児とマジンガー、竜馬とゲッターに対し、前作のキャラが「マナー違反」という理由で全く反応を示さないので面白みに欠ける
しかしレントンなどエウレカセブン系のキャラに対しては過剰に絡んだり、比較していたりするので説得力がまるでない
・ラスボス
結局最後まで正体が明かされないまま終わるので消化不良気味
・出撃枠
全然足りません
COMMENT
前後編のうちの前編という事もあってシナリオは全体的に消化不良気味
ただ戦闘アニメ等の出来は素晴らしいので、買って損はないかと思われる
何はともあれ後編に期待
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
71pt
GOOD!
・読み込み
インストール前提ですが、かなり快適です。多少、ステータス画面の画像で読み込みがありますが戦闘シーン等はストレスない感じでプレイできます。
・小隊制の廃止
色々なキャラを使う為にと言う事で生まれた小隊制ですが最近だと面倒なだけだったので無くなってよかったかと思います。
そもそも、イベントや分岐で出入りが激しいゲームなので合っていないシステムだったかと。
・戦闘アニメ
よく動きます、携帯機でこれだけ動いてくれれば文句は無いかと。
・サブオーダー
出撃できないキャラの救済と言う点では良かったかと。
・消耗パーツ
仕様が変わったおかげで使う機会が出来ました。今まで殆ど使った事がなかったので良い変更だと思います。
・主人公周り
個人的な好みですが主人公やチーフ等のオリキャラは好きな方でした。
ただ、主人公の性格がどことなくロックオンと被っていたかも。実際二人で話すシーンも結構あったし。
・スキル、エースボーナス
程よく種類があってよかったと思います。ただ、スキルは熟練度のおかげで闘争心が重要になりがちですが・・・
エースボーナスも色々とキャラごとの特性が出ているのではないかと思います。
・戦闘ボイス
戦闘時の掛け合いで版権を超えた台詞を幾つか聞くことが出来ます。
・ゼロ(戦術指揮)
直接的な戦闘能力を上げてもおかしかったのでこれでよかったかと。
BAD/REQUEST
・キャラ(作品)の多さ
小隊制が廃止されたので出撃できる枠が全然足りなくなります。
その為にサブオーダーがあるのでしょうが、前作組をもっと削ってもよかったのではと思います。
・音楽
好みの問題もあるでしょうが、戦闘BGMで一部微妙な感じの曲があります。
・熟練度
熟練度自体は構いません。○ターン以内にクリアと言う条件が多くなるのも致し方ないと思います。
ですが、熟練度をとっても難しくなるだけで何も無いというのはどうかと思います。
(後編で何かあるかもしれませんが・・・)
だったら、熟練度など最初から実装しない方が良かったです。
・オリジナル敵
ラスボスは一体何処の修羅王だって感じでした。周りを固めるオリジナルキャラも妙にむかつきます。が、そう思うと言う事は敵として成功してるのかも・・・
問題は次元獣と言うオリジナルの雑魚敵の方です。結構な種類が出てきますが一番弱い種類以外は底力等のスキルを持っているしバリアもある上に能力ダウン系の攻撃をガンガン使ってきます。正直やりすぎです。顔つきの敵が強めなのはいいですが雑魚で強すぎると面倒なだけです。
あとは熟練度は○ターン以内にクリアが多いですが一番弱い次元獣は攻撃範囲内に味方が居るのに攻撃しないで移動する事が多々あります。このルーチンはどうかと思いました。
・主人公機
前編後編の影響か新武装は追加されますが新機体が出てきません。
・戦闘アニメ
よく動き綺麗なのはいいんですが長すぎでテンポが悪いです。主人公機なんてそこまでやる必要ないだろうってくらい長い物が多いです。
せめて必殺技クラスで1-2種とかトドメの時だけ長い演出とかの方がいいと思います。
COMMENT
PSP-3000使用、インストール済み、スパロボは初代から殆どプレイしています。
難易度は熟練度を取らない場合で付けています。初回から熟練度を取っていくなら2段階くらい上になるかと。
悪い部分も色々書きましたがスパロボとしては全体的にいい出来だと思っています。
作品的にも参戦は無理じゃないかと言われていた物が多数出ているので後編が気になります。
ただ、真ゲッターとかWガンダムとかはシナリオが全然進んでなくて大丈夫かって感じもしますが。
しかし、最近はスーパー系が強いなぁ。高レベル底力があったら火力が高い分リアル系以上に無双状態になる。(キリコは別格だけど・・・)
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
-
大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
-
信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
-
うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
-
FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
-
ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
-
グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
-
幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
-
探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
-
信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
-
リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
-
刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
-
熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
-
三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
-
輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
-
アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
-
流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
-
戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
-
真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
-
サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
【一部の戦闘グラフィック】
ボトムズ、ダイカード、無敵系の戦闘アニメーションはかなりいい出来栄え。
ボトムズはテンポ、演出に優れ、ダイガードは原作の動きを忠実に再現し小ネタが効いている、無敵系は単純にグラフィックがかっこよく全体的にバランスが良い。
【ABとCBの採用】
版権作品ではAPとNEOに続いて採用された。
上記二作品よりもユニットが多いため、原作の再現や個性となってるとは言えないものや、強弱の落差が激しいものはあったが、採用されたことは嬉しい。
【単機出撃のスパロボ】
小隊制のデメリットが気になり、単純に単機出撃スパロボが好きな自分にとっては嬉しい。
…だが素直に喜べない部分も。
【消費系強化パーツの仕様変更】
システムの変更で唯一良かった点。
NEOで好評だったシステムを採用しており、これで消費系強化パーツの使いどころが増えた。
【意外なシナリオの扱い】
真ゲッター世界最後の日の扱いが、本作で唯一良かったであろうシナリオの展開となっている。
原作1話より前の前日談のような話の展開であり、また死んでしまう武蔵が本来搭乗しない真ゲッター3に搭乗するというオリジナル展開である。
面白くスパロボっぽい改変であり、もっとこういう改変は行って欲しいという意味では、非常に面白かった。
BAD/REQUEST
【安定しないグラフィック】
会話シーンでの顔グラフィックがかなり酷い出来。
特に、マクロスFやダンクーガノヴァはスパロボLでも出たばかりで、そちらが(戦闘アニメなども含め)いい出来だっただけに、かなり劣化していると言える。
原作からトレースしているのも多いが、そのせいで70?80年代の作品と最近の作品の絵の違いに違和感が…。昔のように絵柄を統一してくれればと強く思った。
また戦闘グラフィックも、GOODの部分で挙げたものと出来の悪いものでは落差が激しい。
これは前作のZでも言えたのだが全然改善されていない。
ドットの解像度なども微妙に違い、全然統一感が無く全体で見ると非常に微妙である。
また今作からカットインアニメを多様し始めたが、正直微妙。
DS作品ほど上手く使いこなせておらず、エーアイと本家のカットインアニメの経験の差が如実に現れてしまった。
せっかく実装されたガンダム系のリアルカットインなども、これでは宝の持ち腐れである。
【BGM全般】
三次αからそうだが、主題歌の音楽アレンジが非常に拙い。
劇伴のアレンジはかなり上手いのに、なぜ主題歌系はここまで音が下手なのだろうか。
またZのウェブライダー突撃などの必殺技BGMが削られている。
前作組とはいえ、Xのサテライトキャノンなど無いと違和感しかない。
【どうみても未完成のまま出したであろう部分】
まず戦闘アニメだけとっても、明らかにALL武器用にと作られたような戦闘アニメがかなり散見される。
新規参戦組でも、ノヴァイーグルの最強武器などがまさにそれ。
また百式のBRなどはALL武器のものをそのまま持ってきてるので、非常に不自然。
さらにこれらはシナリオにもあり、47話などはその典型。
次元獣しか出てこず、3ターン内でクリアしろと言われてしてみれば何も起こらずに終了。
前後の話と全く繋がらないし、なんのためのシナリオか全くわからない。
再生編と無理矢理分けたであろうことが、プレイヤーにバレバレで、もう何をしたいのか…。
【シナリオ】
前作のZに引き続き、全体的にカタルシスに欠けるシナリオ、また敵の部隊を意味も無く落として、自軍の正当性をアピールする手法は、かなりゲームをやる気力を削がれる。
特に次元獣に襲われ疲弊した国を、他の国が侵略し支配するというシーンがあるのだが、プレイヤーを不快にさせる上に、原作ではどこの国も、そんな非人道的な侵略行為に似たことはやっていない。
また破界編は破界編で一区切り付くするという話を、寺田プロデューサーがインタビューで行っていたが、全くそんなことはない。
というか後編への引きとしても非常に中途半端で、変に終わらせているため全く続きに興味が湧かない。且つ伏線などの謎は投げっぱなしという、奇妙な終わり方となっている。
またゲーム中のキャラの考えを、プレイヤーに共感させるのも前作と同じ非常に下手。
特に描写などもなく、唐突にキャラ同士が反目しあったり、特に大きな理由もなく、それを容認したり変な仲間意識を持ち始めたり。いちいちキャラの言動や行動に疑問符を浮かべざるを得ない部分が多い。多すぎて具体例を挙げにくいほど。
その所為で、本来は熱い展開にもって行きたいであろうシナリオも、「ふーん」という軽い気持ちになり、ちっとも燃えない。個人的にスパロボシリーズでこれは致命的。
【版権作品の扱い】
もう一つ一つ扱いに関して物申したいほど。特に製作的にも目玉と思われる、00ギアスボトムズの扱い方が非常に拙い。
00は早期に自軍へと参入して使えるのは嬉しいが、加入の仕方と自軍での扱われ方が問題。
ヴェーダの意思とかはともかくとして、自軍への加入があまりにも早すぎる。
これは黒の騎士団もそうだが、利害の一致とドライなことを言ってる割にはずっと一緒にいるのも違和感がある。
それに原作では一般人へも被害を出してる00勢を、ダイガードの赤木が擁護するのもおかしい。
「良いテロリストなんて言う気は無いけれど?」という一連の台詞は失笑の一言。
早い段階で使えるのは喜ばしいのだが、無理にお互いを認め合うことで、互いの原作の持ち味を殺しているのが大きなマイナスポイント。
ギアスはとことん隔離されて扱われているところが哀れとしか言いようが無い。
原作再現もほとんどギアスだけで構成され、大きなクロスオーバーも無い。まさに原作垂れ流しの一言。
ガンダムW勢が一緒についてくる理由などもよくわからない。その方がメリットがあるから、というが、エリア11の戦いで黒の騎士団に味方することで、コロニー側になんの利があるのか、具体的なことは全く明言されない。
しかも最終的に自軍を再度呼び出す権利をゼロに渡されるという展開。
これはルルーシュの戦う理由から考えて、一番その権利を渡してはいけない相手に渡してしまったという印象しかない。
こんな私情に塗れたトップが正義のスーパーロボット軍団を率いるというのはどうなんだ…。
そんなギアスのオマケ程度な扱いのボトムズ。自軍に正式参入するのもキリコ一人だけ。
あれだけOVAシリーズなども参戦枠に入ってるのに、この駆け足な展開はあんまりではないか。
【所謂スパロボ展開の少なさ】
前編だから仕方ない、とはいえ隠しフラグやスパロボ特有の展開があまりにも少なすぎる。
特に○○○などの生存が期待されていたキャラがそのまま死亡するのはいただけない。
○○○は、よく意味のある死だからといわれるが、意味のある死が無視されてきたスパロボは今まででたくさんある。そういうif展開こそが見たいのに、そのまま死んでは…。
それに死に方は非常にお粗末で、○○○は原作と違った流れで死亡する所為で、ただの自殺志願者にしか見えない。
生きることを決意してるのに、わざわざ人払いして宇宙空間に身投げするというのは…。
○○○もあれだけ味方が居て、楽勝ムードの中で死亡されても、冷めるだけで全然悲しくもなんともない。
プレイヤーの心境とキャラクターの心情がシンクロしない弊害がこんなところにもきている。
○○○だけは微妙に生き残っているような感じなので、チャンスはあるかも知れないのが救いか…。
あとコクボウガーやキヤルなど、仲間になれそうなユニットが仲間にならなかったのも不満。
そして、最後に平行世界の竜馬と甲児がマナー違反という失笑ものの言い回しで無視されている。
平行世界ネタで一番美味しいともいえる部分をスルーするというのはさすがに…。
版権の問題とか噂されますが、今までのスパロボでも散々やってるようなことだし、何よりもまず、ユーザーにそんな心配をされるような、違和感のある会話しか書けないってのはプロとして…。
【オリジナルキャラクター】
ワガママ言い放題、いきなりクロウに惚れて頓珍漢な行動と言動を繰り返す、ヒロインとして全く魅力の無いエスター。シナリオ的に存在価値が全くわからないマルグリット、などなど。
【多すぎる参戦作品】
多すぎて扱いきれてないのが見え見え。
確かに多いのは嬉しいが、シナリオや出撃枠など、参戦作品が多いと起こる弊害を全くクリアできてない。
その上でヒイロ以外のWガンダムのガンダムパイロットに、ボイスの新録が無かったり、召還技にされて声が付かなかったりなど、新たな弊害も生まれている。
前作からの続投組の参戦の仕方も酷く、突然機体に乗って、パイロットスーツを着てワープしてきて…とかハァ?としか思えない展開。
力を入れているはずなのに、思いっきり空ぶってしまっている印象。
【戦闘バランスやシステム】
調整放棄にしか思えない連続行動。
地上に降ろしても移動制限がほとんど無く、空を飛ばす意味が皆無。
使いまわしのMAPが異常に多い、ゲームとしての面白みが全く無い。
相変わらず熟練度の取得条件に面白みがなく、ターン制限の文字を見るだけでうんざり。
PSPでは小隊制が難しかったからか、オミットされて単機制になったと思われるが、出撃枠などの問題を解消するシステムなどがサブオーダーしかない。
というか全体的に未完成な部分が散見される。これを前編で、しかもフルプライスなのはユーザーをなめてるんだろうか。
COMMENT
かなりの長文になってしまったが、スパロボシリーズで一番つまらなかった作品。
特にシナリオが酷い、ゲームとして未完成な部分が多々、という人気タイトルのシリーズものにしてはあるまじき出来。
正直言って、もうエーアイやさざなみとかの外注先に、開発は全部任せてほしくなったレベル。
バランスも、戦闘アニメも、シナリオも、全てにおいて外注製のスパロボのほうが良いというのはさすがに擁護できないレベル。
多分後編はもう7割近くは出来てると思うので、大幅な改変は期待できそうに無いのが残念。
願わくは、Zシリーズのシナリオを手がけている人が、二度とシナリオを書きませんように。