DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008/12/18 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / ゲーム・ミュージック |
タギングトップ3 (?) | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:ドラマチック プログレッシブ アクション |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
436人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
78pt
GOOD!
・オリジナリティー
今までのFFのキャラが作品の枠を超えて戦う、というのはすばらしい発想で、
幻想をうまく表現できています。
このキャラとこのキャラが・・・という思いを沸かせてくれました。
ストーリーもすべてのキャラをクリアすることで内容が理解できるといった手の込んだものに仕上がっています。
敵のイミテーションがディシディア出演キャラに類似した姿で出てきて、
声に効果がかけてあるという発想が斬新。
バトルでは、ブレイブとHPに分けてある攻撃方法はよかったと思います。
レベルに大きな違いがあっても勝利することは可能ですし、
攻撃を食らってしまっても「ブレイブならまだ大丈夫」と安心できました。
その分相手がHP攻撃をかましてきたときの緊張感もありました。
「クリア後が本命」というのもいいです。
・グラフィックス
綺麗でした。特にバトルは綺麗なおかげで疲れにくかったです。
オープニング、エンディングのムービーもよかったです。
(まぁ、顔がポリゴンと違うキャラが多数いましたが・・・。)
キャラのデザインにはかなり驚きました。
全キャラが美しく描き直され、天野氏の原画に実に忠実です。
オニオンナイトのEXモードの賢者に関しては、完全に(?)ドット絵から拾い出してきたという手間とこだわりよう。
思い入れのあるエクスデスはほぼ完全に天野氏の原画を踏襲してくれました。
ファンを裏切らないよう行った努力の跡が見られました。
・サウンド
最高です。
うまくリメイクしています。
知らない、または忘れた作品の音楽を聴こうと今までのシリーズをプレイしてみたとき、「あ、これはっ!」という発見の感動が得られます。
FFIIとV、VIIの曲が好きで、ミュージアムで何度も聞いてしまいました。
元の音楽そのままのものもあり、面白いです。
「BGMなし」を実行するのも変わった雰囲気が味わえてよかったです。
・熱中度
技を覚えていくためにレベル1から育てていく楽しみから、
ついつい時間を忘れてバトルに熱中してしまいました。
レベルを上げ技を覚えていくためにひたすらバトルしていく、これこそFFの醍醐味です。
ストーリーモードでDPを節約しアイテムを手に入れていく楽しみもありました。
コロシアムはなかなかはまりました。
・満足感
買って損はしていないと思います。
やってもやってもやることがあるのは満足できました。
ウォーリアオブライトのストーリーは原作同様はじめにガーランドと戦うといった小ネタ的要素が多く、モグネットの手紙も飽きが来なかったです。
ミュージアムで声や音楽が聴けるのはいい。
エンカウントボイスの豊富さには感動。
「こんな色男、初めて!」は最高でした。
また、リプレイデータを保存して編集でき、動画共有サイトで他人のプレイ動画を見る楽しみもありました。
そういった点でのやりこみ要素も満載といえます。
・快適さ
メディアインストールのおかげでロード時間がほぼなく、次へ次へと心地よく進んでいけます。
ヘルプが充実していて、ラスボス攻略まで教えてくれました。
裏を返せば、攻略の楽しみが減ってしまったのも事実ではありますが。
歴代FFキャラが説明してくれるのもよかったです。
対人戦はよかったです。すれ違い通信など手が込んでいて、緊張感のある戦いも味わえました。
存在しないCPUのフレンドカードを追加できるのにも感心しました。
BAD/REQUEST
・グラフィックス
先ほど綺麗と書きましたが、スクエニにしては少し不満足でした。
CCFFVIIでは声の入ってないシーンでも日本語に合わせて口が動くという
すさまじい手の込みっぷりでしたが、今回は固定で口の形が変わるだけでした。
物語終盤は会話のみが多く、動画少なめでした。ガッカリです。
セフィロスとゴルベーザのやりとりですらやっているのに・・・。
シャントットとガブラスは完全になし。
まぁ、20数名だしこれだけは仕方ないかな・・・?
ティーダのアナザーフォームがわかりにくい。
ほかにも色が変わっているだけのキャラは、原作を基準にしているとはいえすこし残念でした。
せめてイミテーションのキャラとフリーバトルで戦えたらよかったです。
・サウンド
ディシディア専用の音楽は少し微妙でした。カオス戦は二戦目以降強制的に固定曲になってしまい、好きな音楽で戦えませんでした。
それでもいい音楽に変わりはありませんが。
音楽というよりはシステム的に少し不満がありました。
作品の数が12というだけあって曲の数は多めでしたが、一作品という目で見ると4つ程度と少なめです。もう少しほしいと欲が出ました。
その分、良い音楽が多かったということですが。
・満足度
難易度設定の「とても強い」以上の卑怯さは異常でした。
まず、装備が段違い。ドロップアイテムをとって装備できれば緩和されますが、まだ装備が整ってないときに戦うと、同じキャラで戦っても相手はクリティカル発動しまくりでダメージが半端じゃないのに、こっちは同じレベルでも一桁ちょっとしか食らわないことがよくある。
100ダメージ越えを十数回も当ててくる敵にはげんなりしました。
ブレイクされまくりです。
でもこっちは攻撃力が低くてブレイクできない。卑怯です。
次に、反応速度。ガードに関してはプレーヤー側には発生するログなしでバンバン防いできます。回避速度も半端じゃなく、EXモード中に攻撃を当てることすら難しい。
結局攻撃を当てるためにはガードでカウンターを狙うしかないという始末。
どちらかが攻撃しないと攻撃があたらないなんて斬新過ぎます。
また、HPが減ってくるとHP攻撃を連発してきます。ティナや暗闇の雲だと萎えます。
追撃は謎過ぎ。攻撃の心地よい流れが止まってしまう上に、相手はCPUを利用した反応速度で決着がつかないまま終了します。結果、途中で追撃がいやになり追撃を中断してしまいます。
対人戦だとほぼ決着つく見込み無しです。
「強い」から仕方ないといっても、少し理不尽だと思いました。
召還獣も、レベルが低いうちはいいのですが相手が強くなってくるとうざいです。
自分だけかもしれないですがCPUオーディンの成功率、明らかに自分より高いです。
おまけに相手召還獣の有無が設定できない上、こちらがチャージ中になっても相手は普通に連続使用してきます。オメガ連続は酷すぎる。
シヴァやカーバンクルの使い方には、学ぶものはありますが、反応早すぎです。
召還獣といえば、カオスです。
カオスは強いといえば強いのですが、強いというよりは卑怯な気がします。混沌だからしかたないのか?技にも卑怯なものがありますが、まだ回避可能です。
しかし召還獣の連発は酷い。というか醜い。
こちらが勝てる状況にあるとオメガ効果の神龍使いまくりで、全然ダメージ与えられません。
大ダメージで一気に倒すしかないです。
若本さんに怒りを感じてしまうほどでした。
このように、難易度は人によってはやる気をなくすかもしれません。
決して「クリアできない」ほどではありませんが。
キャラによって強さの偏りがある。
エクスデスと皇帝が、技のせいもあって弱く、道場が作られてしまっています。
エクスデスはブレスディフェンダーでガード技を多用してくるはずなのに、まったく生かしてません。笑うしかないです。
それでもエクスデスは人が使うと神になる場合がありますが、皇帝は対人戦だと罠にはかかってくれないわメテオはじき返されるわで軽く泣けます。
クラウドやティーダあたりは強い。みんなこれぐらいにしてほしかった。
レベルが上がるのが早い気がする。
それはともかく、60ぐらいでキャラ特有の技を覚えなくなるのは辛い。
100で最強の技を覚えるんじゃないか?という期待をバッサリ裏切られました。
コロシアムでしか手に入らない素材が大半なのは残念でした。
頑張って武器作っても直後に「究極の幻想へ」で敵が落としたことがあり、落胆しました。
魔導船コースは敵が強く素材のコストが高いわりに手に入るコインが少なく、黒魔導士が来ないときついです。
素材集めにも倦怠感を感じました。
・快適さ
悪いのはストーリーで戦闘後に謎の間が空くことですかね。
慣れればそうでもありませんが、最初はかなりじれったかったです。
チョコボはまだ許容範囲です。
COMMENT
PSP-1000,3000両方でプレイしましたが、両者とも綺麗でした。
悪い点のほうを多く書いてしまいましたが、いい作品だと思います。
(↑自分が下手なせいでそうなってしまったのかもしれません・・・。)
いろいろな作品を見直す機会ができ、知らない作品にも興味を持つようになりました。
原作を新たにプレイしてみて小ネタの意味がわかったこともありましたし、
そういう意味でも20周年記念にふさわしい作品ではないでしょうか。
キャラについてXIIIはライトニングぐらいは期待していましたが、
アイコンだけでも満足です。
20数名いたにもかかわらず、自分としては若干少なめに感じました。不思議です。
次回作ではバトルのバランスがとれるように期待します。
・・・が、「一度だけ語られる異説」
と銘打っているので出るかどうかは怪しいですね・・・。
まぁ、「異説の続き」という形で出ないこともないんではないでしょうか。
モンハンとは違うお祭り的なストーリーものでの続編は難しいかもしれませんが、
是非期待します。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt |
86pt
GOOD!
【グラフィックス】
同機種のゲームと比べても、エフェクトや背景がとても綺麗です。
よくこれだけ出して、あまり処理落ちしないなと思います。
【満足感】
個性豊かなキャラクター22人を、それぞれ使いこなせるようにするまで
かなりの時間、遊ぶことができます。
また、そのためのストーリーモード、デュエルコロシアム、ゴースト対戦、オンライン対戦、
素材集めによるアイテム収集など、長時間のプレイでも飽きさせない工夫がされています。
【コンピュータが強い】
こういった1vs1の対戦ゲームではコンピュータの強さにも限度がありますが
根本的な所がシンプルなためか、一部の例外を除けばコンピュータ戦でも
手ごわい戦いが楽しめます。
更にコンピュータの思考タイプも複数種用意されており、バリエーションを楽しめます。
【動画書き出し】
ソフト単体でリプレイ映像を動画ファイルとして書き出せます。
自分でベストなカメラアングルを設定して書き出すなど、楽しみの幅は広いです。
BAD/REQUEST
【キャラクターの性能差】
1人で黙々とプレイするなら、それほど気になりませんが
対人戦となると、キャラクターの性能差が若干、気になります。
このゲームでは、特に空中戦になる機会が多く、マップの種類によっては
空中戦の得意なキャラと不得意なキャラで大きく戦力差が出るケースが見られます。
また近接の得意なキャラと狭いマップが組み合わさると、何がなんだか分からないまま
負けてしまった、というケースも見られます。
ただし、これはプレイヤースキルによって回避が可能な面もあります。
【カスタマイズ性】
アビリティを装備する事でキャラクターのカスタマイズが可能ですが、
攻撃アビリティに関しては数が少なく、最終的に装備する攻撃アビリティは
他の人とほぼ同じになりえます。
攻撃アビリティの多さを謳うFF5の「バッツ」でさえ、
バリエーションこそ豊かなものの、数自体は、ほぼ全て装備できる程度です。
COMMENT
【総評】
総じて丁寧な作りに感じられます。製作者の熱意を感じる一品です。
FFが好きでアクションが苦手で無ければ、是非オススメしたいです。
【プレイ環境】
PSP-2000
別売りのグリップを使っています。
【購入動機】
クラウドとセフィロスを操作できるから、という理由でしたが
予想以上の出来でした。
検索
発売スケジュール
- 2014/06/26
-
BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
-
Enkeltbillet
- 2014/09/25
-
金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
サイト情報
- お知らせ
-
Switch mk2(Switchのゲームレビューサイト開設しました。皆さまの投稿お待ちしております!)
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
- 2020/06/10更新 (2020/06/09投稿分まで掲載)
-
タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
- 2019/11/12更新 (2019/11/11投稿分まで掲載)
-
大戦略VII エクシード
サモンナイト3
- 2019/10/15更新 (2019/10/14投稿分まで掲載)
-
信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
- 2019/08/31更新 (2019/08/30投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦α
- 2019/08/24更新 (2019/08/23投稿分まで掲載)
-
英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
- 2019/06/13更新 (2019/06/12投稿分まで掲載)
-
うたわれるもの PORTABLE
- 2019/05/14更新 (2019/05/13投稿分まで掲載)
-
FIFA13 ワールドクラスサッカー
- 2019/04/22更新 (2019/04/21投稿分まで掲載)
-
ガンダムバトルユニバース
KING'S FIELD
- 2019/03/14更新 (2019/03/13投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.5
- 2019/02/27更新 (2019/02/26投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.4
- 2019/02/22更新 (2019/02/21投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.3
- 2019/02/07更新 (2019/02/06投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
- 2019/01/28更新 (2019/01/27投稿分まで掲載)
-
グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
- 2019/01/18更新 (2019/01/17投稿分まで掲載)
-
ナムコミュージアムVOL.1
- 2018/12/31更新 (2018/12/30投稿分まで掲載)
-
幻想水滸伝 紡がれし百年の時
- 2018/12/27更新 (2018/12/26投稿分まで掲載)
-
探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
- 2018/12/03更新 (2018/12/02投稿分まで掲載)
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
- 2018/10/10更新 (2018/10/09投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇 ポータブル
- 2018/10/04更新 (2018/10/03投稿分まで掲載)
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
- 2018/09/12更新 (2018/09/11投稿分まで掲載)
-
熱血親子
- 2018/08/01更新 (2018/07/31投稿分まで掲載)
-
三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
-
輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
-
アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
-
流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
-
戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
-
真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
-
サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
-
みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
-
みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
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ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
・HPとブレイブにステータスを分けたのは新鮮味がある。ダメージ量が一定でなくなり、防御側も防御か回避を選択する、攻め2択、守り2択は面白い。
・アビリティや装備を組み合わせて行うカスタマイズでキャラに味付けができ、それらを3セット分保存できる。
・細部まで作りこまれた映像が綺麗。キャラクターも容姿が整っている。音質も良い。ヘッドフォンがあると更に楽しめるだろう。
BAD/REQUEST
・操作性が最悪。特に同時押しを求められる操作は意図しない行動に繋がる事がある。パッドで移動する場合はターゲット変更を十字キーに割り当てられれば、Lボタンをその他のアクションに使えたはず。
・視点が悪い。追撃を受けている時に敵対キャラが物陰に隠れてしまう事がある。
・追撃は瞬時の判断が求められ、回避し易く当て難い。その為にお互いがノーダメージで追撃が終わり、戦闘のテンポを著しく損なう。平常時の戦闘も相手の動きを見てから防御、回避が可能なので、ジャッジを導入しない限りは攻めれば攻めるほど不利になる。
・当たり判定が大雑把で、攻撃方法も限定されているので大味。プレイヤーごとのプレイスタイルなどないに等しく、有用な技もほぼ決まっている。
・ブレイブという発想は良いが、即死に繋がる。曖昧なプレイングを助長してしまう。
・バトルのリトライ時にカスタマイズ画面に移行できないので、CPUは同じ状態でこちらだけ状態を変えて再度挑むという事ができない。従って、相手の装備が良かっただけなのか、対抗するにはどうカスタマイズすれば良いのか、といった調整を重ねるのが難しい。
・セーブが随所に挟まれるのでゲームの進行が緩慢になる。
・戦闘前に相手のステータスを確認する画面は本来相手を選択時に見るもので、選択後に見ても仕方がないし余計なロードを挿入されて邪魔になる。
・アナザーフォームと銘打ってはいるが色を少し変えただけのキャラもおり、実際は代わり映えしない事もしばしばある。
・元がRPGであるとはいえ、屋内戦用のマップが水平方向に狭すぎる。マップに配されたギミックも1対1の戦闘を妨害され、とりたてて面白味のあるものではない。そして垂直方向に広すぎる場合も多々ある。
・足場の少ないマップでなくとも空中戦になる事が多いが、空中戦は地味な上に行動が大きく制限され、特に垂直方向への急速な移動手段が存在しないのが致命的。
・レベルが同じでも装備によって強さが大きく変化し、対戦時にハンデを用いてもゲームを進行させていた方が圧倒的に有利になる。ハンデはいっその事、ステータスを同じ数値にしてしまった方がまだプレイできた。RPG的成長要素をACT的力量に当てはめた失敗だろうと思う。
・攻撃回数の多い攻撃であっても、さほど爽快感はない。後半になれば効果も薄い。
・あるモードやストーリーなどで断片的な情報を徐々に開示していく手法は見苦しい。
COMMENT
PSP-1000使用。FFは詳しくないがアクションに興味があり購入。対戦は友人と約40回程度。その際にラグは感じなかった。
私は、いかに効果的に攻撃を当てるか、いかに緻密な戦術が取れるか、といった深いアクション性を期待していたが、残念ながらそういったものではなかった。全体的にスタイリッシュなキャラを操作して賑やかな戦闘ができるので、音楽やキャラクターに思い入れのある原作ファンに向けてのゲームだと感じた。対戦はあまり推奨できない。聞いたところによると、ネタに類する台詞などもあるらしい。