第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇レビュー(評価)

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第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇レビュー

発売元	バンダイナムコゲームス（オフィシャルサイト）
発売日	2011/04/14
価格	7,329円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：シミュレーションRPG ■ プレイ人数：1人 ■ スペシャルZII BOX：7,854円

スコアボード

中央値: 62
難易度: 1.60
レビュー数: 40

スコアチャート

0-9

10-19

20-29

10%

30-39

20%

40-49

17.5%

50-59

22.5%

60-69

20%

70-79

10%

80-89

90-100

【60点以上】
52.5%
【標準偏差】
14.41

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　439人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	4pt	3pt	4pt	3pt	4pt	1pt

総合点
70pt

GOOD!

据え置きの第一次Z以来のスパロボです。
Wiiで出た作品やPSP移植作、DS新作等は未プレイです。
ここでは良かったところを挙げていきます。

・記念イヤーを彩る大量の参戦作品
権利関係で厳しいと言われた装甲騎兵ボトムズや
天元突破グレンラガンがシリーズ通して初登場。
思えばマクロスも無理とか言われていた時期がありましたね。
前作組を合わせて凄まじい参戦作品群になっているので
ハードを考えれば前後編もやむを得ません。ですが・・・(後述)。

・メディアインストールで超快適(快適さ：４)
あまり超とか使いたくはないのですが本当に快適です。
ウリである戦闘シーンも情報量が多そうなのに読み込みを全く感じません。
SFC時代の第３次より表示が早い気さえします。
ただし、ユニット表示や精神コマンド使用時に時折時間がかかったりするので
マイナス１させていただきました。ほぼ気になりませんが。

・携帯機の限界とも思える戦闘シーン(グラフィックス：４)
とにかく良く動きます。
今回から(？)ユニットのカットインがデフォルメサイズでなく
原寸サイズになるものも多く、スパロボもここまで来たかと思わされました。
まあこれだったらSDでやらなくても・・・とは思います。
真ゲッターのグラフィックは既にデフォルメとは言えないものでしたし。
前作組が基本的に前作の使い回しですが、ハード的な差異を考えれば
寧ろ凄いことなんじゃないかと。
BADな箇所もあるにはあるのでマイナス１。４を点けました。

・戦闘曲の充実(新規参戦組のみ)や戦闘曲の個別設定(サウンド：３)
細かい話ですが、やっとこガンダムW勢の戦闘曲に
「思春期を殺した少年の翼」が登場したりしてファンには嬉しい限り。
マクロスフロンティアだけやけに曲が多い気がしますが
歌がメインの作品だけに致し方なしかな、と思います。
自軍ユニットの戦闘曲を個別に設定できるのも良いと思いました。
ただ、旧作勢がほぼ一曲だけで選択の余地が無いので、
その辺を加味してマイナス２です。３点。

・シリーズ屈指の低難度とやり込み要素(熱中度：４)
小隊制度がない(後述)ので単独ユニット同士の戦闘のみと
なったためか、マップクリアが早く感じます。
ただ、特定条件を充たすことで得られるSRポイントは
取得が中々厳しいマップもあり、また獲得しても難度が上昇するだけで
恩恵も特にないの初心者とヘビーユーザーの住み分けが出来て好感触。
周回することでお金や撃墜数を引き継げるので
初心者であっても周回することで高難度に挑めます。
制作側のユーザーへの配慮が感じられますね。

・コードギアス、ゼロの戦術指揮
特定範囲に性能アップを施すシステムなのですが、
ゼロがユニットとして強くても変なので、これは良いアイデアでしたね。
経験値が入ればなお良かった。

こんな所でしょうか。

BAD/REQUEST

褒めちぎった後は悪い点を。
基本的にはお話筋に対する不満ばかりになりますが。

・あくまで続編ありき
「破界編だけで完結する」とは制作側のコメントですが
まあ完結してないですね。
ラスボスも何者だったのか明かされないまま。
一応の原作ストーリー上の完結をしたのは
劇場版エウレカとガンダム００ 1st、ダイ・ガードくらいのもので、
グレンラガンはシモンが少年期のまま。
真ゲッターは話がほぼ前日談のみ。
ガンダムＷはコロニーに裏切られてすらいない序盤です。
その他作品全てを後編で完結させるなら、酷い打ち切り漫画のようになりそう。
スタッフロール後に予告流してるのも印象が悪いかと。

・ガイオウ(笑)＞その他(全体マイナス１)
オリジナルキャラクターがラスボスなのは恒例で何も文句はないのですが
(文句はなくても不満はありますけど)
ラスボスとその取り巻きの無意味な格の高さ、高性能、キャラ像が
あまりにも・・・過ぎてゲンナリします。
味方側のオリジナル勢はとても魅力的で掛け合いも面白かったのですが
敵側は側近含めて「俺達何でも出来ます知ってます」な態度が
物語を追う気を削ぎます。
あからさまな小物のヒステリー女に文句も言えないプレイヤー勢(版権キャラも)や
アイムライアード(=俺は嘘つき)なんてふざけた名前の嘘つくだけの小物に
振り回される”次元を超えた世界最強部隊”の姿は滑稽を通り越して怒りを覚える。
ラスボスの一喝でビビって動けなくなるヴィラルにもショック。
味方側の結集もよくわからないオリジナルのオッサンの鶴の一声だし。
他サイト様のレビューの「物語に版権作品への敬意がない」という一文が
全てだと思います。

・自作キャラのゴリ押しは物語だけではない
次元獣(=オリジナル敵軍のザコユニット)というのが数種類いるのですが
武器に「能力半減」「行動不能」「EN吸収」といった
バッドステータス効果をほぼ全て網羅しており
超射程・底力(HP減少でステータスUP)・基本ダメージを抑えるバリア完備と
ザコの領分を超えた、まさにやりたい放題な性能をもっています。
行動不能の武器を持つ版権敵キャラなんてサーシェスくらいなもの。
武器のエフェクトも異常に長く、制作側の自キャラ愛を感じます。
シナリオ全般で頻出するのでプレイ意欲は当然削がれます。
オリジナルの雑魚でこれなのですから
敵軍の顔有りキャラともなればもっと凄まじい性能になります。
極なんてよくわからない敵専用スキルや、
小物のヒス女に底力や気力限界突破なんてついてるのは最早失笑。

・前作組の扱い
正直後編ないし第３次があるならそちらで合流とかすれば
良かったのではないかと思う内容。
小隊制度がないせいでターンエーやザブングルには
キャラ消化のために小隊で攻撃する武器が追加されていたり
物語には無くても何も問題がなかったりで色々不遇です。
改造度も１?２段階程度で参戦時期的に微妙な性能。
また、既に本編の終わっているキャラしかいないのですが
最強クラスの武器は使えないという謎。
結局一周目はグラヴィオンもアクエリオンもゴッドシグマも
ベンチ要員でした。
一応の救済措置に未出撃ユニットでお金や経験値を稼ぐ
サブオーダーなるものがありますが、救済になってない感が。

システム周りは完成されていると言ってもいいのに
なぜお話がこんなにお粗末なのかと残念な気持ちでいっぱいです。

COMMENT

PSP-2000使用

若干厳し目の点数でしょうか。
快適なシステム、豪華な参戦作品といった素晴らしい要素を
製作者がゴリ押ししたい魅力のない自作キャラやダメダメな話筋が蹂躙していた印象。
後編はさすがにユニット性能・キャラの格付けともに自重していただきたい所です。
自作キャラの押し売りをしたければOGでやっててください、と言わざるをえない。
ただ戦闘アニメは本当に素晴らしい出来なので、
制作チームの方々には力の入れどころを誤らずに頑張っていただきたいですね。

最後に無関係ですが
今回の版権突破力を利用して次回は是非パトレイバーを・・・。

プレイ時間：60時間以上100時間未満(クリア済)
下手の横好きさん [2011/05/04 掲載]

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　425人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	4pt	3pt	4pt	2pt	4pt	1pt

総合点
62pt

GOOD!

・参戦作品
期待を裏切らず、ガンダム００、コードギアス、マクロスFなど、これでもかというくらい最近の人気作が参戦しているのは、アニメをリアルタイムで見た自分としては、今までのスパロボ以上に発売が楽しみでした。
共闘したら矛盾しそうな設定の作品を、どうやって一緒にするのか楽しみにしていましたが、やはり強引な手法になってしまったのは仕方がないでしょう。

・快適さ
メディアインストールすれば、ロード時間が前作Zとさほど変わらないレベルになるのは良かったです。
精神コマンドで一瞬固まるけど、慣れれば気にならないです。
逆に、インストールしないとロードが酷くてやってられません。

・グラフィック
PSPを甘く見ていました。
PS2などと遜色ない出来でした。
カットインやトドメ演出なども惜しみなく、原作を思い起こさせる動きなどもあり、楽しめました。

・サウンド
あまり綺麗とは言えませんが、スパロボはこれでいいと思います。
何度も聴いた原曲と近くても飽きてしまいますし、あの曲はどうアレンジされているだろう？という楽しみがありました。
前作のキャラの曲が一部削られて、作品で一纏めにしてしまったものがあったのは残念でした。
新規参戦作品の選曲は良かったです。

・難易度
SRポイント取得を目指さなければ、比較的難易度は低いと思います。
改造をケチったり、使うユニット次第では、多少上下するかもしれませんが、ボスクラスも精神コマンドが尽きる前に倒せるので楽でした。
個人的には、戦闘では、お気に入りのロボットを強化して活躍させるのを主な楽しみ方にしているので、無駄に難易度を高くされるのも困ります。
なので、SRポイントのように、高難易度派との住み分けができているのは良いところです。

・小隊システムの削除
システム的には退化したのかもしれませんが、それ以上に、編成の面倒や、戦闘アニメなどのテンポの悪さが改善されて良いと思います。

・ボリューム
前後編の前編ということで不安もありましたが、期待を裏切らない量で安心しました。
FやOG外伝並だったらどうしようかと思いました。

・主人公
キャラや展開は気に入りました。

・ゼロ
戦闘でどう活躍するのか楽しみにしていましたが、戦術指揮はとてもいいシステムだと思います。
ゼロの個性も生きてますし、程良く戦力アップになって楽しめました。
ただ、機体が弱かったり、武装が少なかったりで、せっかくのルルーシュの戦闘シーンがあまり見れないのは残念でした。
次回作では戦闘シーンも見られるスペックの機体を希望します。

・エースボーナス、カスタムボーナス
同じような性能の機体が多い一方、これで個性が出てくるので良かったと思います。
ボーナス取得の楽しみもあります。

BAD/REQUEST

・分岐
周回プレイ前提なのか、分岐が結構多いです。
唐突に部隊を分ける展開になり、部隊編成を聞かされた後に選ばされます。
最近の作品が分岐になっていることが多いので、再び強引な展開で部隊が合流すると、いつの間にか武装やロボットが増えていたりして、初登場シーンを見れずにがっかりします。
原作を知らなければ、どのようにそのキャラが戦い始めたのか、どのように武装が追加されたのかを知らないまま終わってしまう可能性があります。
そのくらい重要なシーンが分岐になっています。
見逃したシーンを見るには、分岐前に戻ってやり直すか、周回プレイするかしかないです。
私は、どうしても見たかったシーンがあったので、クリア後に分岐直前のデータからやり直して補完しました。

・オリジナル要素関連
主人公機のデザインも良く、展開も良さげだったのですが、次回作への持ち越しが多くてがっかりしました。
曲もいまいちだったかな。

・サブオーダー、出撃ユニットの一択化
サブオーダーで、出撃しなかったキャラクターを育てられますが、やはり最終的には同じメンバーを使うようになってしまうので、資金調達以外はほとんど意味がありませんでした。

・ユニットのバランス
これまでの作品よりも偏り気味な気がします。
避けて反撃する、いわゆるリアルロボット系の機体を好んで使っていたのですが、ザコの攻撃はほぼ回避なので、皆さんが仰るような次元獣の状態異常攻撃は全く気になりませんでした。
スーパーロボット系は装甲を改造してもそれなりのダメージを食らってしまい、前線に出したら、敵の物量にやられて回復に手間がかかるので使いづらかったです。
武器の威力的にも、改造してしまえばリアル系もスーパー系も大差ない威力なので、スーパー系はなんのためにいるのかわかりませんでした。
それどころか、エースボーナスやカスタムボーナス、合体攻撃などで、リアルがスーパーを超えることも多々見受けられました。
とにかく、スーパー系が使いにくくて、燃費が悪かったり、前線に出しにくかったりで、エースボーナスもほとんど取れませんでした。
グレンラガンやマクロスF系も、好きな作品でしたが、強くなかったので使いませんでした。
難易度が低めなのは、どのユニットを使ってもクリアできる前提で作られたためかもしれません。

COMMENT

PSP?１０００使用
購入動機は、参戦作品に最近放送されたアニメが多かったことです。

・古い作品について
古い作品のシナリオを分岐にして欲しいです。
懐かしい作品の登場を期待している人、最近の作品の登場を望んでいる人、両方いるとは思いますが、個人的には後者です。
最近の作品の重要なシーンが分岐でしか見れないのに対し、古い作品のシナリオがメインルートでいくつかあったりして、モチベーションが下がりました。
ただ、個人的にはボトムズの原作に興味を持てたので、一概に古い作品が悪いとは言えないでしょう。

・感想

クセの強い設定の作品を強引に纏めた感があるため、各作品のクロスオーバーを楽しむというよりは、個々の作品のシーン再現を楽しむことになるかと思います。

前作Zのキャラの最強武装がなくなってたり、疑問に思う点もありました。

分岐のせいで好きなシーンを見逃したりしましたが、全体的に快適なおかげで、最後までストレスを味わうことなくプレイできました。

次回作へのおあずけも多く、２０周年記念作品としては中途半端かも。
これをPS3や箱で出すとしたら、前後編纏めて発売しなければ、消費者は納得しなかったでしょう。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ペイルマスターさん [2011/05/09 掲載]

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　410人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
2pt	3pt	2pt	3pt	1pt	4pt	3pt

総合点
48pt

GOOD!

ストーリー
割と好き。原作再現はウザイ部分あるが、そこまで主張してない
ただ、ＳＢと黒の騎士団という相反するグループがあっさり共同するのはどうかと
終盤で仲間になるのはもっと嫌だが、新作作品の登場がどれもあっけない
一部不遇の作品もあるが仕方ないところも多い
Ｗは原作ストーリーが纏まってないし、ボトムズは世界が違いすぎるし

前作とのコラボ
これが一番楽しみにしてたところ。このために２０話くらいまでｗｋｔｋしてた（笑）
最初は敵として出るのか、それともゼウスとして出るのか楽しみだった
しかし、出てきて改造が１でそこまで強くないのはどうかと。前作世界を救った勇士なのに

データインストール
ＳＦＣのようにさくさくプレイ出来る。ロードが短くなるのは助かる

BAD/REQUEST

ＳＲポイント
中盤以降は設定が酷い。これのせいで何度もやり直す羽目に
もちろん、スパロボマニアとしてはコンプを目指してるため、
そういう意味では難易度は高め。良い意味では攻略のやりがいがある
ステージによってはユニットの位置、強化パーツを限定しないと
ポイントが取れないことも割と多い
?ターンで撃破はいいが、初見では増援のタイミングが知らないため、
結局ステージクリア前になって、最初からやり直すことが多かった
そのたびにこちらのテンションも下がる。ちなみにツメスパは大嫌いだった
次作からはポイント取得は味方機の全生存くらいでいいと思う

オリジナル
ストーリー的に主人公は空気。オリジナル設定のときだけ顔が出る感じ
Ｄのギュネイみたく、ロックオンともっと仲良くすればよかったと思う
逆に敵は主張しすぎ。次元獣に一本化されてよくよく現れる
しかも、ＨＰは多く、バリア持ちで面倒なだけ

参戦機体
前作Ｚのｍｋ２での自己レビューを見ていたが、
結局同じことを書く羽目になった（笑）
作品丸ごと出たのはいいが、無駄に多過ぎて纏め切れてない
中盤のルート選択でそのまま1本道にして前作機体もルート別に参戦、でよかった
または前作と同じく、前作機体ｖｓ今作機体の構図でもよかったんだが

サウンド
新作は割りと多いが、前作は1作品1曲のみ
戦闘ＢＧＭ選べるならもっと豊富にしてもいいと思うんだが
他の人もあるが歌曲は全部劣化にしか聞こえない

COMMENT

ＰＳＰ?３０００にてプレイ。スパロボはＮＥＯ以外全てクリア済み

総評としてはＳＲポイントのせいでかなり苦しんだ作品
インパクト、Ｄ、ＯＧ２とは違う意味で難しかった
ＥＸや新スパのようにルートでもっと分けていいと思うんだが
また、いろいろ詰め込みすぎて受け皿ができていなかった
いい加減、戦闘以外のシミュレーション要素がないと飽きられる

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
ジュジュ＠さん [2011/04/29 掲載]

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