英雄伝説 零の軌跡 レビュー
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ソート(デフォルト:ALL)
445人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
80pt
GOOD!
●ストーリー
空の軌跡 ⇒ 零の軌跡で新規一転ですが「空の軌跡」の世界観で、別の街での新たな主人公。という設定だったため、すんなり世界観に入り込めた。
前作の主人公エステル・遊撃士(市民の英雄的存在)から、今作の主人公ロイド・新米警察官の立場の変更で、一味違う英雄伝説が楽しめて良かった。
各キャラに隠しておきたい過去があり、ストーリーを進めるコトにより明らかになっていくにつれて、感情移入ができ良かった。
ストーリー後半の盛り上げ方が上手く、最終章?クリアまで一気に進めてしまいました。
ボリュームもあり、寄り道をせずに進めても40時間はかかると思います。サブシナリオを入れると60時間オーバー。
●空の軌跡ファンへの配慮
本編の中に、スパイス的な要素でFC/SCのキャラや用語が出てきます。空の軌跡をやっている身としては、ニヤけてしまう部分も多々ありとても嬉しかった。
特に本編の中で、空の軌跡の1キャラの過去が鮮明に明らかになるので、コレだけでも買って良かったと思える作品でした。…感動しました。
●グラフィック
PSPにしては頑張っている方だと思います。キャラのグラというよりは建物などの背景。
PSP本体の明るさ設定で最大に設定して「綺麗」という感じ。それ以下の設定だと、文字やキャラが滲むというか薄い色になってしまいます。
流石に今までのPC版と比べると…見劣りはしますけど。
●サウンド
音楽の良さは言うまでもなく、種類の豊富さに驚きました。拠点となる街(クロスベル)でも地区を変えると音楽が違ったり、○○街道などのフィールド毎に違うのには驚きました。
どれも耳に残る音楽で、ボス戦闘BGMなどはテンションが上がります。
効果音でも、移動する場所によって足音が替わるなどと、ちょっとした細かさも嬉しかったです。
ただイヤホンやヘッドホンを使用を推奨します。PSPのスピーカーだと音楽の劣化・小さな音を拾いきれて無い部分があり、台無しになりますね。教会などのBGMは小さめなので。
●やり込み要素
PSPなのに、PS3やx-Box360のように実績があります。この実績を開放する事でポイントを入手。そのポイントで2週目以降の引継ぎ効果(アイテム引継ぎなど)を購入。
ストーリーも選択肢によって、最終的に仲良くなるキャラが変化。クエスト追加。難易度変更など、2週目プレイでも飽きない仕様で良かったです。
×ボタンでイベントを高速スキップ出来るので、ストレスが溜まるコトもありませんでした。
BAD/REQUEST
●カメラ移動ができない
街・フィールドでのカメラ視点が固定。シンボルエンカウントなので、敵が見えなく戦闘に突入のパターンが多々ありました。
宝箱も見えにくい位置にあると気付かなかったりと、もどかしい思いをしました。
ミニマップ内に、敵/宝箱を表示できるのですが…移動の先頭キャラが固定になるので、なんとも味気無い。
●良いのか悪いのか消化不良
FCの時のように次回作を作る予定での終わり方。表面上は解決したが、根っこの部分は残っているという感じ。
個人的には次回作が出るコトに喜びを覚えたが、今作品から英雄伝説を始めた人は、どう思うのだろうか?
FCの時のように、次回予告などを取り入れて欲しかった。本当に残念である。
COMMENT
PSP-2000を使用。空の軌跡シリーズは全てPC版をプレイ済み。
空の軌跡の話が完全に完結しているワケでは無いのに、零の軌跡がスタート。その零の軌跡も完全に消化したワケではないので、今後も英雄伝説は続いて行くことに喜びを覚えますが…
そろそろ完結してもイイのではないかというジレンマもあります。
空の軌跡をプレイ済みとそうでないのでは、3割ほど違いが出るように感じます。FC SCはプレイしておくことをお勧めします。
ともあれ、最近のRPGの中では丁寧に作られていて、安心してプレイできる作品。
シリーズ初めての人でも楽しめる作品だと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
92pt
GOOD!
<キャラ>
魅力のあるキャラばかりでした。
前作は主人公がなかなか好きになれなかったのですが、
今作は良かったと思います。
<戦闘>
前作に比べ、テンポが良くなった。
背後からの攻撃で奇襲攻撃が出来たりなどのシステムも良かったと思う。
<オリジナリティー>
続編が出るだろうという感じだが、緻密で引き込まれる世界観だと思う。
良い意味で王道なゲームです。
<音楽>
やはりファルコムだと思わせるような、とても印象に残る音楽だった。
物語をより一層引き立てている。
特にボス戦の迫力のあるBGMや、最後のダンジョンのBGMは素晴らしい出来だと思う。
<快適さ>
ロードは全体的に短く、苛々することなくプレイできた。
BAD/REQUEST
・前作のキャラのビジュアルが変わっていて、少々気になった。
エステル・ヨシュアはまだ良かったが、レンは可愛さが欠けてしまった気がする。
・一度だけフリーズしてしまった。
あまりセーブをするタイプではないので、少し萎えました。
・Sクラフト・コンビクラフトだけでなく、アーツなどもスキップ機能を付けて欲しかった。
上位アーツになると演出が長いので、配慮して欲しいと思った。
COMMENT
PSP3000型使用です。
この作品はとても期待していたのですが、その期待を裏切らない出来で
非常に満足しています。
ただ、全ての伏線は回収しておらず、続編が出るだろうと思われるので、
新規の方は注意が必要だと思います。
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発売スケジュール
- 2014/06/26
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BLACK CODE ブラック・コード
- 2014/07/31
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Enkeltbillet
- 2014/09/25
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金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園
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コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー
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タクティクスオウガ 運命の輪
Zill O'll ?infinite plus?(ジルオール)
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三極姫2?天下覇統・獅志の継承者?
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サモンナイト3
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信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット
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英雄伝説 ガガーブトリロジー 白き魔女
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ナムコミュージアムVOL.2
MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete
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グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
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探偵 神宮寺三郎 灰とダイヤモンド
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信長の野望・蒼天録 with パワーアップキット
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沙羅曼蛇 ポータブル
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リッジレーサーズ2
- 2018/09/28更新 (2018/09/27投稿分まで掲載)
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刻命館
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熱血親子
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三國志IX with パワーアップキット
- 2018/07/05更新 (2018/07/04投稿分まで掲載)
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輸入版:Test Drive Unlimited
- 2018/06/12更新 (2018/06/11投稿分まで掲載)
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アーミー オブ ツー:The 40th Day ポータブル
- 2018/06/05更新 (2018/06/04投稿分まで掲載)
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流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
- 2018/04/25更新 (2018/04/20投稿分まで掲載)
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スーパーロボット大戦F 完結編
- 2018/03/26更新 (2018/03/25投稿分まで掲載)
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戦国無双3 Z Special
- 2018/03/22更新 (2018/03/21投稿分まで掲載)
-
真・恋姫†夢想 -乙女繚乱☆三国志演義- 蜀編
- 2018/02/13更新 (2018/02/12投稿分まで掲載)
-
スーパーロボット大戦F
- 2018/02/01更新 (2018/01/31投稿分まで掲載)
-
パワースマッシュ NEW GENERATION
- 2018/01/19更新 (2018/01/18投稿分まで掲載)
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サモンナイト5
- 2018/01/10更新 (2018/01/09投稿分まで掲載)
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みんなのGOLF ポータブル2
- 2017/12/26更新 (2017/12/25投稿分まで掲載)
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みちのく秘湯恋物語 kai
- 2017/12/20更新 (2017/12/19投稿分まで掲載)
-
街 ~運命の交差点~ 特別篇
- 2017/12/17更新 (2017/12/16投稿分まで掲載)
-
グランツーリスモ
- 2017/11/05更新 (2017/11/04投稿分まで掲載)
-
ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!
ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」
- 2017/10/25更新 (2017/10/24投稿分まで掲載)
-
沙羅曼蛇
- 2017/10/21更新 (2017/10/20投稿分まで掲載)
-
輸入版:Alien Syndrome
- 2017/09/18更新 (2017/09/17投稿分まで掲載)
-
セプテントリオン
- 2017/08/22更新 (2017/08/21投稿分まで掲載)
-
ECHO NIGHT
GOOD!
◆空の軌跡FC・SC(PC版)をプレイ済みでのレビューです。
前作(3rd)は未プレイです。
●作りこみ
ストーリー部分もゲーム部分も昨今のゲームでは見られないほど丁寧に作りこまれており、50時間を越えるプレイ時間を最後まで楽しむことができました。
サブクエスト・釣り・実績・料理・カジノといった豊富なやりこみ要素の他、街角の地蔵や屋上の猫などにもちょっとした仕掛けが仕込まれており街を歩いているだけで芸の細かさが感じられます。NPCとの会話も他ゲームの追随を許さないほど豊富で、細かくチェックするほどそれぞれのNPCの背景が見えてきて、世界観に厚みを与えてくれます。
●戦闘
普通にエンカウントするとタクティカル系の戦闘が行われますが、フィールドアクションで敵を気絶させてから奇襲すると一斉攻撃で瞬殺できます。
最初は思うように敵を気絶させられずストレスが溜まるのですが、その内ほとんど全ての敵を奇襲できるようになり雑魚戦がサクサク進むようになります。
イベント戦闘・手配魔獣・宝箱からでてくる魔獣といった奇襲できない戦闘が随所にあるため、サクサク戦闘と工夫が必要な戦闘のメリハリが効いており、飽きずに戦闘を楽しむことができました。
●システム
シリーズの特徴でもあるオーブメントシステム(クォーツという様々な効果を持つ結晶をセットすることで能力や使用魔法がカスタマイズできる)で色々試すのが面白かったです。
普通に戦ったのでは勝てない相手でも、装備とオーブメントを工夫すればなんとか勝てるため、攻略しているという実感がありました。
また、クォーツやセピスが成長に直結しているため、それらを入手するためのサブクエストややりこみにも自然とのめりこめました。同システムで四作目ということもあり相当練りこまれている印象です。
●グラフィック
全体的に丁寧で緻密です。
やわらかさや懐かしさを感じられる画面で、世界観やゲーム内容にあっていると思います。
●音楽
良曲揃いです。戦闘シーンや各エリア・イベントをこのBGMが彩っていなければゲーム全体の評価がワンランク下がったと思います。移動中に音無しでプレイしたら、どこのフィールドもかなり印象が変わってびっくりしました。
BAD/REQUEST
●メインストーリー
出来はかなり良い方だと思います。
ただ、残念な部分がいくつかあったため、要望としてこちらに書かせてもらうことにしました。
<結末が中途半端>
一応形としては完結していますが、伏線や思わせぶりな部分を全部放置したままでは一本の作品としてあきらかに中途半端です。主人公にとってメインテーマとなりうる、兄の死の真相、キーアの謎、のどちらかは今作で解決して欲しかったです。
FCが高評価だったから今回も?と続き物にしたのかもしれませんが、事前の告知無しにフルプライスでこういった作品を発売するのは少々いただけません。
<達成感が足りない>
主人公にとっての結末が無いということとリンクしていますが、ロイド自身に明確な目的や動機が感じられず、ただ目の前の事件をこなしているだけのように感じました。
事件の解決も、自分の手で証拠を集め困難を打ち破り真相にたどり着くという過程が足りず、ほとんどの場合イベントで自動的に(ケースによっては主人公ではなくNPCが)解決してしまいます。
「与えられた証拠」ではなく、もっと自分の手で真相を掴み取るシチュエーションが欲しかったです。
<イベントが冗長>
イベントが全体的に長く10分以上○ボタンを押してるだけという事がしばしばあります。
特に章末?次章冒頭はイベントが連続するため、途中で×ボタンを押して早送りすることが多かったです。
<前作やってないと解らない部分がある>
FC?SCのキャラであるエステル・ヨシュア・レンのエピソードがしばしば挟まるのですが、3rdをやってないせいか、唐突な部分が多くついていけないことがありました。
<敵役>
敵役となる相手が安っぽい連中ばかりだったため緊張感が足りませんでした。クロスベルの裏世界を牛耳っているはずなのに田舎ヤクザよりも安っぽいマフィア、主人公たちと一度も会話せずに失脚してしまう大物政治家、ゲーム終盤で真の敵として突然登場するのに構成員は二人しかいない(実質一人)邪悪な教団など、克服すべき相手としては役者不足という印象です。
特にマフィアはもっと大人の組織として頑張って欲しかったです。
●イベントスキップ
イベントをスタートボタンでスキップできるようにして欲しかったです。昨今のゲームではあたりまえの機能だし、零の軌跡は周回プレイ前提のつくりなのでスキップ無しだと二周目以降が面倒です。
同様に、最強魔法の演出、奇襲攻撃の演出、バスの演出など、長い時間入力を受け付けなくなる演出は全てスキップできるようにして欲しかったです。
●マップジャンプ
移動できるのが市内と街道だけというのは片手落ちに感じました。ダンジョンの奥に何度も行かせるなら、それらの場所にもジャンプできるようにして欲しかったです。街の外もクロスベル市のように移動できればかなり快適だったと思います。
COMMENT
BAD/REQUESTの記述が多いですが、ここ数年のRPGではかなり上位に入る良作だと思います。一本の作品としてしっかりとした達成感があれば名作となりえただけに、伏線投げっぱなしの終わり方が非常に残念です。
逆に言えばそれ以外の部分はとても丁寧に作られており、RPGの手本といってもよいできばえだと思います。グラフィック重視で中身スカスカのゲームが多い昨今、こういったゲームが相応しい評価と売り上げを得てRPGの主流になっていってくれると嬉しいです。
オリジナリティは4点。オーブメントシステムによる高い育成自由度を評価しました。
グラフィックも4点。緻密さと丁寧さを評価しました。
サウンドも4点。満点にしたい出来なのですが、具体的な説明というのができなかったためこの点数になりました。
熱中度は満点。これでもかという作りこみと多彩なやりこみ要素を評価しました。
満足感は3点。ボリュームや内容を考えれば本来は満点近い評価なのですが、あまりにも結末が中途半端なので大きく減点しました。
快適さは4点。ロード時間の短さなどが高ポイントなのですが、イベントキャンセルの未実装やマップジャンプのポイント不足などが減点対象となりました。
難易度は2点。程よいバランスが良い人はノーマル、歯応えが欲しい人はハードで始めるのが良いと思います。