グングニル～魔槍の軍神と英雄戦争～レビュー(評価)

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グングニル～魔槍の軍神と英雄戦争～レビュー

発売元	インデックス（オフィシャルサイト）
発売日	2011/05/19
価格	6,279円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：シミュレーションRPG ■ プレイ人数：1人

スコアボード

中央値: 54
難易度: 2.71
レビュー数: 14

スコアチャート

7.1%

0-9

10-19

20-29

7.1%

30-39

14.3%

40-49

35.7%

50-59

28.6%

60-69

7.1%

70-79

80-89

90-100

【60点以上】
35.7%
【標準偏差】
16.77

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

　431人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	4pt	3pt	4pt	3pt	4pt	3pt

総合点
72pt

GOOD!

・キャラ性能があれこれあり、装備品の特性も充実しているためいろいろと戦術を楽しめる
また連携で力を発揮するユニット、単騎がけで力を発揮するユニットなどやれることの幅が広い

・各キャラの個性がそれぞれ上手く描かれており、文章の見せ方もよくできていて
アリッサ、ジュリオ両名の思いのすれ違い、民族という立脚点の違いがよく描けてると思う

・マップがそれぞれ難易度が割合高く、油断してるとすぐに死ぬため戦術を考えるのが面白い

BAD/REQUEST

・グングニルがシナリオでは強武器であるものの、実際の戦闘では使い勝手が悪くあまり使わない

・シナリオが未消化気味、悪役Ａが出てきて総取り

・装備品の強化を道中にあるクリスタルを削ってジャムで行うが、クリスタルを削る作業が面倒くさい
たいていの場合、敵を1体残して抵抗力をそいでから行うため臨場感を損なっている

・ウイッチというクラスが射程∞、高低差無視のレーザーを持っているため
下手すると無双できてしまう

・シナリオの重要な分岐でイベントリオンという反則アイテムを敵が持っていてクリア不能、敗北させられるのはどうかと思った

COMMENT

物語の主眼であった民族融和が果たせてないのではないかという思いに駆られます
戦闘が面白いと思うのでそこは評価していいと思います

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
もぐねこさん [2011/05/26 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　421人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	3pt	2pt	1pt	1pt	2pt

総合点
38pt

GOOD!

◆オリジナリティ
軍神システムや、各キャラクター毎に設定されたナンバーに該当した攻撃種を持つ武器を利用することによるキャラ強化、ステージ毎に決めるエース（リーダーのこと）によって恩恵を受けるクラスが出てくるなど、独創的で非常に面白いシステムだと思います。

◆シナリオ
大筋としては主人公属する被支配民族による解放闘争が主眼となっている為、シナリオは暗くシリアスな内容となっており、支配民族側の主人公達への露骨な差別や蔑視等、よく表現されていて良かったです。ちなみに演出はタクティクスオウガによく似通ってたりします。
個人的にはタクティクスオウガやヴァンダルハーツ2等の重めな話が好みだった為、この手のシナリオは大歓迎でした。

BAD/REQUEST

◆活かせきれていないオリジナリティ要素
既に他のレビュアーの方も指摘されておりますが、射程無限のランダム対象攻撃の軍神システムは、敵だけでなく味方にまで効果を及ぼす致命的なデメリットがある為に非常に使い辛く、最終的に空気となります。
キャラ毎に設定されているナンバーとそれに該当する武器装備についても、キャラのステータスを見てナンバー確認→ショップに行き武器購入→装備までのプロセスが非常に面倒な為、序盤はともかく中盤以降は苦痛になってきます。

◆中途半端なシナリオ
序盤は民族闘争が主体のシナリオで中盤以降から様々な組織や思惑が絡んでくるのですが、それらが上手くまとめきれないまま終わってしまいます。
タイトルにもなっているグングニルと主人公を観察する為についてきたエリーゼは終盤には空気化します。
主人公が選んできた選択肢によってエンディングは2通りに変化しますが、そのどちらもユーザーの納得のいくエンディング内容では無いと思います。伏線の回収も無ければ主人公達の境遇・未来への希望も大して感じられません。何の為の戦いだったのか。
まるで続編ありきのような終わり方をしています。別ゲームですが、空の軌跡FC→SCの流れを一瞬思い出しました。

◆バトル面
ステージ内の建造物や障害物が大きい上に高低差がある為、キャラが見辛く、攻撃の為のライン取りが極めてやり辛いです。
敵撃破時のドロップアイテムやクリスタルはアイテムが落ちたマスに移動しなければ回収できない仕様の為、回収作業が非常に面倒です。何故、敵撃破時に自動取得にしなかったのか。
盾のガード率がかなり高く、正面・側面からの攻撃が殆ど通用しません。中盤?終盤では一人が通れるだけの一本道の奥に盾持ちの敵が壁を背にして構えていうる、というシチュエーションが多くなり、必然的にガード不能攻撃可能な魔法使いキャラを起用せざるを得なくなります。戦術の幅という意味ではバランス取りは微妙と言わざるを得ないです。
クリスタルを使った武器強化等、やり込み要素はありますがフリーバトルがない為に実質意味を成していません。

◆見辛いインターフェイス
キャラクターや武器のステータスのインターフェイスはゴチャゴチャと情報を詰め込みすぎた感があり、非常に見づらかったです。

◆メッセージ一括表示不可
STiNGのゲームはみなそうですが、メッセージの表示速度の変更が一切できません。その為、台詞がだらだら表示されきるのを待つかたちになる為、地味にストレスが溜まります。一応、メッセージ表示中に○ボタンを押すことで一括表示ができますが、そういう配慮が出来るのなら最初からオプション設定内に組み込んでおいて欲しいです。

COMMENT

STiNG製作の重めシナリオのSRPGということで購入しました。
基本的なシミュレーションバトルの内容やシナリオ自体は面白いのですが、上記BADに記載したドロップアイテムの回収作業や劣悪なインターフェイス等、それら長所を台無しにしてしまうほどのユーザービリティの欠如が目立つ、何とも惜しい作品です。
エンディングの中途半端感からいっても本作は続編ありきなゲームなんでしょうね。
続編があるのなら、BAD面を大幅に修正したうえで出して欲しいものです。
特にメッセージ一括表示。

プレイ時間：15時間以上30時間未満(クリア済)
ｹﾏﾎﾟﾝさん [2011/07/23 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　397人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	2pt	3pt	2pt	3pt	3pt	2pt

総合点
56pt

GOOD!

・戦闘中でもキャラクターの入れ替えが利くというのはSRPGでは珍しく、秀逸。
厄介なバステをくらったから交代、なんてのも可能。
出撃数が少ないのという短所をカバーしている。

・スペシャルナンバー、カウンターナンバーなど、装備の時点で考えることが多い。
セットアップだけでもかなり楽しむことができる。

・ビート、ブーストのシステムが面白い。これらがなるべく発動するように味方を配置するなど、戦略性が高まる。

・スクランブルは緊急回避などに便利で、ただ順々に行動していくSRPGとは違った楽しみ方ができる。

・マップ毎にエースを選べる、というのが面白い。また、主人公を出撃させなくてもいい、というのもSRPGでは斬新でうれしかった。

・敵を倒さなくても攻撃や回復をしただけで経験値をもらえるので、レベルの低いユニットも簡単に育てることができる。

BAD/REQUEST

・タイトルにもなっているグングニルの軍神システムが異常に使いづらい。
詠唱時間は長いし、タクティクスゲージが多く必要だし、さらに最悪なことに味方を巻き込む。
はっきり言って一度も使わなくても余裕でクリアできる。

・ストーリーが重苦しい。最初からずっと陰鬱な空気で進行し、それが最後まで消えることはない。エンディングはもはや諦念に近いものすら感じられた。

・宝箱やクリスタルは攻撃をした後、落ちているところに待機させなければならず、入手が非常に面倒。特に宝箱はもっと脆くていいと思うし、破壊した時点で入手でよかったのでは。

・崖から転落したら即死、というのはまだ許せるが、マップの外に追いやられても即死というのはあんまりだと思う。少し油断して隅っこにいたらノックバックくらって戦死、というのがザラにある。

・狭いけど高低差の激しいマップが多くて、移動しにくい。のでウィッチが異常なほど便利。
また、ストーリー上仕方ないかもしれないけれど、マップの使い回しが結構あったのも気になった。

・ただ硬いだけの敵が多い。盾を装備している敵は側面から攻撃しても結構ガードされるので、イライラする。ただでさえ狭いマップなので背後を取るのは難しいし。

・個人的にキャラ絵が好きではない。それぞれの性格も合わせて、好感を持てるキャラがほとんどいない。

・時間の概念があり、朝になったり夜になったりするのに、ほとんど意味がない。トラップを仕掛けたいときくらいだけど、人によっては全く仕掛けない人もいるだろうし。
時間帯によってできることが変化したらもっと面白かったと思う。

・ユニット数の上限が少ない。もちろん戦術上そんなに人数は要らないのだけれど、個人的には全ユニットクラスを一人ずつは雇いたかったのにできなかったので残念。

COMMENT

個人的にはSRPGにストーリー性はあまり求めないのですが、今作のストーリーは酷すぎます。クリアしたのに全く達成感がありませんでした。謎のまま終わった部分も多々あります。
分岐はあるようですが、2週目をする気にはなりません。

ビート・ブーストやスクランブルなど、戦略性の必要なシステムは非常に面白かったです。
また、主人公を出撃させなくてもいい、途中交代ができる、などSRPGでは珍しいシステムも面白いと感じました。

全体として惜しい作品になってるように感じます。
もし次作があるのであれば、いろいろな部分が改善された作品になることを期待してます。