ファンタシースターポータブル2 インフィニティレビュー(評価)

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ファンタシースターポータブル2 インフィニティレビュー

発売元	セガ（オフィシャルサイト）
発売日	2011/02/24
価格	5,040円（税込）
レーティング	【Ｂ】12才以上対象(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3 (?)
タイトル概要	■ ジャンル：RPG ■ プレイ人数：1人（通信時：1?4人） ■ ダウンロード版：4,500円 ■ プレミアムBOX：8,379円

スコアボード

中央値: 48
難易度: 3.18
レビュー数: 39

スコアチャート

0-9

10-19

15.4%

20-29

25.6%

30-39

15.4%

40-49

10.3%

50-59

17.9%

60-69

5.1%

70-79

5.1%

80-89

5.1%

90-100

【60点以上】
33.3%
【標準偏差】
19.21

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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　451人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
1pt	3pt	3pt	1pt	1pt	1pt	3pt

総合点
27pt

GOOD!

・アイテムロック機能により間違って物を捨てる事が無くなった
・相変わらず充実しているキャラクリエイト
・前作データがそのまま引き継ぎ可能
・高ランクの敵が仰け反りやすくなった

前作体験済みの身としてはこの辺は単純に良い所だと言えます。
特にアイテムロック機能は個人的に大助かりしたシステムなので実装には感謝しています。

BAD/REQUEST

・追加モンスター
フィンジェ、リリー系を筆頭にまあ何とも嫌がらせを重視した敵が多いです。
延々遠距離から異常なホーミング性を見せる攻撃を繰り出してきたり、やたら動き回る上に回避も高い、体力も高いとやっていてダレる敵を何故こんなバランスで出してきたのか。
雑魚敵だけならずボスもチェイン切る事を前提に作ってあるのかと疑う位動き回る上に体力が異常に高いので二度目をやろうとはとても思えませんでした。

・転生システム実装による弊害
今回実装された∞ランクは敵の攻撃も防御もかなり高いので転生は必然的に行わないときつい事になっています。
そこで転生システムの出番な訳なのですがどうにも経験値効率を考えるとオフ専になってしまいとてもオンに繋げる気にはなりません。
加えてその効率の良いミッションも前作と全く同じというどうしようもない事になっているので徒労感が凄まじい。
オンラインで経験値に倍率が掛かるなどすればこの作業感も和らぐ筈なのにそれすら行わないのはある意味英断です。
そして何よりレベルが強制的に1になってしまうので装備の自由度も何もあったものではない上に虹装備を掘ろうにも∞ランクを受けようにもまたレベル上げが必要になってくるなどあまりにもチグハグすぎて何故この形で実装したのか、そして何故それを通したのか不思議な位おかしいシステムだと思います。

・新種族デューマン
このゲームは攻撃にしろ防御にしろPPがすべてなのでほぼPP=攻撃性と見て間違いないと思います。
確かに上級者向けと公言されてる以上防御系がほぼ死んでいるのは納得できますが、攻撃性に特化といいながらPP上限が低く、更に回復量まで低いのはあまりにも致命的です。
PP上限値が低い代わりに回復量が早い等ならまだ何とかできますが両方が死んでいる状況ではあまりにも辛い上に種族上の強みが全く無いに等しいです。
インフィニティブラストもガード不可に加えアイテムが使用出来ないのであまりにも使いどころがない等調整不足感が否めません。

・インフィニティミッション
合成結果が見えない、ソート出来ない、不可効果も実際たいしたことが無い、と無限に遊ばせるというにはあまりにも御粗末な出来です。
極めつけは追加モンスターがわらわら沸いてきた場合エフェクト自体が処理落ちで見えなくなるなどテストプレイしたのか聞きたい位酷い。

COMMENT

今のご時勢未だに味方AIが壁に引っかかる、棒立ちしているという内容を10周年作品として世に放ったセガには脱帽です。
コンセプトである「無限に遊ばせる」という事と「長時間プレイしないと新要素の土台に立てない」のとではあまりにも違いがあるのに気づかなかったのでしょうか。
ゲームシステム自体が古臭いというのは今に始まった事ではありませんが、ここにきて悪化は正直目も当てられません。
製作者の自己満足の形がゲームなのは十二分に分かってはいますが、このゲームの場合もう少しだけプレイヤーの視点に歩み寄ってみてもいいのではないでしょうか。
少なくとも今のままではストレスフルなゲームシステムのままシリーズが続いてしまいそうです。

プレイ時間：30時間以上60時間未満(クリア済)
knitさん [2011/04/01 掲載]

このレビューはオススメ？　

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　473人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
4pt	3pt	1pt	1pt	1pt	0pt	4pt

総合点
26pt

GOOD!

PSPo、PSPo2ともにプレイ済みです。

バラエティ豊かなキャラメイク。
携帯機のゲームとしてはやはり頭一つ抜けていると感じました。
新規追加された髪型や服・パーツなども良いデザインのものが多いです。

スクリーンショット機能の追加。
セレクトボタンを押すことでどこでもスクリーンショットが撮影出来ます。
上記のキャラメイクと相まって思わずパシャパシャ撮ってしまい、PSPの画像フォルダが大変なことに…。

マイキャラ、サポートキャラ機能の追加。
自分で作ったキャラクター、ネットワークでもらった他プレイヤーのキャラクターと冒険が出来るようになりました。
これも上記のキャラメイク＆スクリーンショット機能と相まってあれこれ試してしまいます。
また、AW(オートワード)がストーリーモードでも表示されるようになったのも細かいところですがGOOD！

ビーストがナノブラスト時にダメージを受けなくなった。
2では無敵のナノブラスト以外は「発動すれば回復が行えず、すぐに死んでしまう」という状態だったため、ビーストの特徴が死んでいました。
当たり前ですが改善されました。

エピソード2に登場するナギサ＆ワイナールがいいキャラしてます。

BAD/REQUEST

とにかくゲームバランスが崩壊している。

種族間のバランス。
テクニック、フォトンアーツ、緊急回避…とにかくPP(ドラクエでいうMP)を消費するこのゲーム。
しかし、PP最大値やPP回復速度が種族に依存しているため、
結果的にPPの優れているニューマンが攻撃や回避の機会に恵まれ、PPの貧弱なデューマンは泣きを見るハメに…。
新種族として2∞の目玉の一つであるデューマンですが、「攻撃に特化した種族」という設定は何処へやら。
そして、ビーストのナノブラストが改善されたかと思いきや、今度はデューマンのインフィニィブラストに問題ありです。
発動すると回復が行えなくなるので死亡率アップです。

敵とプレイヤーとのバランス。
とにかく敵の攻撃が痛いです。
基本的に一撃当たれば瀕死または即死です。HPや防御、回避といったステータスの存在価値は…。
防御行動、回避行動も行えますが敵の攻撃速度と噛み合っていないように感じます。
敵のグラフィックが表示されていなくても攻撃してきたり、扉や岩なども容赦なく貫通して攻撃してきます。
逆に敵のHPは高く、動きもプレイヤーより俊敏なので完全にプレイヤー不利の状態です。新規追加された敵は更にこれが顕著です。

転生について。
2∞で追加された転生システムですが、これがとにかく酷い。
本作で追加されたインフィニティな部分を遊ぶにはLv200で数回の転生が必要となってくるのですが…
転生を行うと強制的にLv1に戻されてしまうので、終始レベル上げに時間を割くことになります。
そのレベルがまた上がり辛い。普通にプレイしていては100時間あってもLv200にはたどり着けません。
転生によって受けられるパラメータボーナスも「自分のキャラを強化するボーナス要素」というよりは「強化されている敵との格差を埋める作業」といった感じです。

あと、経験値補正という仕様のせいで自分より強いレベルの敵を倒しても経験値が減るのでますますレベルが上がりません。

インフィニティミッションについて。
ミッションをクリアし、ポイントを貯め、合成をして付加効果を増やしたり有り得ない敵の組み合わせを楽しむ…というものです。
しかし、なかなかポイントが貯まりません。合成に関してもプレイヤーに見えないマスクデータが多すぎてセーブ＆リセット必須。
ミッション受注画面では最大100まで一覧表示。ミッションの順番入れ替え＆合成時は20×5ページ。ミッション削除は別画面。同じような名前のミッションがズラリと並ぶのにメモ等が付けられない…と非常に管理が面倒くさいです。
付加効果もインフィニティと謳っている割にしょっぱい数値です。

ストーリーについて。
エピソード2が非常に短いです。エピソード1の半分程度。
バッド、ノーマル、グッドと3種類のエンディングが用意されているのですが、ノーマルエンドで何故かグッドエンド後のイベントが発生してしまいます。
完全に開発側のミスでしょう。

ひっそり下方修正されているアイテムや入手不可能になっているアイテムがあります。
味方NPCのAIが馬鹿です。敵前で棒立ちしたり、なかなか攻撃しなかったり、あらぬ方向に走っていったり…。

COMMENT

PSP-1000使用。データインストール済み。

追加された要素が全然練られておらずチグハグな印象。
各要素全てが足を引っ張りプレイヤーのやる気を削いでいく…。
開発は「無限に遊べるように作った」と言っていますが、このバランスと快適性では無限に遊ぶ気が起きません。
まさかパワーアップ版で快適さがここまで下がるとは予想外…0点です。

とにかく時間がかかるので、その時間の確保が超難易度ですね…。
コラボに力を入れる前にきちんと楽しめるゲームを作って欲しかったです。

プレイ時間：100時間以上(クリア済)
だいこんさん [2011/03/18 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

　427人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティー	グラフィックス	サウンド	熱中度	満足感	快適さ	(難易度)
3pt	3pt	2pt	0pt	1pt	0pt	5pt

総合点
21pt

GOOD!

■ただのアペンドでは無い点
実質追加パックの今作ですが、前作PSPo2の要素を「ほぼ」全て収録した上で
フルプライスを要求している点。

■アイテム数の増加
自分のキャラクターを育てつつ、装備を集めるゲームなのでボリューム増は嬉しい限り。
何故追加したのか理解出来ない、実用に耐えない装備も多いですが･･･。

BAD/REQUEST

■新要素その1「インフィニティミッション」
前作のPSPo2がアイテム収集ゲームならでは敷居の高さを、楽しみ易い方向へと下げたのに対して
このPSPo2iは逆の方向へ進化してしまいました。
「インフィニティミッション」という今作の目玉とも言える要素が遊び辛い事この上ありません。

ファンタシースターシリーズがオンラインゲーム昆明期に生み出したPSOというゲームは
レアアイテムの出現率が0.0009%という非常識的な数字に設定されておりましたが
今作の目玉要素である「インフィニティミッション」では、その非常識的な数字に近づかせようと
努力している節がある位に、目的のアイテムはおろか、その他のアイテムにも巡り会えません。
後述の「武器合成」システムとの整合性も皆無で、バランシングの稚拙さを感じます。

また、「インフィニティミッション」同士を合成して、新しいミッションを作れるのですが
付加効果（ドロップ率上昇等）の継承条件が全くわからない上に合成結果のプレビューが出ない為
納得の行く組み合わせを引き当てるまで、何度もロードを繰り返す事になります。
その付加効果も元のドロップ率が低すぎる割には、最大でドロップ率30%ボーナスまでなど
気休めにもならない内容です。（元のドロップ率が0.001%なら0.0013%にしかならない）

■新要素その2「武器合成」とドロップ率
このゲームでは、全6種類ある属性を敵に合わせて使い分ける必要があります。
今作では、同じ武器を合成する事によって最大50%まで属性を強化出来るようになりましたが
蓋を開けてみれば、合成したいと思える武器を1つ入手する事自体が困難です。

■新要素その3「転生」
ある一定のレベルに到達したキャラクターをレベル1に戻す事によって
ステータスにボーナスを振り分けられるというシステムですが、転生前のレベルに戻す事は
並大抵の労力ではありません。
転生したは良いものの、元のレベルに戻す為だけに何十時間ものプレイを要求されるので
その段階でプレイへの意欲が尽きてしまった方も多いのではないでしょうか。

■新要素その4「新種族デューマン」と他種族
「他種族を圧倒する攻撃性」「ただし、防御面は弱い」という触れ込みのデューマンですが
PP回復速度（回避や攻撃に必要なMPのようなもの）が非常に遅いため、攻撃性を発揮してしまうと
ガス欠となり、結果攻撃性もたいした事が無いという、お粗末なものでした。
最速のPP回復速度を持つ女性ニューマンは、最低の速度の男性デューマンの2倍近くの回転力を
持っているため、ほぼ全ての状況で女性ニューマンの方が攻撃・防御共に優れているという
バランス調整の甘さを感じます。
デューマンだけが持つ能力「インフィニティブラスト」も自分で回復が出来なくなるリスクの割に
限定条件下以外では、普通に攻撃をした方が強いという体たらくでした。

■複数人プレイでの問題点
複数人でプレイ出来るモードでは、参加人数に関係無く敵の能力が一定です。
最大4人まで一緒に遊べるのですが、2人で遊ぶ時にも4人で遊ぶ時と変わらない敵の強さです。
参加人数によって敵の強さをスケールさせる事など、容易な事だと思うのですが
何故か今作でも対応されておりません。

■あまりにもお粗末な前作からの変更点
前作で使い物にならないと言われていた武器と、そのPA（必殺技）に見直しが入りましたが
結果の例としては、片手剣よりも高火力・高範囲・高速度の両手剣が生まれたり
あまりにも弱い通常攻撃モーションが問題だった鞭はPAの攻撃力のみ強化という意味不明な内容。
折角の豊富な武器種も、持ち腐れといったところです。

COMMENT

DL版をPSP-3000にてプレイ

問題点はあったものの、時代に合わせた遊びやすさとボリュームを両立させようとした
前作が印象深かったので購入しました。
実際のところは、問題点はそのままに新要素は時代に逆行するかのように時間だけが掛かる･･･
オンラインRPGが誕生した当時にリリースされていたなら名作と言われたかも知れない
時代錯誤なゲームとなっていました。